ウェーディングを楽しむ釣りでは、安全性を確保するためにもウェーダーは欠かせないアイテムです。
中でもラジアルソールウェーダーは、安価で手に入れやすく、歩きやすいことから多くの釣り人に選ばれています。
しかし、このタイプのウェーダーがどのような場面でも安全に使えるわけではありません。 この記事では、ラジアルソールウェーダーの選び方や注意点、おすすめモデルを詳しく解説します。
購入を検討している方や、自分に合ったウェーダーを探している方は、ぜひ参考にしてください。
- ラジアルソールウェーダーとは?
- ラジアルソールウェーダーのメリット・デメリット
- ラジアルソールウェーダーの選び方
- ラジアルソールウェーダーのおすすめ11選
- シマノ ハイパーウェーダー(チェストハイ・ラジアルソール)
- シマノ DS3ウェーダー(チェストハイ・ラジアルソール)
- ダイワ タイトフィットフィッシングウェーダー FW-4300R-T
- ダイワ ブレスラジアルウェーダーネオ RW-4350B-NE
- ダイワ ラジアルウェーダー RW-1301
- ドレス ハイチェストウェーダー AIRBORNE ラジアルソール
- ドレス ヒップウェーダーAIRBORNE ラジアルソール
- プロックス テフロンポリエステルウェダー チェスト ラジアル
- プロックス ブリザテックポリカウェダー チェスト
- mazume ゲームウェイダーVer.2 サーフマニア
- X'SELL ウェーダー チェストハイウェダーOH-850
- ラジアルソールウェーダーのおすすめと選び方のまとめ
ラジアルソールウェーダーとは?
ウェーダーとは、防水性の高い衣服の一種で、水中に立ち込む際に体が濡れるのを防ぐ装備です。 釣りや川遊びで使用されることが多く、チェストハイ型やヒップ型など、体を覆う範囲によっていくつかの種類があります。
ウェーダーを使用して水中に入ることで、岸からでは届かないポイントに直接アクセスできるため、魚との距離を縮められるのが大きな利点です。
また、水中に入ることで、周囲の障害物や風の影響を避けやすくなり、キャスティングやリトリーブがスムーズになります。これにより、より効率的にターゲットを狙えるのです。
ウェーダーには、靴底の「ソール」の種類によって特徴が異なります。 ラジアルソールウェーダーは、靴底にゴム製のラジアルソールを採用しており、陸地や砂地で歩きやすい特性があります。
他にも、フェルトソールは滑りやすい岩場や川底でのグリップ力に優れ、スパイクソールは鋭いピンで急斜面や凹凸の多い場所で安定感を発揮します。 ラジアルソールウェーダーはその中でも、耐久性や汎用性の高さから、砂浜や舗装路での釣りに適したモデルとして多くの釣り人に選ばれています。
ラジアルソールウェーダーのメリット・デメリット
ラジアルソールウェーダーには、釣り場や用途によってメリットとデメリットがあります。 ここでは、それぞれの特徴について簡単に解説します。
ラジアルソールウェーダーのメリット
まず、ラジアルソールウェーダーのメリットとして挙げられるのは、その手軽さと扱いやすさです。
ゴム製の靴底は耐久性が高く、砂や泥が付きにくいため、使用後のメンテナンスも簡単です。 さらに、舗装路や砂地での歩行に優れており、乾いた場所で快適に移動できる点が魅力です。
価格も比較的手頃で、初めてウェーダーを購入する方にとって選びやすいモデルが多いのもメリットの一つと言えるでしょう。
ラジアルソールウェーダーのデメリット
一方、デメリットもあります。 濡れた岩場や苔の多い川底ではグリップ力が不足しやすく、滑るリスクが高まります。
また、急斜面や凸凹が激しい地形では、安定性が劣る場合があります。 そのため、こうした環境で釣りを行う際には、ラジアルソール以外のウェーダーを検討する必要があるかもしれません。
ラジアルソールウェーダーは、適した環境では快適かつ安全に使用できる優れた選択肢です。 釣り場の状況に合わせてメリットを活かし、安全に釣りを楽しみましょう。
ラジアルソールウェーダーの選び方
ラジアルソールウェーダーを選ぶ際は以下の4つのポイントを抑えて選びましょう。
- 素材
- タイプ
- サイズ感
- 耐久性
それぞれについて詳しく解説していきます。
素材
ウェーダーの素材は、使用する釣り場や季節に応じて適切なものを選ぶ必要があります。 主に使用される素材は以下の2種類です。
- ナイロン素材は、軽量で動きやすく、乾きやすいのが特徴です。 特に暖かい季節や長時間の移動が多い釣りでは、軽量さが大きなメリットになります。 ただし、保温性は低いため、寒冷地での使用には向いていません。
- ネオプレーン素材は、保温性に優れ、寒い季節や冷たい水の中での釣りに最適です。 厚みがあるため耐久性も高く、厳しい環境下でも安心して使用できますが、重量があり動きにくい点がデメリットです。
初めてウェーダーを購入する方はナイロン製がおすすめ、寒冷地での釣行が多い方はネオプレーン製を選ぶと安心ですね。
ウェーダーの形状
ラジアルソールウェーダーの形状は、釣り場の環境や用途に応じて選ぶことが重要です。主な形状は以下の3種類です。
1.チェストハイウェーダー:胸まで覆うタイプで、水深の深い場所でも使用可能です。全身をカバーするため、保温性が高く、寒冷地での釣りに適しています。ただし、着脱がやや手間で、夏場は蒸れやすい点に注意が必要です。
2.ウエストハイウェーダー:腰までの高さで、動きやすさと通気性のバランスが取れています。浅瀬や水深の浅い場所での釣りに適しており、着脱も比較的容易です。チェストハイに比べて保温性は劣りますが、軽快な動きが求められる場面で活躍します。
3.ヒップウェーダー:太ももまでの長さで、左右の足が独立したセパレート型です。持ち運びがしやすく、長靴感覚で履ける手軽さが魅力です。水深の浅い場所や短時間の釣りに適していますが、深い場所での使用には向いていません。
これらの形状の中から、釣り場の状況や自身の釣りスタイルに合わせて最適なものを選ぶことが、快適で安全な釣りを楽しむためのポイントです。
サイズ感
ラジアルソールウェーダーは、釣りを快適かつ安全に楽しむために、適切なサイズを選ぶことが重要です。 特に、防水性をしっかり発揮させるためには、自分の体に合ったサイズを選ぶことが欠かせません。
ブーツ部分については、通常の靴のサイズを基準に選びますが、厚手の靴下やインナーソックスを着用する場合は、0.5~1cm大きめを選ぶと余裕が生まれ快適です。 また、チェストハイ型の場合、身長や胴囲に合わせたサイズを選ぶことで、しゃがんだときに窮屈さを感じるのを防ぎます。
一方で、サイズが大きすぎると、余った部分が水の抵抗を増やして動きにくくなるため注意が必要です。 足元のフィット感も重要で、ブーツが大きすぎると足が中で滑り、踏ん張りが効かなくなります。 逆に小さすぎると、長時間の使用で足が圧迫されて痛みを感じる原因になります。
釣り場や季節に合わせたインナーや靴下を考慮しながら、無理なく動けるサイズを選ぶことで、快適でストレスのない釣りを楽しむことができるでしょう。
耐久性
ラジアルソールウェーダーの耐久性について ラジアルソールウェーダーの耐久性は、使用する素材や作りによって大きく異なります。 ウェーダーは釣り場で長時間使用されるため、耐久性の高いモデルを選ぶことが重要です。
靴底の耐久性
靴底のラジアルソールは、ゴム製で摩耗しにくく、砂や砂利道での使用に適しています。 特に舗装路や乾燥した場所ではソールの損傷が少なく、他のソールと比較して長期間使用できる点が魅力です。
ただし、苔の多い岩場や鋭利な地形で使用するとソールが摩耗したり、破損しやすくなるため、釣り場の選定が重要になります。
本体素材の耐久性
ウェーダー本体の素材についても、耐久性が異なります。
ナイロン製は軽量で動きやすい一方、引っかき傷や突起物に対して弱く、破れやすい傾向があります。
一方、ネオプレーン製は厚みがあり、摩擦や引っかきに強いため、過酷な環境でも安心して使用できます。 ただし、重さが増える点はデメリットとなります。
長持ちさせるためのコツ
長期間使用するためには、適切なメンテナンスも重要です。 使用後は砂や塩分をしっかりと洗い流し、直射日光を避けて乾燥させることで素材の劣化を防ぐことができます。
特に縫い目や接着部分は直射日光に弱く傷みやすいので、定期的に状態を確認し、必要に応じて補修しましょう。
耐久性を重視する場合は、素材や構造がしっかりしたモデルを選ぶだけでなく、釣り場や使用後のメンテナンスにも配慮することで、より長く快適に使用することができます。
ラジアルソールウェーダーのおすすめ11選
シマノ ハイパーウェーダー(チェストハイ・ラジアルソール)
シマノの「ハイパーウェーダー(チェストハイ・ラジアルソール)」は、優れた防水性と快適性を備えた高性能ウェーダーです。
高品質な防水素材と摩耗に強い設計により、岩場や深い水域でも安心して使用できます。また、内側に通気性の良いメッシュ素材を採用しているため、長時間の釣行でも蒸れを抑え、快適な着心地を実現。
滑りにくいラジアルソールが安全な歩行をサポートし、安定感抜群です。軽量で動きやすいデザインは、初めてウェーダーを使用する方にも最適。
さまざまな釣り場で活躍するこのウェーダーは、信頼性と実用性を兼ね備えた釣り人の頼れるアイテムです。
シマノ DS3ウェーダー(チェストハイ・ラジアルソール)
シマノ「DS3ウェーダー(チェストハイ・ラジアルソール)」は、釣り場での快適性と信頼性を追求したミドルクラスのウェーダーです。
独自のドライシールド(DRYSHIELD)素材を採用し、防水性と透湿性を両立。蒸れにくい構造で、長時間の釣行でも快適な着心地を提供します。シープアップ工法により耐久性を強化し、ブーツ部分のフィット感と屈曲性が向上。
滑りにくいラジアルソールで、安全に水辺を歩行できます。手頃な価格設定ながら高性能を実現し、初心者からベテランまで幅広い釣り人におすすめの一着です。
ダイワ タイトフィットフィッシングウェーダー FW-4300R-T
ダイワの「タイトフィットフィッシングウェーダー FW-4300R-T」は、スタイリッシュなデザインと高い機動性を両立したチェストハイ型ウェーダーです。
70デニールナイロン素材を採用し、軽量ながら適度な強度を持ち、長時間の釣行でも疲れにくい設計。身体にフィットする立体裁断のタイトフィットモデルで、動きやすさを追求しています。
ブーツ部分には軽量で耐久性のあるPVCショートブーツを採用し、快適な履き心地を提供。シンプルかつ洗練されたデザインで、釣り場でも一際目を引きます。通常の釣行に最適な機能性とデザイン性を備えた一着です。
ダイワ ブレスラジアルウェーダーネオ RW-4350B-NE
ダイワの「ブレスラジアルウェーダーネオ RW-4350B-NE」は、快適性と機動性を追求したチェストハイ型ウェーダーです。
独自のブレスアーマーネオ素材を採用し、防水性と透湿性に優れた設計で、長時間の釣行でもムレにくく快適な着心地を提供。スリムフィット裁断が身体にフィットし、動きやすさを向上させています。
PVC一体成型ブーツは軽量かつ耐久性が高く、紫外線劣化に強い仕様で長く使用可能。さらに、汎用性の高いラジアルソールと内側ポケットの搭載で、利便性と安全性も確保。快適で効率的な釣りをサポートするウェーダーです。
ダイワ ラジアルウェーダー RW-1301
ダイワの「ラジアルウェーダー RW-1301」は、軽量で動きやすさを追求したチェストハイ型ウェーダーです。
ショートブーツ仕様により足元の自由度が高まり、長時間の歩行でも快適さを保てます。リップストップナイロンを採用した耐久性の高い生地は、釣行中の摩耗や引っかかりにも強く、安心して着用可能。
また、折り畳み式の設計で、コンパクトに収納できるため、移動時の負担を軽減します。さらに、ラジアルソールの優れたグリップ力で、ぬかるんだ地面や滑りやすい場所でも安定した足元を確保。
釣り場でのアクティビティを快適にするための頼れる一着です。
ドレス ハイチェストウェーダー AIRBORNE ラジアルソール
DRESSの「チェストハイウェーダー エアボーン ラジアルソール」は、快適性と機能性を兼ね備えた高性能ウェーダーです。
軽量なナイロン生地により動きやすく、耐摩耗性と保温性を実現。さらに、日本人の足に合ったアジアンフィットのPVC一体成型ブーツを採用し、抜群の履き心地を提供します。エラスティックHハーネスが肩への負担を軽減し、長時間の釣行でも快適。
また、内部のベタつきを抑えるインナーメッシュや、ブーツの脱ぎ履きを簡単にするキックオフ装備を搭載。
釣りはもちろん、農作業や水害時など多用途で活躍する、デザイン性とコストパフォーマンスに優れたウェーダーです。
ドレス ヒップウェーダーAIRBORNE ラジアルソール
DRESSの「ヒップウェーダーAIRBORNE ラジアルソール」は、軽量で動きやすい設計とスタイリッシュなミリタリーテイストが魅力の高性能ウェーダーです。
軽量ナイロン素材を採用し、長時間の使用でも疲れにくい快適な履き心地を実現。滑りにくいラジアルソールは、様々な地形で安定した歩行をサポートします。サイズはSから2XLまで展開されており、体型や用途に合わせて最適な一着を選べます。
シルクプリントを施したブラックのデザインは釣り場での存在感も抜群。軽さと動きやすさを兼ね備え、釣りだけでなく作業やアウトドアシーンでも活躍するウェーダーです。
プロックス テフロンポリエステルウェダー チェスト ラジアル
ロックスの「テフロンポリエステルウェダー チェスト ラジアル」は、防水性と耐久性を追求したチェストハイ型ウェーダーです。
リップストップ生地にテフロン撥水加工を施し、波しぶきや水の浸入を徹底ガード。軽量で柔軟性に優れたショート丈のブーツと、滑りにくいラジアルソールの組み合わせにより、長時間の釣行でも快適な履き心地を提供します。
サイズは3S/SSから5L/6Lまで豊富に展開され、女性やお子様にもフィットする仕様です。深場や岩場での釣行、さらにはアウトドアや作業にも適した一着で、釣りの幅を広げる相棒となるでしょう。
プロックス ブリザテックポリカウェダー チェスト
プロックスの「ブリザテックポリカウェダー チェスト」は、釣り場での快適さと耐久性を追求した高性能ウェーダーです。
透湿防水機能を持つ「ブリザテックPC」加工生地を採用し、内部の蒸れを軽減するとともに、加水分解による劣化を抑制します。ショート丈の軽量ブーツと立体裁断設計により、動きやすさと安定した歩行を実現。
フェルトソールとラジアルソールの2種類から選べる仕様で、多様な釣り場に対応します。サイズ展開も幅広く、3S/SSから5L/6Lまで揃っており、初心者から熟練のアングラーまで幅広くサポート。
防水性と耐久性を両立したこのウェーダーなら、どんなシチュエーションでも頼れる一着です。
mazume ゲームウェイダーVer.2 サーフマニア
mazumeの「ゲームウェイダーVer.2 サーフマニア」は、サーフ釣り専用設計で快適性と耐久性を兼ね備えたウェーダーです。
独自のラジアルソールは、砂浜での歩行時に砂を噛み推進力を生む設計で、ソールに水を含まないため軽量性が持続。新型ショートブーツは足首のフィット感を高め、シューズ感覚の履き心地を実現します。
210デニールのPVC素材を採用した本体は高い耐久性を発揮し、立体裁断とスリムなシルエットにより動きやすさも抜群。
内側にはインナーメッシュを施し、蒸れを軽減して快適な着用感を提供します。砂浜での釣行をストレスなく楽しめる一着です。
X'SELL ウェーダー チェストハイウェダーOH-850
X'SELL(エクセル)の「チェストハイウェダー OH-850」は、釣りに最適な軽量で機動性の高いウェーダーです。
ナイロン70デニール素材を採用し、軽さと耐久性を両立。靴底にはラジアルソールを搭載し、滑りにくく安定した歩行をサポートします。付属の補修キットで破損時の対応も安心。サイズ展開はSSから4Lまで幅広く、快適にフィットする一着を選べます。
しっかりとした作りと手頃な価格が魅力で、釣り初心者から上級者まで幅広く支持されています。手軽で信頼できるウェーダーをお探しの方におすすめです。
ラジアルソールウェーダーのおすすめと選び方のまとめ
ラジアルソールウェーダーを使って水の中に入ることで、普段は届かないポイントにアクセスでき、より多くの魚を狙える可能性が広がります。
砂地や舗装された釣り場で快適に使えるこのウェーダーは、多くの釣り人にとって便利な選択肢です。
ただし、苔の多い岩場や濡れた場所では滑りやすくなるなど、適した環境が限られるため、釣り場の状況に合わせて使用することが大切です。
自分の釣りスタイルや目的に合ったウェーダーを選び、安全かつ快適に釣りを楽しみましょう。