タイラバリールはどれがいい?選び方とおすすめ5機種を紹介
2026年08月19日

タイラバでは、仕掛けが海底へ着いた瞬間に巻き始め、真鯛が追っている間も同じ速さを保ちます。この動作を片手で繰り返せるのが、小型のベイトリールです。
最初の1台なら、150番前後のカウンター付きモデルが基準。PE0.8〜1号を200m以上巻けて、ハンドル1回転の巻取量が55〜65cm前後なら、浅場から一般的な船タイラバまで受け持てます。
この記事では、タイラバリールの番手・糸巻量・ギア比・カウンターの選び方と、価格や機能が異なる5機種を紹介しています。初めて専用リールをそろえる時や、今のリールから買い替える時に参考にしてください。
この記事で分かること
- 最初の1台に必要な番手と糸巻量
- ギア比・巻取量・カウンターの違い
- ハンドルとドラグで変わる巻き心地
- 入門から上位まで5機種の使い分け
- スピニング・電動・最高峰モデルとの分け方
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タイラバリールは150番前後のカウンター付きベイトを基準にする

タイラバロッドを握ったまま親指でクラッチを切り、海底へ着いたらハンドルを回す。この一連の動作を小さく済ませられるベイトリールが、船から真下へ落とすタイラバの基本です。
番手は150番前後、PEラインは0.8〜1号を200m以上。ハンドル1回転の巻取量が55〜65cm前後なら、速すぎず遅すぎず、一定速度を作りやすくなります。
ベイトリールは着底から巻き始めまでが速い
仕掛けが海底へ着くと、落ちていたPEラインが止まり、手元の重さも一度抜けます。ベイトリールなら、そのままハンドルを回すだけでクラッチが戻り、巻き上げへ移れます。
この切り替えが遅れると、タイラバが海底を引きずり、根掛かりが増えます。リールの価格より先に、片手で落としてすぐ巻けることを基準にしてください。
船から斜めへ投げるキャスティングタイラバでは、スピニングリールを使う場面があります。通常のバーチカルなタイラバとは選ぶ番手が変わるため、投げる釣りが中心ならスピニングリールの記事も参考にしてください。
糸巻量は水深の2倍ではなく200m以上を確保する
水深60mの船でも、PEラインが真下へ60mだけ出るとは限りません。風や潮で船が流されるとラインは斜めに伸び、投入を重ねるうちに高切れすることもあります。
最初はPE0.8〜1号を200m以上。深場へ行く船や、太めのPE1.2〜1.5号を指定される地域では、300〜400m入る150〜200番へ広げます。予約時に船宿へPE号数と必要な長さを聞けば、番手を先に決めつけずに済みます。
巻取量55〜65cm前後は速度を作りやすい
ギア比だけでは、ハンドルを1回回した時に何cm巻けるか分かりません。同じギア比でもスプール径が違えば巻取量が変わるため、製品表では「最大巻上長」や「巻取り長さ」を確認します。
1回転55〜65cm前後なら、ゆっくり巻く時もハンドルが忙しくなりにくく、潮が緩んだ時には少し速度を上げられます。深場から早く回収したい場合は70cm前後も候補ですが、低速で巻く時は手元の回転を細かく合わせる必要があります。
ローギア・ノーマルギア・ハイギアの違いを詳しく比べたい場合は、ギア比の記事も参考にしてください。
カウンターは同じ水深へ戻るために使う
カウンターに表示される数字が役立つのは、真鯛が触れた水深へ次の投入でも戻りたい時です。船長から「底から15mまで」と指示が出た時も、巻き上げた距離を追いやすくなります。
ただし、数字だけを見ていると着底の瞬間が遅れます。落ちていた糸が止まる、スプールの回転が緩む、手元の重さが抜ける。この変化も一緒に覚えておくと、カウンターに誤差が出ても底を取り直せます。
カウンターなしを選べる水深や、表示機能が必要になる場面は、カウンターの選び方も参考にしてください。
長いダブルハンドルは一定速度を保ちやすい
100〜130mm前後のダブルハンドルは、片方のノブを押しても反対側が回転を支え、手元の軌道がぶれにくくなります。重いヘッドを深場から巻く時は、ハンドルが長いほど少ない力で回せます。
長ければ必ずよいわけではありません。浅場で軽いヘッドを使う日に130mmのハンドルを合わせると巻きが大きく感じることもあるため、最初は100〜110mm前後、深場や重いヘッドを多用するなら120〜130mmまで広げます。
ドラグは低い設定から滑らかに出る物を選ぶ
タイラバの細いフックとPEラインには、強く締めたドラグが合いません。真鯛が首を振った時にラインが少しずつ出れば、針穴が広がるのを抑えられます。
最大ドラグ力の大きさより、低い設定でも引っ掛からず滑り出すことが大切です。ドラグ音は魚が走ったことを耳で知る助けになりますが、音の大きさには機種差があります。
タイラバリールのおすすめ5機種を紹介
タイラバは、仕掛けを落として巻く動作を一日繰り返すため、リールの重さやハンドルの長さが手元の疲れ方に表れます。
浅場中心ならPE1号を200m巻けて、ハンドル1回転の巻取量が60cm前後あれば対応できます。深場や速い潮まで行くなら、300〜400mの糸巻量と120mm以上のハンドルが欲しくなるでしょう。
初めての1台ではカウンターの見やすさが大切ですが、釣行回数が増えると、落下速度の調整や低いドラグ設定での滑らかさも選ぶ理由になります。
今回は、150番前後のカウンター付きベイトリールから、入門機、軽量機、深場に対応する上位機の5機種を紹介します。
ダイワ 紅牙 X IC
ダイワ(DAIWA) カウンター付きベイトリール 紅牙 X IC
こんな人におすすめ
カウンター付きの専用リールを価格を抑えてそろえたい人
PE1号を200m巻ける入門向けのカウンター付きモデルで、巻取量54cmの低速寄り。
浅場から中深場までゆっくり一定速度を作れます。
上位機の速度表示やドラグ音を省き、着底した水深を数字で追いながら基本動作を覚える役割に絞っています。
ダイワ 25紅牙 RX IC 150P
ダイワ(DAIWA) カウンター付きベイトリール 25紅牙(コウガ) RX IC 150P
こんな人におすすめ
浅場から深場まで使える標準的なカウンター機が欲しい人
PE1号を400m巻ける150番で、一般的なタイラバから深場まで必要量を確保できるモデルです。
巻取量62cmと110mmダブルハンドルの組み合わせは、遅巻きと回収速度の両方を扱える設定。
水深に加えて落下速度と巻上速度も表示されるため、反応が出た時の手元を数字で再現できます。
シマノ 23エンゲツ プレミアム 150PG
シマノ(SHIMANO) タイラバ 両軸リール 23 エンゲツ プレミアム 150PG
こんな人におすすめ
巻き上げだけでなくフォール速度も細かく変えたい人
巻取量58cmのPGモデルに、フォールレバーと水深カウンターを組み合わせています。
レバーで落下抵抗を加えられるため、着底まで一気に落とすだけでなく、反応が出た層でフォールを見せる釣りにも対応。
PE1号330mの容量があり、浅場中心から深場の船まで持ち込みやすい1台です。
アブガルシア TRV DLC
Abu Garcia(アブガルシア) TRV DLC マダイ カウンター
こんな人におすすめ
200g未満のカウンター機で長時間巻き続けたい人
自重198gに、巻上速度表示と120mmカーボンハンドルを組み合わせたタイラバ専用機。
巻取量60cmで速度を数字へそろえ、手元が疲れてきた後半も同じテンポへ戻せます。
PE1号300mの容量があり、軽さを優先しながら一般的な船タイラバを広く受け持ちます。
ダイワ 25紅牙 IC 150P-C
ダイワ(DAIWA) コネクテッド ベイトリール25紅牙 IC 150-C
こんな人におすすめ
重いヘッドを低速で巻き、剛性とドラグ性能を高めたい人
巻取量54cmのパワーギアに、130mmダブルハンドルと最大ドラグ7kgを組み合わせた上位モデルです。
PE1号400mの容量があり、深場で重いヘッドを巻く時もハンドルへ力を掛けやすい設計。
低いドラグ設定の調整幅や巻きの滑らかさまで求める段階で、入門機からの買い替え先になります。
浅場・深場・釣り方でリールを分ける

同じタイラバでも、水深30mの内湾と100mを超える海域ではリールへ掛かる負荷が変わります。手元の軽さを優先できる場面と、糸巻量やハンドルの長さが必要な場面を分けると、過不足のない1台を選べます。
浅場中心なら100〜150番の軽量モデルを選ぶ
水深20〜50m前後でPE0.8号を使い、重いヘッドを多用しない船なら、100〜150番の軽いリールで十分に対応できます。着底を糸の変化で取れるようになれば、カウンターなしにして手元を軽くする選択もあります。
一方、初めて乗る船や、水深が頻繁に変わる海域ではカウンターがある方が迷いません。船長の指示と手元の表示を合わせ、同じ層へ戻るために使います。
深場と速い潮では糸巻量とハンドルを優先する
水深80mを超える場所や、100g以上のヘッドを使う日は、PE1号を300〜400m巻ける150〜200番が安心です。高切れしても釣りを続けられ、仕掛けが斜めへ流れた時も必要なラインが残ります。
120〜130mmのハンドルなら、重くなった巻き上げを腕力だけに頼らず続けられます。さらに深い海域で回収が負担になる場合は、電動リールの記事も参考にしてください。
巻きの質や剛性を求めるなら上位機へ進む
入門機から買い替える理由は、値段ではなく、今のリールで困っている場面にあります。重いヘッドで巻きがたわむ、低いドラグ設定を細かく合わせたい、深場からの回収でも滑らかさを保ちたい。こうした差が見えてから上位機へ進むと、必要な機能が重なりません。
オシアコンクエストCTやソルティガICを含む上位モデルの違いは、最高峰リールの記事も参考にしてください。
PEラインを巻いてから船へ持ち込む
リールが決まったら、船宿指定のPEラインを必要量まで巻き、カウンターへ糸の太さと長さを入力します。自宅でゼロ設定まで済ませておけば、船上ではリーダーとタイラバを結ぶだけです。
最初の投入ではカウンターの数字だけを追わず、落ちていた糸が止まる瞬間を見ます。着底したらすぐハンドルを回し、同じ速さで巻き続ける。その動作を無理なく繰り返せる1台が、自分のタイラバに合うリールです。






