一つテンヤ釣りにおいて、ライン選びは釣果を大きく左右します。
中でもPEラインは、伸びが少なく、感度が高いため、海底の変化やわずかなアタリをしっかりと手元に伝えてくれる素材です。
特に、底取りが重要な一つテンヤ釣りでは、感度の高いPEラインを使うことで、テンヤが底に着いた瞬間や、魚がエサに反応する微細なアタリを敏感に感じ取ることができ、素早く対応できる点が大きなメリットです。
この記事では、
- 号数
- 巻き量
- 編み数(綴り数)
- カラー
以上4つのポイントを解説し、一つテンヤ釣りに最適なPEラインを紹介します。
釣果を伸ばすための最適なライン選び方法をお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
一つテンヤ釣りに適したPEライン号数
一つテンヤ釣りで最適なPEラインの号数は、0.6号から1.0号が基本です。浅場や穏やかな流れでは、細い号数が感度を高め、アタリを逃しにくい利点があります。一方、深場や潮が速い場所では太めのラインが底取りを安定させ、大物への耐久性も向上します。
PEラインは高感度で水中の状況や魚の動きを正確に伝え、釣果に直結します。
細いラインはアタリがクリアに伝わりやすい反面、耐久性がやや低下することがありますが、太いラインは強度が高く、深場でも安心して使用できる反面、感度が少し落ちるリスクもあります。浅場は0.6号〜0.8号、深場や潮流の速い場所では1号が推奨され、これによって釣果の最大化が図れます。
一つテンヤに適した糸巻き量
一つテンヤ釣りでのPEラインの巻き量は、150mから200mが目安です。
特に浅場や中程度の水深では150mで十分対応可能で、釣りの大半に対応できますが、深場や大物狙いには200m以上巻くことで安心感が増します。PEラインは強度が高いため、細い号数でも必要な巻き量を確保しやすいのが利点です。
浅場であれば150m、深場や大物狙いには200m以上を目安にすると、状況に応じた柔軟な対応が可能になり、釣果も向上します。一つテンヤ釣りにおけるPEラインの巻き量は、150mから200mが一般的な選択です。
一つテンヤに適したPEラインの綴数は?
一つテンヤ釣りでのPEライン選びにおいて、ブレイド数(綴り数)は重要なポイントです。
基本的には、8本綴りのPEラインが最適で、初心者から上級者まで幅広く推奨されます。8本綴りは4本綴りと比べて編みが緻密で表面が滑らかで、キャスト時の飛距離が伸びやすく摩擦も少ないため、操作性が向上し、繊細なアタリを感じやすいです。
一方、4本綴りは耐久性が高く、根掛かりしやすい場所や障害物の多い釣り場で強度を発揮しますが、感度や滑らかさで8本綴りにやや劣ります。
また、12本綴りは強潮流や深場、大物狙いに特化し、より高感度で強度も優れています。深場での長時間使用でもアタリを正確に伝えるため効果的ですが、価格が高く耐摩耗性は8本綴りに劣るため、通常の一つテンヤ釣りではオーバースペックになることが多いです。
したがって、一般的には8本綴りをメインに使用し、特殊な条件では12本綴りや4本綴りを使い分けるのが賢明な選択です。
一つテンヤに適したPEラインのカラーはどれ?
一つテンヤ釣りで、マルチカラーのPEラインは深場や速い潮流で非常に便利です。ラインが色分けされているため、テンヤの位置や深さが視覚的に把握でき、正確なターゲット層を狙うことが可能になります。特に、狙った水深へテンヤを送り込む際や、魚がヒットする層を確認したいときに効果を発揮します。
アタリが少ない状況でも、ラインが見やすいことでヒットした層を特定でき、同じ棚を繰り返し狙うことができます。
一方、単色のPEラインはコストが抑えられるため、浅場の釣りや、深さ管理がそれほど必要ない状況では最適です。根掛かりのリスクが少なく、経験豊富な釣り人には単色ラインでも十分対応可能です。深場や精密な底取りが必要ならマルチカラー、浅場やコスト重視なら単色ラインが適しています。
一つテンヤに適したショックリーダーの号数は?
PEラインとショックリーダーの号数のバランスは、釣果に影響しトラブルの原因となるため適切な設定が必要です。
PE0.6号の場合
PE0.6号のラインには、2号~2.5号のフロロカーボンリーダーが最適です。特に、障害物が多い場所や真鯛などの大型魚を狙う際には、やや太めの2.5号を選ぶことで、根ズレや魚の引きによる切断を防ぐことができます。
PE0.8号の場合
PE0.8号のラインには、2.5号~3号のフロロカーボンリーダーを推奨します。
深場での大物狙いや、速い潮流の中での釣りでは、3号のリーダーが耐久性や強度の面で安心です。
根掛かりや強い引きにも対応できるため、釣り場の状況に応じて選択すると良いでしょう。
リーダーの長さについて
リーダーの長さは1.5メートル~2メートルが一般的です。リーダーが短すぎると魚の警戒心を引きやすく、長すぎると操作性に影響が出ます。
テンヤ釣りでは、1.5メートル程度が扱いやすく、リーダーの存在を魚に気づかれにくい絶妙なバランスです。
一つテンヤ釣りにおすすめPEライン7選!
シマノ PEライン タナトル8
シマノ タナトル8は、高強度・高耐久性を兼ね備えた8本撚りのPEラインで、繊細な一つテンヤ釣りに最適です。
高分子量ポリエチレン素材「イザナス®」を採用し、抜群の耐摩耗性と強度を実現。低伸度設計により微細なアタリもキャッチしやすく、特に棚取りの精度が求められる釣りには非常に優れています。滑らかなライン表面とコーティングでガイド摩擦が少なく、キャストもスムーズ。
10mごとの色分けや1mごとのマーキングで棚を正確に把握できるため、特に底物を狙う釣りで大きな効果を発揮します。コストパフォーマンスも高く、初心者からベテランまで多くの釣り人に支持されています。
DUEL スーパーエックスワイヤー8
DUEL スーパーエックスワイヤー8は、高性能な8本撚りPEラインで、一つテンヤ釣りを含む多様な釣りに最適なラインです。
独自の「H.I.P.製法」により、強度と耐摩耗性を兼ね備え、キャスティングやジギングでも安定したパフォーマンスを発揮。さらに真円性が高いため、キャスト時の抵抗が少なく、飛距離が伸びます。
10mごとの色分けマーキングで棚取りがしやすく、正確な釣りが可能です。価格もリーズナブルで、コストパフォーマンスに優れたラインです。
クレハ シーガー PE X8
シーガー PE X8は、釣りの精度を格段に高める8本撚りの高強度PEラインです。
特に、一つテンヤ釣りで繊細なアタリを逃さない驚異的な感度を発揮し、ターゲットとの勝負を確実にものにします。1mごとのマーキングで棚取りもスムーズ。滑らかなラインはキャスト時に軽快な飛距離を生み出し、釣りの楽しさが一層広がります。
さらに、リーズナブルな価格設定でコスパも抜群。頻繁な交換が必要なPEラインだからこそ、安心して使い続けられる一品です。
ダイワ UVF紅牙デュラセンサーX8+Si2
「ダイワ UVF 紅牙 デュラセンサー X8+Si2」は、一つテンヤ釣りに最適な高性能PEラインです。
8本撚りで作られており、ダイワ独自の「UVF技術」を使用することで、非常に高い耐摩耗性と強度を実現。さらに、シリコン加工された滑らかな表面が、キャスティング時の飛距離向上や操作性をサポート。
5色のカラーマーキングと視認性の高い設計により、棚取りが簡単で正確。価格に見合った性能で、コストパフォーマンスも抜群です。
エックスブレイド(X-Braid) アップグレード X8
「エックスブレイド アップグレード X8」は、釣り人の期待を超える高性能PEラインです。
このラインは、独自のWX8工法とGP加工によって、驚異的な耐摩耗性と滑らかなキャスティングを実現。
エアノットが起きにくく、トラブルのないスムーズな操作が可能なので、初心者でも安心して使えます。また、視認性の高いグリーンカラーに加え、1mごとに施されたホワイトマークが正確な棚取りをサポート。
一つテンヤ釣りや障害物の多いフィールドでも、このラインなら信頼してターゲットを狙えます。耐久性が高いため、頻繁にラインを交換する手間も少なく、長期的にコストを抑えられるのも魅力。
価格以上のパフォーマンスで、あなたの釣りを次のレベルへ引き上げるおすすめのPEラインです。
ゴーセン(Gosen) ルーツ PE×8
「ゴーセン ルーツ PE×8」は、高強度かつ耐久性のある8本撚りPEラインで、釣りのあらゆるシーンでその性能を発揮します。
特に一つテンヤ釣りに最適で、海底のターゲットを狙う際に欠かせない高い感度と耐摩耗性が特徴です。10mごとのカラーマークと1mピッチの目印が棚取りを簡単にし、正確なレンジアプローチが可能。
滑らかな操作性でキャスティング時の飛距離が伸び、さらに耐久性も優れているため、長時間の釣行でもトラブルなく使えます。釣り初心者から上級者まで、誰でも満足できる性能とコストパフォーマンスの高さが魅力です。
DUEL (デュエル) Tx8
「DUEL Tx8」は、タフな環境でも安心して使える高品質なPEラインです。
8本撚りで編まれたこのラインは、岩場や障害物に強い耐摩耗性を誇り、フジツボやカキガラなどにも負けないタフさが魅力。滑らかでしなやかな質感により、キャストもスムーズでトラブルが少なく、初心者から上級者まで使いやすい設計です。
棚取りがしやすいカラーマーキングで、ターゲットに正確にアプローチ可能。耐久性と操作性を兼ね備えた、コスパ抜群のラインです。
一つテンヤ釣りにおすすめPEライン!号数やカラー綴り数など選び方のまとめ
一つテンヤに適したPEラインを選ぶ際には、釣り場や狙う魚の条件に合わせて、最適なラインを選定することが大切です。号数に関しては、0.6号は浅場、0.8号は深場や大物狙いに適しており、釣りポイントに応じて使い分けると良いでしょう。
綴り数では、感度が高く滑らかな8本綴りが多くの場面で有効です。特に繊細なアタリを捉える一つテンヤ釣りでは、この選択が有利です。 マルチカラーラインは、テンヤの位置を把握しやすく、深さやアタリを視覚的に確認できるため、釣果アップに貢献します。
リーダーは、PE0.6号には2〜2.5号、PE0.8号には2.5〜3号のフロロカーボンリーダーを1.5〜2mの長さで使用するのがベストです。これにより、トラブルを最小限に抑え、効果的に魚を狙うことができます。
PEラインの選び方に迷っている方は是非参考の上次回の釣行で試してみてください!