カヤック用ランディングネットは何が違う?選び方と使い方を解説!
2026年09月28日

カヤックで掛けた魚を取り込むとき、岸釣り用の長いタモでは柄が荷物に当たり、短すぎるものでは網を水面へ届かせるために身を乗り出すことになります。
魚を無理に引き上げずに取り込むには、座ったまま届く柄と、魚体を受けられる枠・網の深さが必要です。
ラバーの重さが負担になるなら、軽量なナイロン網も選択肢になります。
この記事では、カヤックで使うランディングネットの選び方と候補製品を紹介します。
座ったまま水面へ届く長さ、狙う魚を受ける大きさ、片手で扱う重さが購入の目安です。
この記事で分かること
- 座ったまま水面へ届くタモの長さ
- 枠と網の深さ、素材の選び方
- ラバー・ナイロン・ラバーコートの6製品
- 艇上の置き場と取り込み時の扱い方
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目次
カヤック用タモは座ったまま届く長さと魚を受ける網で選ぶ

カヤックでは魚を取り込む間も片手にロッドを持つため、空いた手で網を水面へ入れられる長さが必要です。
そこへ狙う魚の体形に合う枠と深さを合わせます。
長い柄を選んでも、網が小さければ魚を収められません。
反対に、大きな枠を選んでも柄が水面へ届かなければ、艇の外へ体を倒すことになります。
柄の長さは座席から水面までの距離に合わせる
座席が高い艇や幅の広い艇では、水面まで網を下ろす距離が長くなります。
手元まで魚を寄せられる低い座席の艇と、同じ柄の長さで考えないことが大切です。
購入時の「全長」は枠を含む場合があり、その数字すべてが柄の長さではありません。
柄が50cmの製品と全長が1mの製品を、数字だけで長短の判断に使うと、水面まで届く距離を読み違えます。
取り込む側へ網を下ろしたとき、上体を舷外へ大きく倒さずに枠を水面へ入れられる長さを選びます。
魚が反対側へ回ったときも届くかが、短柄を選ぶ際の条件です。
大きな魚には枠の開口だけでなく網の深さも必要
枠は魚の頭と胴を通す開口で、網の深さは入った魚を収める空間です。
大きなシーバスや体幅のあるヒラメを狙うなら、開口の大きさだけでなく、魚が網からはみ出さない深さも必要になります。
同じ枠でも浅い網と深い網では、取り込んだ魚の収まり方が変わります。
ただし網を深くすると、網そのものの重さに加え、底の魚やフックへ手を伸ばす距離も増えます。
小型魚が中心なら、深さを余分に増やすより片手で操作する負担を抑える方が扱いに合います。
大型魚を狙う日は深さを優先し、その大きな網を艇上で展開しておける場所まで合わせて選びます。
軽さと水切れを優先するならナイロン網も使える

ラバーの網を片手で持つ重さが負担になるなら、ナイロン網も選べます。
軽い製品なら片手で網を下ろす重さの負担を抑えられるので、カヤック用という理由だけでラバーに限定する必要はありません。
ミノーやトップのトレブルフックを使う釣りでは、魚が暴れたときに網へ針が掛かると、片手で外す作業が増えます。
フックの絡みを減らしたい場合にはラバーやラバーコートを優先しますが、網目や張りでも絡み方は変わるため、ナイロンなら全て絡むというものではありません。
ラバーコートは糸の網を覆った構造で、厚いラバーの網とは別です。
素材名だけで重さを決めず、必要な枠・深さを備えた製品の自重と組み合わせて選びます。
水切れには、糸の太さや網目も関わります。
水が付着した網は乾燥時より重くなるため、乾燥自重だけでなく、水を切って扱える網かも大切です。
カヤック用ランディングネットは枠・深さ・重さから選ぶ
小型魚を受けるなら浅めの網で片手の負担を抑えられます。
大きなシーバスやヒラメを狙う釣りでは、頭と胴を通せる開口に加えて魚を収める深さが必要です。
必要な大きさを備えていても、重さで網を動かせなければ取り込みに手間が掛かります。
ナイロン、ラバー、ラバーコートから、狙う魚を受けられるサイズと片手で扱う重さを両立する製品を選びます。
| 商品名 | 画像 | 詳細 | 網素材 | 枠寸法 | 網の深さ | 自重 | 届く長さの表示 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| PROX ラバーランディングネット15型 | 詳細を見る | ラバー | 内径43.5×34.5cm | 27.5cm | 約450g | 全長112cm | |
| PROX ラバーランディングネット19型 | 詳細を見る | ラバー | 内径51.5×39cm | 45/60cm | 約650/700g | 全長126cm | |
| SMITH ラバーネット0719ショート | 詳細を見る | ラバー | 枠54×38.5cm | 公式数値なし | 450g | ハンドル50cm | |
| tailwalk キャッチバー改ウェーディングネットII | 詳細を見る | ナイロン | 枠65×45cm | 40cm | 325g | 全長92cm・非伸縮 | |
| Golden Mean ガンナーネットJrディープ | 詳細を見る | ラバー | 枠60×45cm | 60cm | 850g | 柄58.5〜68.5cm | |
| Golden Mean ガンナーネットプロ | 詳細を見る | ラバーコート | 枠70×55cm | 60cm | 565g | シャフト61cm |
PROX ラバーランディングネット15型
- 深さ27.5cmの浅型
- 柄を縮めて収納
- 枠・網・柄のセット
小型の根魚など、深さ27.5cmの網に収まる魚が中心なら15型の大きさで対応できます。
枠の内径は43.5×34.5cmで、19型より小さく、自重も約450gに抑えた設計。
深い網の底まで腕を伸ばす必要が少ないため、取り込んだ後のフック外しにも手が届きます。
全長112cmから仕舞67.5cmへ縮められますが、艇上では魚を掛ける前に柄を伸ばして固定しておくことが大切です。
大きなシーバスや体幅のあるヒラメを主に狙う釣りでは、浅い網から魚がはみ出すため、19型などの大きな枠と深さが必要になります。
詳しいスペックを見る
- 枠外径
- 44.5×36.5cm
- 枠内径
- 43.5×34.5cm
- 網の深さ
- 27.5cm
- 全長
- 112cm
- 仕舞寸法
- 67.5cm
- 柄直径
- 2.2cm
- 自重
- 約450g
- 網素材
- ラバー
PROX ラバーランディングネット19型
- 深さ45cmと60cmを展開
- 内径51.5×39cmの開口
- 仕舞寸法74.5cm
シーバスなどを狙い、15型より広い開口と深さが必要なら19型です。
全長126cmの柄付きセットなので、短柄では水面まで届かない艇でも選択肢になります。
45cm網は約650g、60cm網は約700gで、枠の内径はどちらも51.5×39cm。
大きな魚を網の中へ収めたい場合には60cmが役立ちますが、深くなる分だけ底の魚やフックへ手を伸ばす距離も増えます。
普段狙う魚が45cm網に収まるなら、深さを増やさず重さを抑える選び方もできます。
収納時に柄を縮められる一方、やり取り中の伸縮と固定は手間になるため、使う長さで固定してから釣りを始めます。
詳しいスペックを見る
- 枠外径
- 52.5×41cm
- 枠内径
- 51.5×39cm
- 網の深さ
- 45cm/60cm
- 自重
- 約650g/約700g
- 全長
- 126cm
- 仕舞寸法
- 74.5cm
- 柄直径
- 2.2cm
- 網素材
- ラバー
SMITH ラバーネット0719ショート
- 枠は縦54×横38.5cm
- ハンドル50cm
- 自重450g
ラバー網を使いたいものの、650g前後のネットを片手で扱う重さが気になるなら、450gの0719ショートという選択があります。
ハンドルは50cmで、枠は縦54×横38.5cm。
短柄だからといって小型枠ではなく、艇の横まで魚を寄せて受ける使い方に向いた組み合わせです。
ただし座席が高い艇や幅の広い艇では、ハンドル50cmで水面へ届くかが購入の条件になります。
届かせるために身を乗り出すなら、柄の長い製品が必要です。
通常の0719はハンドル77cmの別仕様なので、購入時は商品名の「ショート」まで合わせてください。
詳しいスペックを見る
- 枠寸法
- 縦54×横38.5cm
- ハンドル長
- 50cm
- 自重
- 450g
- 網素材
- ラバー
tailwalk キャッチバー改ウェーディングネットII
- ナイロン網で自重325g
- 枠65×45cm・深さ40cm
- 柄は非伸縮
軽量装備にしたいなら、ナイロン網を使った自重325gのウェーディングネットIIが候補になります。
枠65×45cm、深さ40cmを備えつつ、今回紹介するラバー網の製品より乾燥自重を抑えています。
もともと立ち込み向けの製品ですが、カヤックでは全長92cmで水面へ届き、開いた枠を艇上へ置けることが使用の条件です。
柄は伸縮しないため、届く距離を後から増やすことはできません。
トレブルフックが網に掛かる可能性はあるので、軽さだけでなく、取り込んだ後に魚を落ち着かせて針を外せる置き場まで必要になります。
詳しいスペックを見る
- 枠寸法
- 65×45cm
- 網の深さ
- 40cm
- 全長
- 92cm
- 自重
- 325g
- 網素材
- ナイロン
- 柄
- 非伸縮
Golden Mean ガンナーネットJrディープ
- 深さ60cmのラバー網
- 柄は10cm伸縮
- 折り畳める枠
大きな青物やヒラメを狙い、浅い網では魚体がはみ出す釣りには、深さ60cmのJrディープが対応します。
縦60×横45cmの枠から入った魚を深いラバー網で受ける構造なので、開口を通した後の収まりまで重視したい場合の製品です。
柄は58.5〜68.5cmへ伸縮し、枠も折り畳めるため運搬時の大きさを抑えられます。
ただし自重は850gあり、小型魚中心の釣りへこの深さと重さを持ち込む必要はありません。
片手で網を下ろす負担と、展開した枠を置ける空間を含めて選び、魚を掛ける前に枠と柄を固定しておきます。
詳しいスペックを見る
- 枠寸法
- 縦60×横45cm
- 網の深さ
- 60cm
- 柄長
- 58.5〜68.5cm
- 自重
- 850g
- 網素材
- ラバー
Golden Mean ガンナーネットプロ
- ラバーコート網
- 枠70×55cm・深さ60cm
- 浮力体入りシャフト
Jrディープより大きな開口が必要で、ラバー網の重さも減らしたいなら、ラバーコート網のガンナーネットプロがあります。
枠は縦70×横55cm、深さ60cmで、自重は565g。
厚いラバー網ではなく糸をコーティングした網を使っており、大きな枠と深さを備えながら乾燥自重を抑えた構造です。
その分、艇上では大きな枠を展開して置く空間が必要になり、軽いから小さな艇でも扱えるというものではありません。
シャフトは61cmで浮力体を内蔵していますが、流されれば手が届かなくなるため、浮く機能だけに落下対策を任せないことも大切です。
詳しいスペックを見る
- 枠寸法
- 縦70×横55cm
- 網の深さ
- 60cm
- シャフト長
- 61cm
- 自重
- 565g
- 網素材
- ラバーコート
- 網目
- 20mm
カヤックのタモは魚を掛ける前に開いて手の届く位置へ置く

折り畳んだ網を魚とのやり取り中に開くと、片手で柄を伸ばして固定する操作が増えます。
釣りを始める前に展開と固定を済ませ、ロッドを持ったまま空いた手で取れる位置へ置きます。
足元へ置くネットはペダルとパドル操作から離す
足元へ寝かせたネットは、柄を手前へ向ければ背後へ振り返らずに取れます。
ただし枠や網がペダルに触れる位置では、魚を掛けた後に艇の向きを調整する動作を妨げます。
足を動かす範囲とパドルを扱う範囲から枠を離し、柄を引いたときに荷物へ網が引っ掛からない向きにします。
置ける場所がない艇では、単に大きい枠を買うのではなく、配置まで含めてサイズを選ぶ必要があります。
後方へ立てるタモはキャスト軌道と交差させない
後方のホルダーへ立てたネットはデッキを空けられますが、枠がキャスト時のルアーやラインに触れる位置では針が掛かる原因になります。
振りかぶる側から枠を離し、座ったまま柄をつかんで抜ける位置へ収めます。
ホルダーの径に柄が入るだけでなく、引き抜く方向へクーラーや予備ロッドがないことも必要です。
魚は頭から網へ入れ、柄だけで高く持ち上げない
網で逃げる魚を追うと、届く範囲を越えて身を乗り出すことになります。
魚をロッドで網の前へ寄せ、頭から受ける方が、枠を大きく振り回さずに取り込めます。
魚が入った後も、柄だけで高く掲げると接続部に荷重が集中します。
重量のある魚は枠と網を支えて艇上へ収め、取り込みのために選んだ柄を吊り上げ用の棒として使わないようにします。
カヤックのタモは魚を受ける大きさと座ったままの扱いやすさを両立する
カヤック用のタモは、狙う魚を受ける枠・深さと、座ったまま水面へ届く柄を合わせて選びます。
柄の長さだけでも、網の大きさだけでも、艇上での取り込みを支えられません。
小型魚が中心なら余分な大きさや重さを避け、大型魚を狙うなら魚を収める深さを優先します。
軽さや水切れを重視するならナイロン、トレブルフックの絡みを減らしたいならラバーやラバーコートという違いも購入の判断になります。
必要な網を展開した状態で置けること、空いた手で取り出せることまで含めて、魚を掛けた後も無理な姿勢にならずに扱えるタモを選ぶことが大切です。






