タチウオテンヤゲームは、その手軽さと面白さで多くの釣り人に人気の釣りです。
タチウオ釣りはオフショアでもショアでも楽しめ、特に船釣りでの人気が高まっています。
近年、釣り界には小型電動リールや最新のカウンター付き手巻きリールといった革新的なタックルが登場しており、これらのリールはタチウオテンヤを含む多くの釣り方に大きな変革をもたらしています。
電動リールはその効率の良さからライトゲームに特に適しており、一方で最新の手巻きリールは精密な操作性が求められる状況でその真価を発揮します。
この記事では、電動リールと手巻きリール、それぞれの特徴を理解し、どのように選べば良いのかを解説します。 適切なリールを選ぶことで、タチウオテンヤの釣りがより快適に、また効果的に楽しめるようになるでしょう。
特に初心者の方々がタチウオのアタリを手軽に楽しめるようになり、タチウオ釣りの魅力を一層深く感じられるはずですので是非参考にしてください。
タチウオ船釣りに適したリールとは？
タチウオテンヤ釣りでは、その特性上、ベイトリールの使用が一般的です。
この釣り方は主に船上から行われ、スピニングリールの使用が禁止されている遊漁船もあります。
したがって、ベイトリールの選択はタチウオテンヤにおいて非常に重要です。 ベイトリールの最大のメリットは、クラッチ操作が可能であることです。
これにより、仕掛けの上げ下げがスムーズに行え、タチウオテンヤ特有の垂直方向の広範囲な誘いに対応できます。
また、サミング（指でスプールを直接制御する技術）を利用することで、ルアーのフォール中のアタリを捉えやすくなります。
タチウオテンヤではフォールのアタリが頻繁にあるため、これは大きな利点となります。
さらに、ベイトリールは構造上、巻き上げ力が強いため、深場での重たいテンヤを扱う際も操作が楽です。
このような特性から、タチウオテンヤにはベイトリールの使用が推奨されます。
タチウオ船釣りに必要なリールの糸巻量
タチウオ船釣りのリール選びにおいて、ラインのキャパシティは非常に重要です。
最低でもPE1号のラインを200m巻けるリールを基準に選ぶことが望ましいです。
より安全な余裕を持たせるためには、PE1～2号を300m以上巻けるリールが良いでしょう。
これにより、深い水域での釣りや、タチウオの歯によるラインブレイクが頻繁に発生する環境にも対応できます。
タチウオ船釣りに必要なリールのドラグ力
タチウオ船釣りにおいては、ドラグ力が約5キログラムあれば十分です。
このドラグ力は、大型のタチウオを効率よく扱うのに適しており、安定してタチウオとのやり取りを楽しむことができます。
また、釣果を安定させるためには、ドラグの滑り出し性能が優れたシステムを採用しているリールを選ぶことが重要です。
スムーズなドラグシステムは、魚が急に引いた際にもラインのテンションを均一に保ち、バラシのリスクを最小限に抑えることができます。このような特性を持つリールを選ぶことで、より効果的で安定した釣りが可能になります。
適切なリールの選択は、タチウオ釣りの成功に直結しますので、ドラグシステムの性能を詳細にチェックし、信頼できるモデルを選ぶことが推奨されます。
これにより、釣行の際にはより大きな信頼感を持って挑むことができ、結果として高い満足度を得ることができるでしょう。
タチウオ船釣りに適した番手
タチウオ船釣りでは、番手選びが非常に重要です。
具体的にはダイワの200番手やシマノの300〜400番手のモデルが小型用として適しています。
これらのリールはPE2号ラインを200〜300m巻くことができ、タチウオ釣りに必要な基準を満たしています。 リールの操作性 リールを選ぶ際には、操作性の良さも考慮する必要があります。
ワンハンドで快適に操作できる機種を選び、親指だけでクラッチのON/OFF、巻き上げ、巻き上げ調整が完結できる機構を備えた電動リールが特に推奨されます。これにより、素早い手返しと効率的な釣りが可能になります。
カウンター付きリールの利点 タチウオ釣りでは「タナ合わせ」が釣果に直結するため、カウンター付きリールが非常に有効です。デジタル表示により正確な水深の把握が可能となり、効率的にヒットする層を狙うことができます。
電動リールの選択 電動リールは、特にタチウオテンヤ釣りに最適で、モーターによる迅速なラインの回収が、エサやテンヤの頻繁な交換時に大きな利点となります。
浅場（水深60m程度）でも使用可能ですが、深場での使用においてはその真価を発揮します。
手巻きリールの場合、シマノ300番サイズやダイワの150〜200番サイズが適しており、PE1.5号を200mまたはPE2号を150m巻くことができます。手巻きリールは電動リールよりも軽量のため浅場でその真価を発揮し効果的にタチウオ釣りを楽しむことが可能です。
タチウオ船釣りリールのおすすめ
シマノ プレイズ600
プレイズ600は、多様な電動ライトゲームに最適なベーシックモデルの電動リールです。PE2号300m、PE3号200mのラインキャパシティを誇り、タチウオテンヤから浅場アカムツまで、幅広いターゲットに対応。
優れたドラグ性能とスーパーフリースプール、楽楽/速度一定モード、ヒートフリーシステム、電動超スロー巻上げ、棚メモなどの先進機能を搭載しており、快適かつ効率的な釣りをサポートします。
また、クイックリターンクラッチやカーボンワッシャーがさらなる性能を強化。65mmのハンドル長とCI4+丸型ノブで、冷たい冬場でも快適な握り心地を提供します。
手軽に操作可能なクラッチ切替機能も搭載し、手持ち釣りが一層スムーズに。ダイワの同等サイズモデルと比べてもお求めやすい価格設定で、コストパフォーマンスに優れた選択肢です。
| ギア比 | 5.5 |
| ドラグ力 | ５㎏ |
| 自重 | 470g |
| 糸巻量PE(号-m) | 2号-300m、3号-200m, 4号-150m |
シマノ フォースマスター 600
フォースマスター600シリーズは、直感的な操作で誰もが安心して使える次世代の電動リールです。このシリーズは「掛けた魚をバラさない」というコンセプトのもと、タッチドライブスピードロックやフッキングモードを特徴としており、どんな姿勢からでも即座に電動アワセが可能です。
また、NEWフォールレバーによりフォールスピードの精密なコントロールが実現し、タチウオやコマセマダイ、青物など多彩なターゲットに対応します。心臓部には強力なMUTEKIモーター+を搭載し、最大ドラグ力は10kgに強化されています。
さらに、カラーディスプレイと探見丸スクリーンを組み合わせることで、海中の情報をリアルタイムで捉えることができ、チャンスを逃しません。軽量でコンパクトながらパワフルなパフォーマンスを誇るこのリールは、あらゆる釣り人に新たな体験を提供します。
| ギア比 | 5.1 |
| ドラグ力 | 8kg |
| 自重 | 495g |
| 糸巻量PE(号-m) | 2号-300m、3号-200m |
ダイワ レオブリッツ 300J
レオブリッツ 300Jは、自重540gという軽量設計でありながら、BRITZモーターの採用によりハイパワーとハイスピードの性能を持ち合わせています。快適なワンハンド操作を可能にするJOGパワーレバーや、瞬時にフォールスピードを調整できるフォールブレーキダイヤルが特徴です。
ATDを用いた滑らかなドラグ性能や、高視認性のドット液晶カウンターも装備しており、タチウオ釣りから深海の大物狙いまで対応します。小型ながらも高い機能性を誇り、釣りの効率を大幅に向上させる設計が施されています。
| ギア比 | 5.1 |
| ドラグ力 | 13kg |
| 自重 | 540g |
| 糸巻量PE(号-m) | 3号-400m、4号-300m/5号-230m |
ダイワ シーボーグ300J
シーボーグ300Jは、自重560gという軽量設計で高い感度を誇る次世代の電動リールです。このリールは、軽さと快適な操作性を兼ね備えており、MAGMAXモーターのトルクと瞬発力を活かし、どんな釣り状況でも素早く反応します。
ATDによる滑らかなドラグ性能、瞬時にフォールスピードを調整できるフォールブレーキダイヤル、そしてMAGSEALEDボールベアリングによる防水・耐久性能は、長期間の使用にも耐える設計です。
視認性に優れた大型ドット液晶ディスプレイも特徴で、あらゆる環境下での使用をサポートします。手持ち操作が快適で、長時間の使用でも疲れにくいのが魅力です。このリールで、ターゲットとの一体感をさらに深め、釣りの楽しさを存分に味わうことができます。
| ギア比 | 5.1 |
| ドラグ力 | 16kg |
| 自重 | 560g |
| 糸巻量PE(号-m) | 3号-400m、4号-300m/5号-230m |
タチウオ船釣りにおすすめのリールのまとめ
タチウオテンヤ釣りはその手軽さと楽しさで多くの釣り人に人気があります。
適したリールの選び方にはいくつかの重要なポイントがあります。番手はダイワであれば200番手やシマノの300〜400番手のリールがこのタイプの釣りに最適で、PE2号ラインを200〜300m巻ける容量が推奨されます。
電動リールは特にタチウオ釣りに適しており、素早い手返しと効率的な釣りを可能にします。一方で、手巻きリールは軽量であることがメリットでカウンター付きのモデルを選ぶことで、より正確な「タナ合わせ」が可能になります。
リールのドラグ力に関しては、大型のタチウオを扱う際に約5キログラムのドラグ力があれば十分です。また、スムーズなドラグシステムを備えたリールを選ぶことで、急な引きに対してもラインのテンションを均一に保ち、バラシのリスクを最小限に抑えることができます。
電動リールでは、モーターによる迅速なラインの回収がエサやテンヤの頻繁な交換時に大きな利点となり、特に深場での使用においてその真価を発揮しより効果的で安定した釣りが期待できます。
今回紹介させていただきましたタチウオ船リールはいずれも人気があり定番のモデルを中心に紹介をさせて頂きました。 タチウオ船リール選びに迷っている方は是非参考にしてくださいね！
