太刀魚テンヤ釣りは、その高いゲーム性から、多くの釣り人に楽しまれています。
特に船釣り初心者におすすめで、長いシーズンを楽しむことができ、気軽に挑戦できる釣りです。
手巻きリールを使用することで、太刀魚の引きやアタリを直接感じ取れるため、釣りの醍醐味を存分に味わうことができますが、リールにも種類がたくさんありどのリールを選べば良いか迷う方も多いのではないでしょうか?
本記事では、タチウオテンヤ手巻きリールのメリット・デメリット、選び方のポイントについて詳しく解説しますので是非参考にしてください。
手巻きリールを使用するメリット
タチウオテンヤ釣りに手巻きリールを使用することには、いくつかのメリットがあります。これらのメリットは、釣りの楽しみを増し、釣果を向上させるために重要です。
1. 操作感と手応え
手巻きリールを使用することで、太刀魚の動きやアタリを直接感じることができます。
これにより、釣りの楽しみが一層深まり、繊細な釣りが可能となります。
手巻きリールは、魚とのやりとりをダイレクトに感じることができるため、ヒットした瞬間の喜びや手応えをしっかり味わうことができます。
2. 軽量で疲れにくい
手巻きリールは電動リールに比べて軽量なため、長時間の釣りでも疲れにくいです。
軽快な操作が可能で、特に一日中釣りをする場合や、持ち運びの際にも便利です。
また、軽量なリールは感度が高く、潮の変化や短いアタリを感じやすくなります。
3. コストパフォーマンス
手巻きリールは電動リールに比べて価格が安いため、初期投資が少なくて済みます。
これにより、初心者でも手軽に始めることができ、リールの購入費用を抑えることができます。
電動リールが高価であるのに対し、手巻きリールは多くの釣り人にとって手頃な価格で販売されています。
手巻きリールを使用するデメリット
タチウオテンヤ釣りにおいて手巻きリールを使用することには、いくつかのデメリットも存在します。
これらのデメリットを理解した上で手巻きリールを選択するようにしましょう。
1. 手返しの遅さ
手巻きリールは、電動リールに比べて手返しが遅くなります。
エサの付け替えやテンヤの回収に時間がかかるため、手返しの速さが求められる釣り場では不利になることがあります。
この遅さが釣果に直接影響を与えることもあり、効率的な釣りを求める場合にはデメリットとなります。
2. 深場での使用が難しい
深場(50m以上)での使用には向いていないことが多く、巻き上げに時間と労力がかかります。
深場を狙う場合や、重いテンヤを使用する場合には、手巻きリールでは体力的に厳しくなることがあります。
この点においては、電動リールの方が適しています。
3. 巻き上げ力の不足
電動リールに比べて巻き上げ力が劣るため、大型の太刀魚や複数の太刀魚がヒットした場合には、巻き上げるのが難しくなることがあります。
また、強い潮流や深いポイントでの釣りでは、電動リールの方が効率的に釣りを進めることができます。
4. 長時間の使用による疲労
手巻きリールは、長時間の使用により腕や肩に負担がかかることがあります。
特に、頻繁に巻き上げや仕掛けの投入を繰り返す釣りでは、疲労が蓄積しやすくなります。これにより、釣りのパフォーマンスが低下する可能性があります。
ポイント
手返しの遅さや深場での使用の難しさ、巻き上げ力の不足といったデメリットはありますが、手巻きリールには操作感と手応え、軽量性、コストパフォーマンス、メンテナンスのしやすさといった多くのメリットがあります。
特に初心者から中級者の釣り人にとって非常に魅力的であり、手巻きリールを使うことで釣りの楽しさと達成感をより深く味わうことができます。
タチウオテンヤ釣りにおすすめのベイトリール
リールにはスピニングリールとベイトリールの2種類がありますがタチウオテンヤ釣りではベイトリールが最適な選択肢です。
ここでは、ベイトリールを選ぶ際のポイントを詳しく解説します。
ラインキャパシティと号数
タチウオテンヤ釣りでは、リールのラインキャパシティとライン号数の選択が重要です。ラインキャパシティはリールに巻けるラインの量を示し、深場を狙う釣りには十分な量が必要です。
一般的に、PEラインの1.5号〜3号を200m以上巻けるリールが理想的です。これにより、深場での釣りにも対応でき、ライン切れのリスクを減らせます。
ライン号数はラインの太さを示し、太刀魚テンヤ釣りではPEラインの1.5号〜3号が適しています。
PEラインは細くて強度が高く、感度が良いため、太刀魚の微細なアタリを捉えやすいです。適度な太さのラインは風や潮流の影響を受けにくく、安定した釣りが可能です。
カウンターの有無
タチウオテンヤ釣りでは、リールにカウンターがあるかどうかが重要です。カウンター付きリールは、ラインの放出量を正確に表示し、狙った水深を簡単に把握できるため、効率的な釣りが可能です。
特に太刀魚が特定の層に集中している場合、カウンターを使うことでエサを正確にその層にセットでき、釣果を向上させます。初心者にとっても便利で、同じ深さに正確にエサを送り込むことができます。
また、無駄なラインの放出や巻き取りを減らし、釣りの手返しが良くなるため、時間の節約にもなります。
カウンターなしのリールでもラインマーカーを使用すれば、おおよその水深を把握することができますが、カウンター付きリールを使用することで、初心者から上級者まで釣りの効率を向上させ、釣果を上げることができます。
リールの重量
リールの重量は、釣りの快適さや操作性、そして長時間の釣行時の疲労感に大きな影響を与えます。
特に軽量なリールは、長時間の釣りでも腕や肩にかかる負担が少なく、疲れにくいです。
また、軽量リールは感度が高く、太刀魚の微細なアタリや潮の変化を感じやすくなり、繊細な操作が可能となります。操作性も良く、素早い動作が求められる場面で有利です。
太刀魚テンヤ釣りに適したリールの重量は150gから250gが一般的で、この範囲内のリールは軽量で操作性が高く、バランスも良いため快適な釣りが楽しめます。
リールのギア比
ギア比はリールのハンドルを1回転させたときにスプールが何回転するかを示し、巻き取り速度を決めます。
特に6.0:1以上のハイギアリールが推奨されます。ハイギアリールのメリットは、素早い回収が可能でエサの付け替えやテンヤの回収が速くなり、手返しが良くなる点です。
さらに、テンヤのアクションをコントロールしやすく、太刀魚の反応を引き出しやすくなります。
ハイギアリールを使うことで、釣り全体の効率も向上し、活発に動き回る太刀魚に対して効果的です。
タチウオテンヤ釣りにおすすめの手巻きリール
シマノ バルケッタBB 300HG
シマノ バルケッタBB 300HGは、タチウオテンヤ釣りにおすすめの手巻きリールで、初心者からベテランまで幅広いアングラーに支持されています。
主な特徴は、LEDバックライト付き液晶カウンターを搭載している点で、夜釣りや曇りの日でも視認性が高く、正確な水深を把握することが可能です。
また、約190gの軽量設計により、長時間の釣行でも疲労を感じにくく、太刀魚の微細なアタリも見逃しません。
さらに、60mmのロングシングルハンドルと大型ハンドルノブにより、パワフルな巻き上げが実現し、ギア比7.0:1で素早い巻き取りが可能です。
このリールは、タチウオテンヤ釣り以外にも鯛ラバやメタルスッテなどのライトゲームに対応できる多用途性を備えています。
アブガルシア MAX DLC MHP
アブガルシア MAX DLC H-Lは、タチウオテンヤ釣りに最適なデジタルラインカウンター付きベイトリールです。
大型液晶ディスプレイは見やすく、ナイトゲームにも対応したバックライト機能付きで、夜釣りでも視認性が高いです。
また、C6フレームとクランクサイドプレートを採用しており、軽量かつ堅牢な設計で長時間の釣行でも疲れにくいです。
ギア比7.0:1のハイギアモデルで、素早い巻き取りが可能です。カーボンマトリックスドラグシステムにより、最大ドラグ力は約5kgで大型魚にも対応できます。
操作はシンプルで、初心者でも簡単に使えるのも良い所でこれにより、釣果を最大限に引き出すことができます。
ダイワ スパルタン IC
ダイワのスパルタン ICは、タチウオテンヤ釣りに特化したICカウンター付きの手巻きリールです。
高剛性のアルミフレームを採用し、負荷がかかってもパワフルな巻き上げが可能です。
LEDバックライト付きのICカウンターは夜間でも視認性が高く、仕掛けの投入や回収の際に正確な水深を把握できます。
ATD(オートマチックドラグシステム)が搭載されており、ドラグ力が安定しているため、大型魚にも対応可能です。シンプルな設計で使いやすく、初心者から上級者まで幅広く使用できます。
シマノ オシアコンクエスト CT
シマノのオシアコンクエスト CTは、タチウオテンヤ釣りに最適な高性能カウンターリールです。視認性に優れたデジタルカウンターを搭載し、正確な水深を把握できます。バックライト機能付きで夜間や曇りの日でも視認性が高いです。
フォールレバーにより、テンヤの落下速度を手元で簡単に調整でき、フォールでの誘いが可能なのもおすすめポイント。高精度の金属ボディとマイクロモジュールギアを採用し、剛性と滑らかな駆動を実現。
エキサイティングドラグサウンドにより、魚の引きを感じやすく、釣りの楽しさが増します。高耐久クラッチと高耐食ステンレスパーツを使用し、海水環境でも錆に強く長期間使用可能。Sコンパクトボディにより軽量化と操作性の向上を実現しています。
ダイワ ソルティガIC
ダイワのソルティガ ICは、タチウオテンヤ釣りに最適な高性能カウンター付きベイトリールです。
最新のハイパードライブデザインを採用し、耐久性、回転性能、操作性が向上しています。アルミブロックから削り出したボディフレームは高い剛性を誇り、大物とのパワーファイトでも信頼できます。デジタルカウンターを搭載しており、正確な水深を把握可能。これにより、タチウオの狙い目の棚を精確に攻めることができます。
カウンター付きのメタルボディとしては軽量で、100番モデルで300~310g、300番モデルで385~405gと操作性が高いです。ギア比は7.1で、巻き取り長は80cm。速い巻き上げが可能で、効率的な釣りをサポートします。
最新のハイパータフクラッチを搭載し、トラブル発生率が99%軽減されており、浸水による固着を防ぎ、スムーズなクラッチ操作が可能です。
効率よくタチウオテンヤ釣りを楽しむなら電動リールもおすすめ!
チウオテンヤ釣りでの手返しよく釣りを楽しむなら電動リールも欠かせません。深場を効率よく攻めるためのおすすめ電動リールについて、こちらの記事で詳しく紹介しています。電動リールの選び方や、機能ごとの違いもわかりやすく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
タチウオテンヤ手巻きリールおすすめのまとめ
太刀魚テンヤ釣りにおいて手巻きリールは、操作感と手応え、軽量性、コストパフォーマンスに優れた選択肢です。
特に初心者から中級者の釣り人にとって、釣りの楽しさと達成感を深めるための重要なアイテムです。しかし、手返しの遅さや深場での使用の難しさ、巻き上げ力の不足といったデメリットもあります。
リール選びの際には、ラインキャパシティ、カウンター機能、リールの重量、ギア比などのポイントを考慮することで、最適なリールを選ぶことができます。
今回紹介しましたタチウオテンヤ手巻きリールはいずれも快適にタチウオ釣りを楽しむことができるモデルばかりですので是非、参考の上タチウオ釣りを楽しんでください。