チニング用ラインおすすめ13選！PE・フロロ・ナイロンの選び方や特徴も紹介！

チニングは、クロダイ（チヌ）をターゲットにしたとても人気のあるゲーム性の高い釣りです。

特に繊細なアタリを感じ取り、的確なアプローチが求められるため、適切なライン選びが成功の鍵となります。

しかしながらラインの選択肢が多く、どれを選べば良いのか悩むことも多いでしょう。

この記事では、チニングにおいて最適なラインの種類とその選び方について詳しく解説します。PEライン、ナイロンライン、フロロカーボンラインの特徴、メリット、デメリット、そして太さの選び方を網羅的に紹介し、最も適したラインを紹介します。

これからチニングを始める方も、すでに楽しんでいる方も、是非参考にしてください。

チニングラインの選び方

チニングラインとは、クロダイ（チヌ）をターゲットにした釣りで使用される釣り糸のことを指します。

チニングは、ルアーやワームを使用したリグでクロダイを狙う釣りのスタイルであり、そのために適したライン選びが重要です。

主に、PEライン・ナイロン・フロロカーボン、の3種類が使用されます。ここではそれぞれの特徴を紹介します。

PEライン

PEライン(ポリエチレンライン)は、ポリエチレン繊維を撚り合わせて作られた高強度の釣り糸です。

素材が非常に軽量で強靭なため、細い太さでも高い引っ張り強度を持ち合わせています。また、ほとんど伸びがないのが大きな特徴です。

このような特性から、PEラインは以下のようなメリット・デメリットがあります。

PEラインのおすすめ号数

号数	特徴
0.4号	非常に細く、オープンエリア専用。高感度を重視
0.6号	オールラウンドで使える標準的な太さ。感度と強度をバランス
0.8号	障害物周りでも使える太め。根ずれ対策に適している

このように、PEラインは感度と耐久性を兼ね備えた高性能なラインですが、扱いには熟練が必要です。

釣り場の状況に合わせて適切な太さを選び、使いこなすことがポイントになります。

ナイロンライン

ナイロンラインは、釣り糸の中でも古くから愛用されている伝統的な素材です。

その大きな特長は、適度なしなり(伸び)があることです。このしなりがクッション代わりになり、魚の急な引きやジャンプなどの動きを吸収し、バラシを防ぐ働きがあります。

また、結び目の強度が高く、様々な結束方法に対応可能です。

加えて、ナイロンラインは価格が手頃で入手しやすいのも大きな利点です。初心者でも扱いやすく、ラインが絡まりにくい性質を持っています。

ナイロンラインは以下のようなメリット・デメリットがあります。

ナイロンラインのおすすめ号数

号数	特徴
8lb	標準的な太さで操作性に優れ、初心者向き
10lb	万能的な太さで、感度と強度のバランスが良い
12lb	太めで強度が高く、障害物の多いエリアや根がかり対策に適している

このように、ナイロンラインにはメリット・デメリットがありますが、適切な管理と太さの選択次第で長所を最大限に活かすことができます。

フロロカーボン

フロロカーボンラインは、高密度で耐摩耗性に優れた釣り糸の一種です。

水中での透明度が非常に高く、魚の視界に入りにくいのが大きな特徴です。

また、比重が高いため水中で自然に沈み、ボトム付近での操作性に優れています。感度も高く、魚の細かいアタリを確実に伝えることができます。

一方で硬さがあり、リールに馴染むまでに時間がかかることや、バックラッシュが起きやすい点はデメリットとなります。価格はナイロンラインより高めです。

フロロカーボンラインのおすすめ号数

号数	特徴
8lb	細くても強度が高く根ずれに強いが、初心者向けではない
10lb	中間的な太さで扱いやすく、根ずれや障害物周りでも使用可能
12lb	太くて強度が高く、障害物の多いエリアでの釣りに最適

使用環境や目的に合わせた適切な管理と選択が、フロロカーボンラインの性能を最大限に引き出すポイントとなります。

チニングラインの選び方のまとめ

ライン	特徴	メリット	デメリット
PEライン	・高感度で魚の動きを繊細に捉えられる ・軽量で強度が高く、細いラインでも長距離キャストが可能 ・伸びが少ないので魚のアタリを直接感じられる ・耐摩耗性に優れ、根ずれに強い	・高感度 ・強力で長距離キャスト可能 ・魚の小さなアタリも素早く感知 ・耐久性が高く根ずれに強い ・長期間使用しても性能が落ちにくい	・風の影響を受けやすい ・結束が難しく初心者には扱いにくい ・価格が高め
ナイロンライン	・適度な伸びがあり、魚の引きを吸収してバラシを防ぐ ・価格がリーズナブルで入手しやすい ・初心者でも扱いやすく、ラインが絡みにくい ・結びやすく、ノット強度が高い	・伸びによるクッション性で魚の突っ込みに強い ・低コストで頻繁に交換できる ・取り扱いが簡単で初心者向き ・様々な結び方に対応できる	・紫外線や水分による劣化が早い ・伸びがあるので感度が低い ・水中での浮力が高く特定の釣りには不向き
フロロカーボンライン	・高い耐摩耗性 ・水中での透明度が高く、魚に見えにくい ・比重が高く水中で自然に沈む ・高感度で魚の細かいアタリを伝える ・硬さがあり扱いが難しい面もある	・高耐摩耗性で根ずれに強い ・透明度が高く警戒心の強い魚をおびき寄せられる ・高感度で魚の小さなアタリも感知できる ・比重が高くボトム付近の操作性が良い	・硬くてリールに馴染みにくい ・価格が高めでコストパフォーマンスが劣る ・比重が高すぎて表層釣りには不向き ・結び方が難しく適切なノットが必要

チニングPEラインのおすすめ

シマノ　ピットブルG5

シマノのピットブルG5は、比重1.3の高比重PEラインで、水中での沈みが速く、風や潮の影響を受けにくいため、安定したラインコントロールが可能です。

特にチニングのような底を狙う釣りで有利です。高感度のため、小さな魚信も明確に伝え、効率的な釣りが楽しめます。

高比重フッ素繊維と東洋紡のIZANAS繊維を組み合わせ、ピアノ線の約8倍の強度を持つ耐久性に優れたラインです。

さらにコーティングが施されており、巻き癖がつきにくく扱いやすいのが特徴。比較的安価でコストパフォーマンスも抜群です。

ダイワ　UVF モアザン デュラセンサー×8＋Si²

ダイワの「UVF モアザン デュラセンサー×8＋Si²」は、チヌ釣りに最適なPEラインです。

その高耐摩耗性は従来のPEラインに比べて300％向上しており、岩場や障害物に擦れても劣化しにくいので、根ズレの多いチヌ釣りに非常に有利です。

新しいシリコンコーティング（Si²）により、表面が滑らかで高強度を誇り、キャスティング時のトラブルを減らし、長期間安定した性能を発揮します。

さらに、PEラインの特性として高感度で、微細なチヌのアタリも見逃さずに対応できます。価格も手頃で、耐久性と高性能を兼ね備えたコストパフォーマンスの高い製品として初心者から上級者まで幅広い層に支持されています。

シーガー PEX8 ルアーエディション

シーガー PEX8 ルアーエディションは8本編みの構造により高強度で耐摩耗性に優れ、岩場や障害物の多い釣り場でも安心して使用できます。

低伸度で高感度のため、微細な魚信も逃さず感じ取ることが可能です。また、国産の8本編みPEラインとして非常にコストパフォーマンスが高く、150mや300m巻きが手頃な価格で提供されています。

色落ちが少なく、リールやガイドに塗料が付着することが少ないため、快適に使用できるのも魅力です。さらに、1mごとにマーキングが施されているため、正確な棚取りが求められる釣りにも適しています。

ラインシステム　ブラックシーブリーム チニング・PE X8

ラインシステムの「ブラックシーブリーム チニング・PE X8」は、チヌ釣りに最適なPEラインです。

8本組構造により高い強度と耐摩耗性を誇り、風や潮の流れに影響されにくく安定したキャスティングが可能です。ラインのカラーは蛍光イエローで視認性が高く、釣り中のラインの動きを確認しやすく、微細なアタリを見逃しにくいです。

さらに、ガイドへの滑りが良く、キャスト時のトラブルを減少させます。超高分子量ポリエチレンを素材として使用しており、耐久性が高く、ハリがあるため風によるラインのたるみが少なく、ガイド絡みのトラブルが減少します。

コストパフォーマンスも高く、長時間の使用に耐えるため、頻繁にラインを交換する必要がありません。

チニングナイロンラインのおすすめ

ダイワ モアザンデュラブラ1500

ダイワの「モアザン デュラブラ1500」は、チニングに非常に適したナイロンラインです。

その耐摩耗性は従来の約15倍を誇り、岩場やテトラポッドなどの障害物が多い場所でも安心して使用できます。高強度であり、橋脚やストラクチャー周りのピン撃ちにも最適です。

特に、根が多いエリアでの釣りではその耐久性が大きなメリットとなります。ナイロンライン特有の柔軟性と扱いやすさも特徴で、PEラインのようにリーダーを結ぶ必要がなく、直結で使用できるため、結束の手間が省けます。

また、8lbから12lbのナイロンラインが推奨されるチニングに最適。ソルトウォーター対応で特殊なコーティングが施されており、海水による劣化を防ぎます。

サンライン ソルトウォータースペシャル ハイビジブル

サンラインの「ソルトウォータースペシャル ハイビジブル」は、チニングやシーバス釣りに最適なナイロンラインです。

高視認性を誇る「マジデオレンジ」カラーにより、遠くまでラインが見やすく、ロングキャストや複雑な流れの中でもルアーの位置を把握しやすいです。UV-R製法による紫外線劣化防止とトリプルレジンプロセッシング(TRP)による三層コーティングで耐久性、滑り性、耐摩耗性が向上しています。

平行巻スプーリング技術で糸のクセや凹凸が低減され、直進性が向上し、トラブルの少ない使いやすいラインとなっています。さまざまなサイズバリエーションで、多様な釣りに対応しています。

モーリス バリバス ソルトウォーター VEP

モーリスの「バリバス ソルトウォーター VEP」は、チニングを含むソルトウォーターゲームに最適なナイロンラインです。

その驚異的な耐摩耗性能は従来のナイロンラインに比べて約20倍を誇り、独自のVEP製法により、根ズレや擦れに非常に強いです。ライン表面に施されたスーパーフッ素加工（SP-F）により、キャスト時の飛距離が向上し、ライントラブルも大幅に減少します。

平行巻きのスプーリング技術で糸のクセがつきにくく、安定した品質を提供します。高視認性のソルティーブルーカラーは、水中での視認性が良好で、ラインの動きを確認しやすくなり、釣りの操作性が向上します。

シーバスやチヌなどのソルトウォーターゲーム全般に適しており、IGFA（国際ゲームフィッシュ協会）の規格に準じているため、信頼性も高いラインです。

ヤマトヨテグス　 ファメル ソルトウォーター

ヤマトヨテグスの「ファメル ソルトウォーター」は、チニングを含むソルトウォーターゲームに最適なナイロンラインです。

ポリマー加工が施されており、摩耗に対する強さが向上し、ガイド放出抵抗が軽減されています。UVカット加工により紫外線による劣化を防ぎ、ラインの寿命を延ばします。

ホワイトブルーのカラーで高視認性を実現し、ルアーの動きを確認しやすく、キャストの精度が向上します。滑りが良くキャスティング時の飛距離が向上し、ライントラブルも少ないため、スムーズな使用感が特徴です。

平行巻きスプーリング技術により糸のクセがつきにくく、直進性が高いため、リールへの巻き取りもスムーズです。

サンライン　ソルトウォータースペシャル ハイビジブル

サンラインの「ソルトウォータースペシャル ハイビジブル」は、チニングを含むソルトウォーターゲームに最適なナイロンラインです。その特徴として、高視認性の「マジデオレンジ」カラーが挙げられます。

水中でも非常に見やすく、複雑な流れの中でもルアーの位置を簡単に確認でき、正確なキャストとトレースが可能です。UV-R製法により紫外線劣化を抑え、ラインの強度を長期間維持し、耐久性を向上させています。

トリプルレジンプロセッシング(TRP)加工によって、耐吸水性、滑り性、耐摩耗性が向上し、結束力が強く滑らかな使用感が得られます。平行巻きスプーリング技術により、糸のクセがつきにくく、直進性が高いため、リールへの巻き取りもスムーズです。

また、シーバスからトラウト、サーモンまでさまざまな魚種に対応し、低温時でも巻きグセがつきにくい特性を持っています。

チニングフロロラインのおすすめ

ダイワ フロロライン ジャストロン

ダイワのジャストロン フロロラインは、特に耐摩耗性と強度に優れたフロロカーボンラインです。

根ズレや岩などの障害物に強く、ストラクチャーの多いエリアでも安心して使用できます。しなやかで扱いやすく、糸グセがつきにくい設計のため、キャスティング時の飛距離が向上し、ライントラブルも少なくなります。低伸度で高感度なため、魚のアタリを確実に感じ取ることができます。

高い結束強度を持ち、ノットの信頼性が高いため、大型の魚とのファイトでもラインブレイクのリスクを最小限に抑えられます。また、価格が手頃で500mの大容量パッケージもあり、コストパフォーマンスに優れています。

ラインカラーはナチュラルで視認性が高く、魚に警戒されにくい設計です。

シーガー R-18 フロロリミテッド

シーガー R-18 フロロリミテッドは、フロロカーボンラインの中で最高クラスの強度と耐摩耗性を誇ります。ポリフッ化ビニリデン素材により摩擦や物理的ストレスに強く、長時間の使用にも耐えられます。

しなやかさと高感度を両立し、魚の微細なアタリを確実に捉え、伸びにくい性質で確実なフッキングが可能です。

また、優れた結節強度を持ち、キャスト時やファイト中にラインが切れるリスクを最小限に抑えます。FNT製法と二重構造により、耐久性がさらに向上し、コストパフォーマンスも高いです。1lbから20lbまでのサイズバリエーションがあり、幅広い釣りのシーンに対応しています。

バークレイ バニッシュ ウルトラ

バークレイ バニッシュ ウルトラは、耐摩耗性に優れたフロロカーボンラインで、根ズレの多いエリアでも安心して使用でき、ストラクチャー周りでの釣りに最適です。

透明度が高く、水中での視認性が低いため、魚に警戒されにくく、クリアウォーターでの釣りに効果的です。高感度で、魚の微細なアタリも確実に手元に伝わり、即時のフッキングが可能です。

強度と耐久性が高く、大型の魚とのファイトにも安心して使用できます。伸びが少ないため、確実なフッキングとコントロールが可能です。結束強度も高く、信頼性のあるノットを作成でき、ラインの切れやすさを防ぎます。

サンライン ソルティメイト スモールゲームFC II

サンラインのソルティメイト スモールゲームFC IIは、チヌ釣りに最適なフロロカーボンラインです。

高い耐摩耗性と耐久性を持ち、岩場やストラクチャーの多いエリアでも安心して使用できます。適度なハリとコシがあり、高感度でルアーの操作感が非常に良く、魚の微細なアタリも確実に手元に伝わります。

特にテンションフォール時の感度に優れており、ジグヘッドリグの操作性が向上します。程よいしなやかさでライントラブルが少なく、風が強い状況でも安定したパフォーマンスを発揮します。

三層のコーティングが施されたトリプルレジンプロセッシング（TRP）により、耐吸水性、滑り性、耐摩耗性が向上。平行巻きのスプーリング技術で糸グセがつきにくく、リールへの巻き取りがスムーズです。1lbから5.5lbまでの幅広いサイズバリエーションがあり、チニングに最適です。

デュエル　カーボナイロンライン CN500

カーボナイロンライン CN500は、フロロカーボンとナイロンの素材を融合させた新しいタイプのラインで、両素材の長所を持ち合わせています。

ナイロンのしなやかさとフロロカーボンの耐摩耗性を兼ね備えており、非常に扱いやすいです。耐摩耗性が高く、根ズレや擦れが多い釣り場でも安心して使用できます。比重がフロロカーボンより軽く、ナイロンのように水に浮くことはなく、自然なルアーアクションが可能です。

巻き癖が少なく、スピニングリールやベイトリールに巻いた際に非常にスムーズで、ライントラブルが減少します。500m巻きで販売されており、コストパフォーマンスが非常に高くおすすめです。

チニングラインの選び方のまとめ

チニングに最適なライン選びは、釣果に大きく影響します。

この記事では、PEライン、ナイロンライン、フロロカーボンラインの特徴、メリット、デメリット、そしてそれぞれの適した太さについて詳しく解説しました。

PEラインは、その高感度と強度が魅力です。繊細なアタリを感じ取りやすく、遠投にも優れています。一方で、風や潮流の影響を受けやすく、複雑な結束が必要です。

ナイロンラインは、適度な伸びによるクッション性があります。魚の強い引きにも対応しやすいです。価格が手頃で初心者にも扱いやすい一方で、紫外線や水分による劣化が早い点に注意が必要です。

フロロカーボンラインは、高い耐摩耗性と沈みやすさが特徴です。ボトムゲームに最適です。感度が高く、透明度も優れていますが、硬さゆえに取り扱いが難しく、価格も高めです。 それぞれのラインには特定の利点と欠点があります。

釣り場の状況やターゲットに応じて最適な選択をすることが求められます。PEラインの高感度を活かした釣り、ナイロンラインのクッション性を活かしたバラシを防ぐ釣り、フロロカーボンラインの耐摩耗性を活かした障害物周りの釣りなど、状況に応じたライン選びが重要です。