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チニングにおすすめのルアーは?季節ごとの狙い方や選び方も紹介!

チヌ(クロダイ)をルアーで狙う「チニング」は、都市近郊の河川でも手軽に楽しめるうえ、ゲーム性の高さから人気が急上昇しています。

この記事では、チニングに効果的なルアーの種類と、実績抜群のおすすめルアーを紹介します。

初心者から上級者まで、チニングを楽しむための参考にしてください。

チニングとは?

チニングとは、ブリーム(チヌやキビレ)をターゲットとしたルアーフィッシングのことを指します。チニングで使われるルアーは総じて「チヌルアー」と呼ばれ、多種多様な種類があります。

チヌは雑食性で、ワーム、トップウォーター、メタルバイブなど、さまざまなルアーに反応します。この釣りは河口付近や砂浜などで楽しむことができ、季節によって狙う場所が変わるのが特徴です。

温かい季節には河口や干潟、砂浜の浅い場所が狙い目ですが、寒い季節には温排水が流れている場所にチヌが集まりやすくなります。

トップウォーター

トップウォータールアーは、水面近くにいる魚をターゲットにするためのルアーです。特にチヌ(クロダイ)は、5月から10月頃の暖かい時期にこのルアーに反応しやすくなります。

チヌの口は小さいため、小型のトップウォータールアーを使うのが効果的です。

トップウォータールアーの特徴

トップウォータールアーの最大の特徴は、水面でのアクションです。

水面を跳ねるように動いたり、スプラッシュを起こすことで魚にアピールします。特に夏から初秋にかけての高水温期に効果を発揮し、シャローエリア(浅場)での釣りに適しています。

代表的な種類として、ポッパーやペンシルベイトがあります。これらのルアーは水しぶきや音でチヌを誘い、視覚的に楽しめるバイトが魅力です。

トップウォーターの使い方

トップウォータールアーの使い方としては、ポッピングやドッグウォークといったアクションが効果的です。

ポッパーは水しぶきを上げながら短いストロークで動かし、ペンシルベイトはジグザグに動かしてアピールします。

アクションとポーズ(静止)を組み合わせて、チヌに違和感を与えないようにします。

特に夜明け前や日没前後のマズメ時が狙い目の時間帯です。

ポイント

釣りをする際には、明るい時間帯にチヌに警戒心を持たれないよう、水際からやや離れた場所から釣るのがコツです。

また、狭い範囲を効率よく探ったり、水面が荒れている状況でも威力を発揮するため、状況に応じてルアーのアクションを変えながら釣りを進めると良いでしょう。

チニングにおすすめのトップウォーター

メガバス 水泡

メガバスの「水泡」は、チニングに最適なトップウォータールアーです。

このルアーは独特のカップ形状により、繊細な水押し波紋とスプラッシュを生み出します。64mmのコンパクトなサイズと1/4ozの軽量設計で、#6のティーザーフックが装備されており、安定したドッグウォークアクションを実現します。

ウォーターダクト技術により自然なサウンドを生み出し、ソルトウォーターでの高速リトリーブでも安定性を発揮します。

ブルーブルー ガボッツ65

ブルーブルーの「ガボッツ65」は、65mm、6gのトップウォータープラグで、ポッパーとミノーのアクションを融合させた「スイミングポッパー」として設計されています。

ショートポッピングからロングダイブまで多彩なアクションが可能で、引き波を立てながら泳ぐため、水面での視覚的なアピールが非常に強いです。高い浮力により、魚の活性が低い状況でもバイト数を増やすことができます。

優れた視認性とアピール力を持ち、クリアクラウン、ダブルチャートシルバー、レッドシーガなどのカラーが用意されています。ドッグウォークやシェイクリトリーブ、ポッピングなどの多彩なアクションで、特にチニングに最適です。

ダイワ シルバーウルフ チニングスカウター

ダイワの「シルバーウルフ チニングスカウター 60F」は、チニング専用のポッパータイプのトップウォータープラグです。

60mmのコンパクトボディながら、優れた飛距離を実現し、広範囲を効率的にサーチできます。独自のマウス形状により、ナチュラルなポップ音とスプラッシュを生み出し、チヌを引き寄せます。

ドッグウォークアクションで左右にスライドし、ナチュラルな引き波を立ててアピール。また、ポッピングアクションでは中低音のポッピングサウンドと泡の飛沫を発生させ、魚に強力なアピールを行います。視認性の高いカラーリングは曇りの日や薄暗い時間帯にも有効です。

ワーム

ワームは柔らかい樹脂素材でできているため、チヌに見破られにくいルアーです。チニング向けのワームは、カニやエビなどの甲殻類を模しているものがほとんどで、ジグヘッドやラバージグを取り付けて使用することが一般的です。

ワームの特徴

フリーリグは、ラインにシンカーストッパーとナス型シンカーを通し、その先にオフセットフックとワームを取り付けるリグです。根掛かりに強く、ハードボトムを攻めるのに適しています。ワームはカニやエビなどの甲殻類に似せたものが多く、自然な動きでチヌを誘います。このリグは、ワームがシンカーから自由に漂うため、食わせ力が高いのが特徴です。

ワームの使い方

フリーリグは、ボトムズル引きやリフトアンドフォールが基本の操作です。底をゆっくり引きながら、シンカーが先行しワームが自然にフォールすることで、チヌのバイトを誘発します。ジグヘッドリグと使い分けることで、釣り場の状況に合わせた効果的なアプローチが可能です。例えば、障害物が多い場所では、フリーリグの根掛かり防止性能が活かされます。

ポイント

ワームを使用したチニングは、チヌが冬から春にかけてボトムに生息している時期や、活性が低い時に特に効果を発揮します。基本的にはボトムをズル引きしながら使いますが、活性の高いチヌに対してはボトムバンピングやフォールでもバイトします。また、フリーリグは一つのリグで様々な状況に対応できるため、初心者にも扱いやすいのがメリットです。

チニングにおすすめのワーム

ケイテック クレイジーフラッパー 2.8in

ケイテックの「クレイジーフラッパー 2.8インチ」は、ハイアピールアクションとナチュラルな動きを兼ね備えたクローワームで、特にチニングに効果的です。

超スローリトリーブから速いリトリーブまで幅広く対応し、どのような状況でもその魅力を発揮します。

スローに巻いてもアクションが立ち上がり、グラブやカーリーテールワームのような滑らかな動きを実現。無風や追い風の条件下では50m程度の飛距離を簡単に出せ、広範囲を効率的にサーチできます。

ボトムアップ ハリーシュリンプ 3in

ボトムアップの「ハリーシュリンプ 3インチ」は、エビを模したクロー系ワームで、バスやチヌ、根魚などの多様なターゲットに効果的です。特に低活性時やプレッシャーがかかった魚に対し、その微波動が自然なアピールを行い、バイトを誘発します。

スローリトリーブでもアクションが立ち上がりやすく、魚に違和感を与えずにアピールします。細身のボディ設計により、シンカーの重さを利用して飛距離を出すことが可能で、7g前後のフリーリグを使うことで45m~50m程度の飛距離が期待できます。

ヘビキャロライナリグ、ライトキャロライナリグ、フリーリグ、テキサスリグなど、多様なリグに対応可能で、特にボトムを探る釣り方で効果を発揮します。耐久性は平均的で、数匹の魚を釣ると一部が裂けることがありますが、尻尾部分をカットして再利用することも可能です。

ケイテック スイングインパクト 3in

ケイテックの「スイングインパクト 3インチ」は、シャッドテールワームの一種で、その高いアクション性能とフッキングのしやすさが特徴です。リブ付きの柔らかいボディとテールの動きが自然な泳ぎを再現し、さまざまな魚種に対して効果的です。

スローリトリーブから高速リトリーブまで幅広い速度でアクションを発揮し、テールの振動が魚を強力に引き寄せます。

柔らかい素材で作られているため、魚がバイトしたときにワームが簡単に折れ曲がり、深いフッキングが可能です。

これにより、小さなバイトでも確実にフッキングできます。ジグヘッド、テキサスリグ、キャロライナリグ、ダウンショットリグ、ネコリグなど、さまざまなリグに対応可能で、多用途性も魅力です。

バイブレーション

バイブレーションルアーは、小刻みに震えてチヌにアピールするルアーです。その重量のおかげで飛距離が出しやすく、広範囲を探るのに適しています。バイブレーションを使ったチニングは、1年を通して効果的です。

バイブレーションの特徴

特徴 バイブレーションルアーは、振動と音で魚に強いアピール力があります。重さがあるため遠投性能が高く、シャローエリア(浅場)でも効果を発揮します。しかし、根が多い場所では根掛かりのリスクが高いため、砂地のような根の少ない場所を選ぶのが良いでしょう。

バイブレーションのアクション

使い方 バイブレーションルアーの基本的な使い方は、ボトムに着いたらただ巻きです。リールを一定の速度で巻くことでルアーが振動し、チヌを誘います。

ウェイトは14g程度が目安ですが、ボトムを感知できない場合は重くし、逆にボトムに着き過ぎている場合は軽くするのがポイントです。

チニングにおすすめのバイブレーション

ブルーブルー ナレージ50

ブルーブルーの「ナレージ50」は、全長50mm、重さ12gのリップ付き樹脂バイブレーションプラグです。このルアーは、しっかりとした飛距離とボトムの取りやすさが特徴で、特にスローリトリーブに適しています。

偏平なボディデザインと高重心により、スローに沈む際に横倒れするアクションが、フィッシュイーターの捕食スイッチを押す効果を生み出します。スローリトリーブ時にはリップがしっかりと水を受け、安定した水平スイムアクションを実現。

水中でのスパイラルフォールや引き抵抗を感じるアクションは、デイゲームやナイトゲームで効果的です。小粒なサイズながらも約50mの飛距離を誇り、広範囲を効率的にサーチできます。シーバス、チヌ、キビレ、ヒラメ、マゴチなど、さまざまなターゲットに対応し、河口部や都市型河川、港湾部など多様なフィールドで使用可能です。

ミニエント57S

ダイワの「ミニエント57S」は、全長57mm、重さ11.5gのバイブレーションプラグです。

小型ながらも優れた飛距離とアクション性能を持ち、3Dダートアクションによってシーバスやチヌなどのフィッシュイーターを効果的に誘い出します。ロッドアクションによる上下左右のダートアクションが特徴で、スローリトリーブでもフラフラとしたローリングアクションを行い、ボトムやミドルレンジにいる魚にナチュラルなアピールが可能です。

リフト&フォールやドリフトといったテクニックも効果的に使用できます。さらに、飛距離とキャスタビリティに優れ、広範囲を効率的にサーチ可能です。

サルベージソリッド60ES

シマノの「サルベージソリッド 60ES」は、全長60mm、重さ12gのソリッド樹脂ボディを採用したバイブレーションルアーです。このルアーはロングキャストとディープエリアでの使用に特化して設計されており、低速リトリーブでもしっかりとした立ち上がりを実現します。

薄肉樹脂ボディにより、金属製のバイブレーションよりも軽量で高い運動性能を持ち、キャスタビリティが向上しています。ラインアイやウェイトバランスが1mm単位で調整されており、広範囲を効率的にサーチ可能です。

低速リトリーブからでも素早く立ち上がり、ターゲットにアピールします。薄肉樹脂ボディにより、わずかな入力でもボディが振れるため、見切られる前にバイトを誘発します。

樹脂素材のため耐久性が高く、価格も比較的安価です。これにより、根掛かりが多いポイントでも安心して使用できます。基本的な使い方はただ巻きですが、リトリーブ速度を調整したり、トゥイッチを入れることで多様なアクションを演出可能です。フォール速度が速く、狙ったレンジをピンポイントで攻めることができます。

メタルバイブ

メタルバイブは金属製のルアーで、強い振動と光反射でチヌにアピールします。飛距離が優れているため、広範囲を効率的に探ることができます。

メタルバイブの特徴

メタルバイブは遠投性能が高く、広いエリアを探索するのに適しています。特に水深のあるエリアやボトムを攻める釣りに向いていますが、根掛かりしやすいため、ある程度の経験が必要です。

メタルバイブの使い方

使い方 メタルバイブの操作は、リフトアンドフォールやただ巻きが基本です。リフトアンドフォールでは、ルアーを持ち上げてからフォールさせる動きを繰り返し、底を探ります。

この動きが振動を生み出し、チヌのリアクションバイトを誘発します。また、ただ巻きでは一定の速度でリールを巻き、ルアーの振動で魚を誘います。

リトリーブ速度を変えながらチヌの反応を確認しつつ、効果的に釣りを進めてください。

チニングにおすすめのメタルバイブ

ジャクソン  テッパンバイブ

ジャクソンの「テッパンバイブ」は、ソルトウォーターゲームで高い評価を受けているメタルバイブレーションルアーです。

遠投性、レスポンス、強波動を高次元で融合し、ストレスフリーでガンガン使える特攻系メタルバイブとして設計されています。バランサースリットを搭載することでスイム姿勢を自然に保ち、ライン絡みなどのトラブルを減少させます。高いキャスタビリティにより、広範囲を効率的にサーチ可能で、魚が散らばっている状況でも広く探ることができます。

スイム姿勢が安定し、フォール時のトラブルを防ぐため、安定したアクションを提供します。基本的な使い方はただ巻きですが、リフト&フォールやトゥイッチを加えることで多様なアクションを演出できます。

特にデイゲームでは高速巻きでリアクションバイトを狙うことが効果的です。メタルバイブレーションとしては比較的安価で耐久性も高いため、初心者から上級者まで幅広く使用できます。

ブルーブルー トレイシー15g

ブルーブルーの「トレイシー 15g」は、メタルバイブレーションルアーで、鉄板バイブの性能を極限まで高めた一品です。

独自の低重心設計とドルフィンシルエットにより、軽快な引き心地と安定したスイム姿勢を実現しています。リトリーブ中もテンションフォール時も水平姿勢を保ち、糸絡みが少なくストレスフリーな使用感を提供します。

磯、サーフ、河川、港湾、ボートなど、あらゆるフィールドで使用可能で、シーバス、青物、チヌ、底物など多種多様な魚種に対応しています。開発後、全国のフィールドテスターによる徹底的なテストフィッシングで驚異的な釣果を上げており、特にプロアングラーたちから高評価を得ています。

コアマン P-13アイアンプレートSC

コアマンの「P-13 アイアンプレート SC」は、シーバス釣りに特化したメタルジグルアーです。

遠投性能とフラッシング効果を最大限に引き出すために設計され、ステンレス素材で作られたボディは耐久性が高く、塗装の剥がれにくさも特徴です。15gの重さにより、深場でも素早く沈み、広範囲を効率的に探ることができます。

スリムで重心が後方にあるデザインにより、キャスト時の飛距離が大幅に向上し、広範囲を効率的にサーチ可能です。ステンレス素材と特殊塗装により、水中でのフラッシング効果が高く、魚の注意を引きやすいです。特にクリアウォーターでの釣果が期待できます。

デイゲーム、ナイトゲーム問わず、リフト&フォールやただ巻き、トゥイッチングなど多様なアクションに対応し、シーバスだけでなく、青物や根魚にも効果的です。高耐久塗装とステンレス素材のボディにより、長時間の使用でも性能が落ちにくく、コストパフォーマンスにも優れています。

チニングで使用するルアーの使い分け

チニングでは、季節や天候、時間帯に応じて使用するルアーを使い分けることで、釣果を大きく向上させることができます。

季節釣り方おすすめルアールアーの使い方
乗っ込みシーズンで大型のクロダイが狙えます。甲殻類を模したワームやストレートワームを使用し、ボトムや中層をゆっくり引くと効果的です。ミノー、シンキングペンシル中層を攻めるためにミノーやシンキングペンシルを使い、チヌの目線を上に向けます。
水温が高く、チヌが表層に浮きやすい時期です。ポッパーやペンシルベイトを使って水面での視覚的なバイトを狙います。トップウォーター、メタルバイブ、ワームトップウォーターで水面を攻め、メタルバイブで広範囲を探り、日中はボトムをワームで狙います。
涼しくなり始めるとチヌの活性が安定し、ボトムの釣りが有効です。ワームでのボトムズル引きやリフトアンドフォールが効果を発揮します。ワーム、メタルバイブ、ミノーメタルバイブで広範囲を探り、ミノーで中層をゆっくり引きます。
水温が低下しチヌの活性が落ちるため、ゆっくりとしたアクションが求められます。ボトムでのズル引きやストップ&ゴーで違和感を与えないようにします。ワーム、バイブレーション小さめのバイブレーションを使い、繊細なアクションでチヌを誘います。

春のチニング
春は乗っ込みシーズンで、大型のクロダイが狙えます。甲殻類を模したワームやストレートワームを使用し、

ボトムや中層をゆっくり引くことで効果的にアプローチします。特に、チアユやハクなどを追うチヌの目線が上に向くため、ミノーやシンキングペンシルルアーを使って中層を攻めるのが有効です。

夏のチニング
夏は水温が高く、チヌが表層に浮きやすい時期です。ポッパーやペンシルベイトを使って、水面での視覚的なバイトを狙います。

広範囲を探りたい場合にはメタルバイブを使用し、特に早朝や夕方の活性が高い時間帯に効果的です。

リフトアンドフォールやただ巻きで、チヌを誘います。また、日中の暑い時間帯はボトムにいることが多いため、根掛かりしにくいフリーリグを使用してボトムを攻めます。

秋のチニング
秋も引き続きボトムの釣りが有効です。涼しくなり始めるとチヌの活性も安定し、ワームでのボトムズル引きやリフトアンドフォールが効果を発揮します。

広範囲を探るためにはメタルバイブを使用し、特に夕方のフィーディングタイムに効果的です。また、チアユやハクを追うチヌに対してはミノーが有効で、中層を狙ってゆっくり引くことで自然なアクションを演出します。

冬のチニング
冬は水温が低下し、チヌの活性が落ちるため、ゆっくりとしたアクションが求められます。

ボトムでのズル引きやストップ&ゴーでチヌに違和感を与えないようにアプローチします。バイブレーションも冬場でも効果的ですが、チヌにプレッシャーを与えないように注意が必要です。小さめのバイブレーションを使い、繊細なアクションで誘います。

チニングルアー季節ごとの狙い方や選び方のまとめ

チニングでは、季節や天候、時間帯に応じたルアーの使い分けが重要です。春から秋は比較的活性が高く、トップウォーターやミノーが効果的です。

一方、冬は活性が低いため、ワームやバイブレーションでゆっくりとしたアクションが求められます。

これらの情報を参考に、状況に応じたルアー選びと使い分けを行い、チニングをより楽しみましょう。