コマセ真鯛釣りにおいて、使用するコマセカゴの選び方は釣果を大きく左右します。
エサの種類や釣り場の状況に応じて、最適なコマセカゴを選ぶことが重要です。
オキアミ、アミエビ、イワシミンチなど、それぞれのエサには特有の特徴があり、その特性に合わせたコマセカゴを使用することで、効率よく真鯛を誘い出すことができます。
この記事では、各エサに適したコマセカゴの選び方について詳しく解説し、釣果を上げるためのポイントを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
コマセカゴの素材
コマセカゴは多種多様なものが発売されていてどれを選んでよいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
ここでは、プラスチック製、ステンレス製、形状記憶合金製のコマセカゴの素材について、それぞれの特徴、メリット、デメリット、およびエサの広がり方について詳しく解説します。
プラスチック製コマセカゴ
プラスチック製のコマセカゴは、軽量で扱いやすく、価格も手頃なため、初めてコマセ釣りに挑戦する人や短時間の釣りに最適です。ただし、耐久性があまりないため長期間の使用には向かないため、頻繁に釣行する場合は耐久性のある別の素材が良いでしょう。
メリット
- プラスチック製品は比較的安価で、コストパフォーマンスが高い
- 海水に強く、錆びる心配がない
- さまざまな形状や色、サイズのものが揃っており、選択肢が豊富
デメリット
- 耐久性が低いため劣化しやすい
- 衝撃に弱いため破損しやすい
ステンレス製コマセカゴ
ステンレス製のコマセカゴは、特に深場や潮流が強い場所での釣りに向いています。高い耐久性と耐腐食性を持ち、長期間使用しても壊れにくく長く使えるのが特徴です。
メリット
- ステンレスは非常に強度が高く、長期間使用しても劣化しにくいです。
- 錆びにくく、海水に対して強い耐性があります。
- 重量があるため、潮流に流されにくく、安定した操作が可能です。
デメリット
- 重量があるため、扱いにくく、長時間の釣りでは疲労がたまりやすい。
- プラスチック製に比べて高価で、初期投資が大きくなります。
エサの種類からコマセカゴを選ぶ
マセ真鯛釣りでは、使用するエサの種類によって最適なコマセカゴが変わることがあります。
それぞれのエサには特有の特性があり、その特性に合わせたコマセカゴを選ぶことで釣果を上げることができます。
オキアミ
オキアミはコマセ釣りで最も一般的に使用されるエサで、粒が大きく、魚へのアピール力が高いのが特徴です。
このエサは粒がしっかりしているため、放出時に均等に広がりやすく、真鯛を効率よく誘うことができます。
プラスチック製のコマセカゴは、オキアミの放出に最適です。軽量で扱いやすく、エサの詰まりが少ないため、初心者でも簡単に操作できます。
一方、ステンレス製のコマセカゴは、重量があり、深場や潮流の強い場所でも安定して使用できます。
ステンレス製は耐久性が高く、長期間の使用にも耐えられるため、頻繁に釣行する人に向いています。オキアミを使用する場合、これらのカゴはエサを均等に放出し、広範囲に広げることができるため、真鯛の捕食を促進します。
アミエビ
アミエビ アミエビは細かい粒状のエサで、広範囲に広がりやすいのが特徴です。
粒が小さいため、詰まりにくく、スムーズに放出されるため、初心者から上級者まで幅広く使用されています。
アミエビは特に浅場や短時間の釣りに適しており、細かく広がることで真鯛を効率よく誘うことができます。
プラスチック製のコマセカゴは、アミエビのような細かいエサに最適です。軽量で扱いやすく、細かいエサが詰まりにくいため、初心者でも簡単に操作できます。
イワシミンチ
イワシミンチは、イワシを細かく刻んだエサで、強い匂いと油分が特徴です。
このエサは粘度が高いため、放出に工夫が必要ですが、その強い匂いと油分で真鯛を強力に誘うことができます。
イワシミンチは特に深場や潮流の強い場所で効果を発揮し、真鯛の捕食行動を引き出します。
ステンレス製のコマセカゴは、粘度の高いイワシミンチに最適です。重量があり、エサが詰まりにくいため、深場や潮流の強い場所でも安定して使用できます。
使用するエサの種類によって、最適なコマセカゴは異なります。
オキアミ、アミエビ、イワシミンチそれぞれに適したカゴを選ぶことで、エサの広がり方を最適化し、真鯛を効率よく誘うことができます。
エサの特性と釣り場の状況に応じて、最適なコマセカゴを選びましょう。
コマセカゴのおすすめ
サニー商事 サニーライトFL
「サニーカゴ・サニービシ」は、コマセ釣りにおける効率と精度を高めるために設計された優れたビシです。トップドラフトの調整により、シャクリを入れた際の水量を決定し、コマセを放出。
さらに、サブドラフトは詰めるコマセの粒の大きさに合わせて調整可能することができますのでアミ・オキアミに最適。
誘い入れの際にはゆっくりと沈下させることで、サブドラフトから入った水量と同じ分だけトップドラフトからコマセを放出します。コマセを詰め込む際は、カゴ全体の8割程度までにすると、スムーズなコマセワークが実現します。
サニー商事 ワンタッチビシライト
「ワンタッチビシライト」は、釣りの効率と使いやすさを追求したビシです。フタが半開きになる設計で、コマセを簡単に詰め込むことができ、釣りの準備がスムーズに行えます。
荒いミンチコマセにも対応しており、網目をニッパーやカッターでカスタマイズできるのが魅力です。
本体は余計な突起が一切ないデザインで、シャクリがスムーズにできるため、アタリも明確に感じ取ることができます。この使いやすさが、釣果を上げるポイントとなります。
ダイワ MDライトビシ
「ライトタックル専用ビシ」は、6段階のラチェット式上部調節リングを採用し、コマセの調節が思いのままに行えます。
ズレにくく、正確な調整が可能です。また、L-14mmのコマセ調節キャップが6個標準装備されており、オキアミやアミエビに幅広く対応できます。さらに、替えウエイトパックを交換することで、1本で3通りの号数が使え、潮の状況に即座に対応可能です。
これにより、持ち運ぶ荷物の量を大幅に減らせます。大型コマセ扉が付いており、コマセが入れやすいのも魅力です。環境に配慮し、オモリには亜鉛を採用しています。
ダイワ MDビシⅡ
ダイワ MDビシⅡ は、マダイ、ワラサ、イナダ、イサキなどのコマセ釣りに最適な定番アイテムです。コマセ調整キャップが付いているため、どの釣り場でも柔軟に対応。
大型扉と中心軸のない構造により、コマセが詰めやすく、多くのコマセを効率的に詰め込むことができます。
上下の調整リングを使うことで、対象魚やコマセの種類に応じた放出量を自在に調整可能です。紡錘形状のウェイトを採用し、水の抵抗を受けにくく、スムーズで高速な仕掛けの落下を実現。人には見やすく、魚には見えにくいスモーク、レッドカラーを採用し、水中で魚に警戒心を与えません。
第一精工 キャップカゴ
キャップカゴは、水切れ抜群のステンレスカゴと、コマセ放出量の微調節がラクラクできるプラスチックカゴが合体した新しいタイプのカゴです。ステンレス部分は水中抵抗が少なく、素早く沈むため効率的なコマセワークを実現します。プラスチック部分は放出量の微調節が容易で、さまざまな釣り場や状況に対応可能です。
このカゴは、ステンレスの耐久性とプラスチックの柔軟性を兼ね備えており、長く使えるだけでなく、使用感も抜群です。コマセの粒の大きさに応じて放出量を調節できるため、マダイやワラサ、イナダ、イサキなど、さまざまな魚種に対応します。
ヤマシタ クリーンビシ アミ
「クリーンビシ」は目詰まりしにくい扱いやすい万能ビシです。このビシは、カゴ目から理想的にコマセを出し、目詰まりを防ぎます。また、竿ビシや手ビシ釣りにおいても軽くソフトなシャクリで操作可能で、疲労感を大幅に軽減します。
ナカジマ ステンカン
ナカジマのステンカンは、強度と使いやすさを提供する優れたビシです。このシリーズは、厚めの鋼板を使用しており、強度抜群です。本体部は管材切り出し工法を採用しており、耐久性が高く長く使用できます。開口部は面取り加工済みで、手やラインに優しく、安全に使用できます。
品番とサイズがひと目でわかる刻印表記が施されているため、選ぶ際にも便利です。汎用度の高いオキアミ用形状がラインナップされており、さまざまな釣り場で活躍すること間違いありません。
鯛釣り用コマセカゴのおすすめと選び方のまとめ
この記事では、コマセ真鯛釣りにおけるコマセカゴの選び方について詳しく解説しました。コマセカゴの素材や開口部の形状、エサの放出調整機能など、様々な要素が釣果に大きく影響します。
プラスチック製、ステンレス製の各素材にはそれぞれの特徴とメリット・デメリットがあり、釣り場の状況や使用するエサに応じて最適なものを選ぶことが重要です。
これらのポイントを考慮して、自分の釣りスタイルに合ったコマセカゴを選び、コマセ釣りを楽しみましょう!