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PEラインの強度は?綴り数の選び方や釣りのスタイルを徹底解説!

釣りで使用するPEラインの強度は、その「綴り数」の選び方が非常に重要です。

4本綴り、8本綴り、12本綴りといった編み数の違いは、ラインの強度や感度、耐久性に大きな違いがあります。

細いラインは感度や飛距離に優れる一方で、太いラインは大物とのファイトに強いですが、どの綴り数を選ぶべきかは、これから挑戦する釣りのスタイルによって異なります。

この記事では、PEラインの綴り数による強度の違いに焦点を当て、それぞれの特徴や適した使い方を解説します。自分の釣りに最適なラインを選ぶための参考にしてください。

PEラインとは?

PEラインとは、ポリエチレン繊維を編み込んで作られた釣り糸のことで、特にその「強度」と「感度」が際立った特徴を持っています。「

PE」はポリエチレン(Polyethylene)の略称で、この素材は非常に軽量でありながら、驚異的な引っ張り強度を持つため、他のライン素材と比べて細い径でも高い強度を発揮します。

また、PEラインは伸びがほとんどないため、アタリを正確にキャッチでき、ルアーフィッシングや繊細な釣りに最適です。さらに、ラインの直径が細いため、水や風の抵抗が少なく、飛距離を伸ばすことができる点も魅力です。

このため、ライトゲームから大物狙いのオフショア釣りまで、幅広い釣りスタイルで愛用されています。

ただし、PEラインには摩耗や擦れに弱いという欠点もあります。そのため、岩場や障害物が多いフィールドでは、リーダーを併用することが一般的です。

また、ナイロンやフロロカーボンラインと比べて比重が軽く、水中での沈み方に違いが出るため、釣りのシチュエーションに応じて選び方を工夫する必要があります。

PEラインの性能を最大限に引き出すためには、号数やポンド数の選定だけでなく、編み数(4本綴り、8本綴り、12本綴り)の違いにも注目することが大切です。これにより、釣りのスタイルや状況に応じて最適な強度のPEラインを選ぶことができます。

号数やポンド数について詳しく知りたい方へ

PEラインの強度を最大限に活かすためには、号数やポンド数の選定も重要です。

詳しく知りたい方は、こちらの記事をご参照ください。

4本綴りPEラインの特徴とメリットやデメリット

4本綴りは、4本のポリエチレン繊維を編み込んで作られており、基本的には大物釣りにも対応できる十分な強度を持っています。

特に、耐摩耗性に優れているため、岩場や障害物が多いフィールドでもトラブルを避けやすい点が特徴です。ただし、編み目が粗いため、8本綴りや12本綴りと比較すると、ラインが太くなりやすいというデメリットがあります。

この太さが原因で、風や潮の影響を受けやすく、キャストやルアー操作がしにくくなることがあります。

特に、遠投を必要とするシーンや、繊細な操作が求められる場合には、4本綴りのラインが釣りのパフォーマンスに悪影響を与えることが考えられます。

強度自体は問題がないものの、ラインの太さによる使いにくさが、他の多編みラインと比べた際の主な弱点といえるでしょう。

4本綴りが適している人

4本綴りのPEラインは、以下のような人におすすめです。

  1. コストを重視する人
    4本綴りは他の多編みラインに比べて価格が安く、交換頻度が高い人やコストを抑えたい人に向いています。
  2. キャストをあまりしない人
    キャスティング性能は劣るため、ジギングや船釣りなど、キャストをしない釣りに適しています。
  3. 耐摩耗性が必要な人
    岩場や障害物が多いフィールドでの釣りには、4本綴りの耐摩耗性が活躍します。
  4. 初心者
    価格が手頃で扱いやすい4本綴りは、PEラインを初めて使う初心者にもおすすめです。

狙う魚:ヒラスズキ、ロックフィッシュ(カサゴ、アイナメ)、クロダイ、タチウオ、など

4本綴りにおすすめのPEライン

シマノ タナトル4

扱いやすさと高い耐久性を備えた、コスパ抜群のPEライン!

ヤマトヨテグス PEストロング4

コストを重視しつつ、耐久性も求める方におすすめ!

8本綴りPEラインの特徴とメリットやデメリット

8本綴りは、編み目が細かく、4本綴りに比べて均一な強度を持っています。

滑らかな表面により、力が全体に分散され、引っ張り強度も向上しています。

そのため、大物を狙う場面や、強い引きに耐えるシーンでも安心して使えるラインとして人気があります。

さらに、8本綴りはラインが細いため、キャスティング時の抵抗が少なく、飛距離が出やすいのが特徴です。

潮の流れが速いエリアでも使いやすく、風の影響も受けにくいため、様々なシチュエーションで活躍します。

ただし、コストは4本綴りよりやや高くなります。また、耐摩耗性は4本綴りに劣るため、障害物が多いフィールドでは注意が必要です。

8本綴りが適している人

8本綴りのPEラインは、以下のような人におすすめです。

  1. 飛距離やキャスト性能を重視する人
    滑らかな編み目で摩擦が少なく、遠投が必要な釣りに最適。ルアーフィッシングやシーバス釣りに向いています。
  2. 感度を重視する人
    高感度で細かいアタリを逃さないため、ソルトウォーターゲームやバスフィッシングなど繊細な釣りに適しています。
  3. 大物を狙う人
    高い引っ張り強度で、大型魚とのファイトでも安心です。
  4. 操作性を重視する人
    滑らかな操作性で、キャストや巻き上げがスムーズ。テクニカルな釣りに向いています。
  5. 中級者から上級者
    高性能を活かせる中級者や上級者に適しており、繊細な操作や精度の高いキャストが求められる場面で力を発揮します。

狙う魚:シーバス、ヒラメ、青物(ブリ、カンパチ)、鯛など

8本綴りにおすすめのPEライン

エックスブレイド スーパー ジグマン X8

高感度と飛距離を重視するアングラーに最適な高性能PEライン!

シーガー PE X8

高感度と滑らかなキャスト性能に加え、コストパフォーマンスも抜群のPEライン!

シーガー(Seaguar)
¥2,409 (2024/09/29 22:44時点 | Amazon調べ)

12本綴りPEラインの特徴とメリットやデメリット

12本綴りの強度 12本綴りは、最も多くの繊維を編み込んで作られているため、他のPEラインと比べて引っ張り強度が非常に高くなります。

編み目が非常に細かく、均一に力が分散されるため、強度の面では最も優れています。

大物釣りや高負荷の状況下でも、その高い引っ張り強度と耐久性を発揮するため、信頼性が非常に高いです。

また、12本綴りは滑らかであるため、キャスト時やファイト中にライン自体にかかる負荷が少なく、これも強度維持に貢献します。

摩耗に対しては8本綴り同様やや弱い傾向がありますが、強度面では最も安心して使用できるラインと言えるでしょう。

12本綴りが適している人

12本綴りのPEラインは、以下のような人におすすめです。

  1. 飛距離や滑らかさを求める人
    非常に滑らかで摩擦が少なく、飛距離を伸ばしたいアングラーに最適です。
  2. 感度と強度を重視する人
    高い感度と強度で、大物のアタリにも迅速に対応でき、安心して使用できます。
  3. ハイエンドな道具を求める人
    価格は高めですが、性能を重視したい上級者向けのラインです。
  4. 大物狙いのアングラー
    強度が非常に高く、大物釣りやオフショアフィッシングに最適です。
  5. 繊細な操作が必要な釣りをする人
    感度の良さと滑らかさが、繊細なルアー操作やリトリーブに大きく役立ちます。

狙う魚:マグロ、カジキ、大型青物など

12本綴りにおすすめのPEライン

シマノ ピットブル 12本

驚異的な強度と滑らかなキャスト性能で、大物狙いや遠投に最適なハイエンドPEライン!

ダイワ PEデュラセンサー×12EX

高強度と耐摩耗性を両立し、過酷な環境でも信頼できる12本編みPEライン!

PEラインの強度は?綴り数の選び方や釣りのスタイルのまとめ

PEラインの選び方は、使用するシチュエーションや釣りのスタイルによって大きく変わります。

4本綴りは、耐摩耗性とコストパフォーマンスに優れ、岩場や障害物の多いフィールドで釣りをする方や、コストを重視する方に適しています。

8本綴りは、滑らかさと感度に優れ、飛距離が必要なルアーフィッシングや、繊細な操作を求めるシーンで活躍します。総合的に最もバランスがよくおすすめです。

12本綴りは、最高レベルの強度と感度を持ち、遠投が求められる状況や大物を狙う本格派アングラー向けです。釣れないことを道具のせいにしたりしない方や絶対にキャッチしたい魚を狙う方におすすめです。

それぞれのラインの特徴を理解し、自分の釣りスタイルやターゲットに合ったPEラインを選ぶことで、釣果を最大限に引き出すことができます。

まずは、自分がどんな状況で釣りをするかを考え、適した編み数のラインを選んでみましょう。

  • この記事を書いた人

釣り行きたい

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