スロージギングロッドはどう選ぶ?初心者から上級者まで9機種を紹介
2026年09月15日

スロージギングは、ロッドを曲げて戻る力でジグを横へ向け、フォール中に魚が食う間を作る釣り。硬すぎるロッドはジグを跳ね上げ、軟らかすぎるロッドは深場や速い潮で入力が届きにくくなります。
近海で150〜200gを中心に使うなら、基準は2番クラスのベイトロッド。100g前後は0〜1番、250g以上を多用する海域は3番以上が選択肢です。
この記事で紹介するのは、入門・中級・上位に分けたスロージギングロッド9機種。常用するジグ重量と水深、潮の速さが分かれば、自分の釣り場で曲げ戻しを使える1本まで絞れます。
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スロージギングロッドは常用するジグ重量から選ぶ

最大ジグ重量ではなく、一日の中で長く使う重さをロッドの中心へ合わせます。
近海で150〜200gを使うなら2番クラスが基準です。ただし、同じ2番でも上限は200gと250gに分かれ、水深の目安もメーカーやシリーズによって異なります。
150〜200gを中心に使うなら2番クラス
近海の青物、マダイ、根魚、タチウオを150〜200gで狙うなら2番クラスです。
2番クラスは、PE2号までと150〜200g付近を受ける製品が多く、近海の青物、マダイ、根魚、タチウオを1本で狙える強さです。
200gを曲げて戻せるロッドでも、250gや300gを長くしゃくると穂先が深く入り、ジグを横へ向ける反発が足りなくなります。使用上限ではなく、常用する重さが適合範囲の中央付近へ収まる型番を選びます。
水深が深い日と潮が速い日は1段強くする
ラインが斜めになって穂先が戻り切らない時は、ロッドを1段強くします。
水深が同じでも、二枚潮やドテラ流しではラインが斜めになり、ロッドへ掛かる抵抗が増えます。150gで底が取りにくく200〜250gへ替える海域なら、3番クラスも対象です。
反対に、水深50〜80mで100〜150gを使う日は0〜1番のしなやかさを生かせます。小さな入力でもブランクが曲がるため、ジグを強く跳ね上げずにフォールへ移せます。
6〜6ft6inのベイトロッドを基準にする
船の真下へ落とし、着底を繰り返すスロージギングにはベイトロッドが合います。
6ft前後は重いジグへ入力しやすく、6ft6in前後は曲がる幅を使ってジグを横へ送りやすい長さです。グリップ脱着式なら、6ft台の操作幅を保ちながら車へ積む長さを短くできます。
初めて使うスロージギングロッド3機種を紹介
初めての専用ロッドは、近海で出番の多い2番クラスから選びます。150〜200gが中心ならグラップラーBB、250gまで使うならアウトレイジ BR SJ、購入費を抑えて6ftの短さを取るならジャイアントキリング1Gが合います。
- 自重120g
- ジグMAX200g
- グリップジョイント2ピース
B66-2は、ジグMAX200g・PE MAX2号に対応するスロー系ジギング専用ロッドです。
6ft6inの曲がり幅を使い、150〜200gを持ち上げてフォールへ移す近海の釣りに対応。
自重120gで、グリップジョイントを外すと仕舞寸法は150.2cmです。
250gを常用する海域では上限を超えるため、B66-3か250g対応モデルへ強さを上げます。
- 150〜250gへ対応
- 仕舞寸法146cm
- 自重120g
63B-2は、150〜250gとPE MAX2号に対応するベーシックモデルです。
200gを中心に使いながら、潮が速くなった時は250gまで上げられます。
1.91mのバットジョイント2ピースで、仕舞寸法は146cm。
軽い100g前後を中心にする日より、150g以上を使う時間が長い近海便で番手の強さを生かせます。
- ジグMAX250g
- PE MAX2号
- 6ftのグリップ脱着式
GK1SJ-B60/2は、MAX250g・PE MAX2号のスロージギングモデル。
6ftの短さで200g前後へ入力でき、購入費を抑えて専用ロッドを用意できます。
グリップ脱着式で、ロッドの曲がる部分は継ぎ目のない構成。
大きなストロークより、短い幅で200g前後を動かす釣りに使えます。
ジグの動きを細かく変えたい人向けの3機種を紹介
一巻きごとの入力を変えたり、速い誘いから長いフォールへつないだりするなら、ブランクの戻りとリールシートの握りまで選びます。200gまでならシマノの2機種、250gまでと短い6.1ftを取るならアウトレイジ SJが対応します。
- ジグMAX200g
- フルホールディングシート
- グリップジョイント2ピース
B66-2は、MAX200g・PE MAX2号に対応し、ロッド全体の曲がりからジグを戻す設計です。
フルホールディングシートは、手のひらに乗せる握り方や指を掛ける位置の変更に対応。
150〜200gで一巻きの幅を変え、ジグの跳ね上がりとフォール時間を調整する釣りに使えます。
250gを常用する海域ではB66-3まで上げます。
- 自重128g
- ジグMAX200g
- 仕舞寸法150.2cm
B66-2は、自重128gでMAX200gを扱うグリップジョイント2ピースです。
曲がる支点が手元側へ移る設計で、腕で強くあおらず、巻きとブランクの戻りをつないでジグを動かせます。
青物を速めに誘う水深80m前後から、根魚やタチウオを遅く誘う深場まで対応。
200gを軸に誘いの速度を変える人向けです。
- 自重112g
- 150〜250gへ対応
- 6.1ftの1ピース
61B-2は、1.85m・112gの1ピースで150〜250gを扱うモデル。
短いストロークで200g前後を持ち上げ、潮が速い時間は250gまで替えられます。
軽いロッドを肘へ当てて操作する時間が長い人の1本です。
仕舞寸法は185cmあるため、車内や保管場所へ収まるか購入前に測ってください。
潮の変化まで手元で捉えたい人向けの3機種を紹介
上位機種へ予算をかける理由は、対応重量を増やすことだけではありません。二枚潮でジグが抜けた瞬間や、フォール中にラインの張りが変わる場面で、次の一巻きを止める判断へつながる感度と復元の速さを選びます。
- 自重108g
- ジグMAX250g
- 近海バーチカル80mが目安
GK7SJ-B60/2は、6ft・108gでMAX250gを扱う上位モデルです。
近海バーチカル80m、ドテラ60m、中深海220mがメーカーの水深目安。
高反発素材を曲がり込ませ、潮の重さが変わる位置で入力を弱めたり、フォールを長く取ったりする釣りに使えます。
水深目安は潮流とPE号数で変わるため、250g対応だけで深場用とは決めません。
詳しいスペックを見る
- タイプ
- ベイト
- 全長
- 6ft
- 継数
- 1本(グリップ脱着式)
- 仕舞寸法
- 137cm
- 自重
- 108g
- ジグウェイト
- MAX250g
- 適合PE
- MAX2号
- 近海バーチカル水深
- 80m目安
- 近海ドテラ水深
- 60m目安
出典: メジャークラフト製品ページ
- 自重106g
- AGSガイド
- 150〜250gへ対応
61B-2は、1.85m・106gで150〜250gを扱う上位スロージギングロッド。
AGSガイドと、握る位置を安定させる専用リールシートを備えた構成です。
200g前後を繰り返し操作し、フォール中の張りの変化を手元で捉えたい人向け。
購入前に確かめたいのは、仕舞寸法185cmの1ピースを運べる車内と保管場所です。
- 100〜230gへ対応
- 遅い誘いは水深180m超が目安
- PE MAX2号
B65-2は、100〜230g・PE MAX2号に対応するシリーズ中核モデルです。
速い誘いの青物は水深80m超、遅い誘いのタチウオや根魚は180m超までが目安。
6ft5inの曲がり幅でジグを送り、フォールを長く取る釣りに対応します。
全長196cmの1ピースなので、車内と船への持ち込み方法まで確保できる人向けです。
詳しいスペックを見る
- タイプ
- ベイト
- 全長
- 6ft5in(1.96m)
- 継数
- 1本
- 仕舞寸法
- 196cm
- 自重
- 137g
- ジグウェイト
- 100〜230g
- 適合PE
- MAX2号
- 速い誘いの水深
- 80m超が目安
- 遅い誘いの水深
- 180m超が目安
出典: シマノ製品ページ
ジグ重量・水深・専用竿の違いから1本を絞る

ロッドの番手は、メーカーをまたいだ共通規格ではありません。手元のジグと行く海域へ合わせるには、番手名より適合ジグ重量、PE上限、水深目安を優先します。
100g前後は0〜1番、150〜200gは2番を使う
水深50〜80mで100〜150gを使うなら0〜1番、150〜200gを中心にするなら2番が基準です。
2番の上限が200gなら150〜180gを中心にし、250g対応なら200gを中心に潮が速い時間だけ250gへ替えられます。250g以上を一日使うなら3番以上へ上げ、曲がったロッドが戻る幅を確保します。
同じ水深でも潮とPE号数で番手を上げる
水深の数字が同じでも、ラインの角度と潮の重さで必要な反発は変わります。
水深80mでも、真下へ落ちる150gと斜めに流される150gでは、ロッドへ掛かる負荷が違います。ラインが斜めになり、しゃくるたびに穂先が戻り切らないなら、ジグを重くするだけでなくロッドも1段強くします。
PEを太くすると潮を受ける面積が増えます。ロッドの適合PEを超えない範囲で、乗る船の号数とジグ重量の両方が収まる型番を選んでください。
通常のジギングロッドは落とせても動きは変わる
通常のジギングロッドでもジグは落とせますが、スローピッチ特有の横向きとフォールを毎回そろえるなら専用ロッドが必要です。
通常のジギングロッドは、速いワンピッチでジグを上へ運ぶ操作を得意とします。スロー系専用ロッドは、ブランク全体を曲げ、戻る力でジグを横へ向ける設計です。
年に一度試すだけなら手持ちのベイトジギングロッドで動きを確かめられます。フォールの姿勢を変えて根魚や青物を狙い分けるなら、常用重量に合う専用ロッドへ替える意味があります。
スロージギング用リールの番手とギア比まで合わせる場合は、スロージギングリールの記事を参考にしてください。
PE号数からショックリーダーの太さと長さを決める場合は、オフショアジギング用リーダーの記事を参考にしてください。
ロッドの反発でジグを横へ向けられる1本を選ぶ
常用するジグを曲げて持ち上げ、次の入力までに穂先が戻る強さを選びます。
近海で150〜200gを中心に使うなら、2番クラスのベイトロッドが基準です。100g前後を軽く動かすなら0〜1番、250g以上や速い潮で穂先が戻り切らないなら3番以上へ強さを上げます。
同じ2番でも、適合上限は200gと250gに分かれます。水深だけで決めず、常用するジグ重量、潮を受けるPE号数、縦流しとドテラ流しの違いまで型番の範囲へ収めてください。
スロージギングロッドの役割は、重いジグを吊るすことではなく、曲げて戻る力でジグの横向きとフォールを作ることです。その反発が毎回戻る強さを選べば、潮が変わっても次の一巻きとフォールの長さを調整できます。










