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ガーミンGT23M-TM振動子とは?機能・性能の特徴とおすすめの釣りシチュエーションを徹底解説!

ガーミンの魚探を購入後、振動子の選択に迷うことはよくあるでしょう。

どれだけ良い魚探を購入しても振動子の特性やどのような釣り環境に最適かを理解していないと、性能を発揮させることができません。

本記事では、GT23M-TM振動子がどのような特徴を持ち、どのような釣りに最適なのかを詳しく解説します。

これから動子を購入しようと迷っている方や性能向上を目指している方にぜひ参考にしていただければと思います。

GT23M-TM振動子はこんな人におすすめ!

こんな人におすすめ

  • 深海から浅場まで幅広い水深で釣りを楽しみたい方
  • イカや根魚など、底物をターゲットにした釣りをしたい方
  • 浅場から深海まで、周波数設定を調整しながら柔軟に釣りをしたい方
  • コストパフォーマンスを重視する方
  • サイドビュー(SV)非対応の魚探を使用し高性能の振動子を求めている方

GT23M-TM振動子は、深海から浅場まで幅広く対応できるチャープ技術を備え、特にイカや根魚をターゲットにする釣り人に最適です。

ミドルチャープにより、水深に合わせた適切な周波数を設定でき、精度の高い探査が可能です。

また、500Wの出力でクリアな水中の構造物や魚のアーチを描写するため、幅広い釣り環境に対応できます。

さらに、80kHzと160kHzの2画面表示が可能で、広域から狭域まで柔軟にスキャンできる点も魅力です。

チャープ技術を活用することで、従来の振動子に比べて精度の高い情報を取得しやすく、釣果を向上させたい釣り人におすすめです。

GT23M-TMは浅場でも使えますが、もっと広範囲のスキャンが必要な場合やサイドビュー機能を使用したい場合は、他の振動子の検討が必要になることもあります。

それでも、深海から浅場までを1台でカバーしたい方には、GT23M-TMは優れた選択肢です。

GT23M-TM振動子の特徴

GT23M-TM

GT23M-TMは、海水での使用において、最大で400mの深度で優れた性能を発揮します。

この振動子は、チャープ発信方式を採用しており、従来のパルス発信方式よりも高精度な反応を得ることが可能です。

通常の魚探では、80kHzから160kHzの中帯域チャープ(Mid-Band CHIRP)を使用しており、これにより広範囲かつ詳細なスキャンが可能です。

また、ClearVü機能では260kHzと455kHzの周波数を使い、水中の構造や魚群を鮮明に捉えます。

チャープ技術により、従来のパルス発信方式に比べ、より正確なデータを取得することができるため、イカや根魚などをターゲットにする釣りに最適なモデルです。

通常魚探80/160khz
クリアビュー260/455khz
出力通常魚探600W/クリアビュー500W
最大水深通常魚探400m/クリアビュー200m

魚探の最大水深に関する表記については、基本的に淡水使用時のデータに基づいています。

海水使用時には、塩分濃度などの要因により探査可能な深度が変化する場合がありますので、海水での使用時には注意が必要です。

GT23M-TM振動子の探査可能範囲

GT23M-TM振動子の探査可能範囲としては、80kHzから160kHzの中帯域CHIRPを使用する場合、水深100メートルで指向角は24°(低周波)から13°(高周波)となり、広い範囲から細かいスキャンまで柔軟に対応できます。

また、260kHzのCHIRP ClearVüでは、指向角が2.0°×51°で、水中の構造物や魚群を鮮明に描写できます。455kHzの場合は、指向角が1.4°×29°となり、より狭い範囲で詳細な情報を取得することが可能です。

この振動子は、従来の低周波数帯(50kHzなど)よりもノイズを拾いにくく、特に混雑した海域でも安定して快適に使用できる点が特徴です。そのため、深場や中深度だけでなく、浅場での利用にも適しています。

GT23M-TMとGT20-TM及びGT21-TMの比較について

GT23M-TMを選ぶ際はGT20-TMやGT21-TMなどの振動子を検討している方も多いのではないでしょうか?

以下、具体的にどのような違いがあり、GT23M-TMがどのような点で優れているのか説明します。

1. 幅広い水深に対応

GT20-TMは水深100m以内の浅場、GT21-TMは主に深海での使用に適していますが、GT23M-TMはその中間をカバーし、浅場から中深度(約300mまで)まで幅広く対応します。

これにより、GT23M-TMは様々な釣りシーンに柔軟に対応できる振動子です。特に、浅場と深場の両方で使いたい釣り人にとって、GT23M-TMは優れた選択肢となります。

2. ミドルチャープ技術

GT23M-TMは、80kHzから160kHzのミドルチャープ技術を搭載しており、GT20-TMやGT21-TMが採用しているHD-IDチャープよりも広い周波数帯を活用できます。

これにより、さまざまな水深でのターゲットをより正確に探知しやすくなります。

また、特定の魚種や水深に最適な周波数を選ぶことで、探査精度をさらに向上させることができる点も大きな利点です。

GT20-TMやGT21-TMでは、固定された周波数しか使えないため、GT23M-TMほどの柔軟性がありません。

3. より高精度な探査

GT23M-TMは、特にイカや根魚などの底物をターゲットにする釣りに適しており、弱い反応や詳細な構造物の描写が得意です。

GT20-TMやGT21-TMも基本的な魚探機能を持っていますが、ミドルチャープ技術により、GT23M-TMはより精度の高い探査が可能です。

これにより、釣果を上げたい釣り人にとっては、GT23M-TMの方が有利です。

4. 広域と狭域のスキャン

GT23M-TMは、80kHzと160kHzを使った2画面表示が可能です。

これにより、広い範囲を探査しながら、特定の場所を詳細にスキャンすることができます

。GT20-TMやGT21-TMにはこの機能がないため、広範囲のスキャンと精密スキャンを同時に行いたい場合は、GT23M-TMが圧倒的に有利です。

5. チャープ技術の柔軟性

GT23M-TMはチャープ技術を使用しているため、周波数を連続的に変化させながら探査できます。

GT20-TMやGT21-TMでは、周波数が固定されているため、探査できる情報の範囲が限られてしまいます。

GT23M-TMは、周波数を自由に設定できるため、水深や魚種に合わせた探査が可能で、GT20-TMやGT21-TMに比べて多くの情報を収集できます。

GT23M-TMはおすすめできる!

GT23M-TMは、GT20-TMやGT21-TMと比べて、浅場から中深度まで幅広い水深に対応でき、ミドルチャープ技術による高精度な探査が可能です。特に、周波数を柔軟に調整できる点や、広域と狭域のスキャンを同時に行える機能が大きな強みで、さまざまな釣り環境に対応します。

イカや根魚などの底物を狙う釣り人にとっては、より詳細で正確な情報を取得できる優れたモデルです。

ただし、GT23M-TMは価格が高めであることが欠点と言えます。

GT20-TMやGT21-TMと比べて多機能である分、コスト面では負担が大きくなるため、予算に限りがある場合は慎重に検討する必要があります。

それでも、浅場から深海までの幅広い用途に対応したい方や、精度の高い探査を求める方には、価格に見合う価値がある振動子です。

GT23M-TM振動子のまとめ

GT23M-TM振動子は、80kHzから160kHzまでのミドルチャープ技術を使用できるため、浅場から深海まで幅広い水深で高精度な探査が可能です。

特に、200kHzでは届きにくい水深100m以深でも、160kHz、140kHz、120kHzといった周波数を選ぶことで、その水深に適した探査を行えます。これにより、イカや根魚といった弱い反応も細かく捉えることができます。

また、この振動子は、これまでの50kHzや77kHzと比べると探査幅は狭くなりますが、その分、詳細なデータを取得できるため、特に根魚や小さな魚の反応を捉えるのに向いています。さらに、浅場でも80kHzと160kHzの2画面表示を使用することで、広域と狭域のスキャンを同時に行うことが可能です。

GT23M-TMは、チャープ技術により周波数を固定せずに変化させながら連続発信ができ、浅場から深海まで最適な周波数で探査が行えます。そのため、魚種や水深に応じて柔軟に対応できる高性能な振動子です。

総じてGT23M-TMは、浅場から深海までのさまざまな水深で使用でき、特に根魚やイカを狙う際に優れた精度を発揮します。チャープ技術による柔軟な周波数設定により、多様な釣りのニーズに応える万能型の振動子としておすすめです。

  • この記事を書いた人

釣り行きたい

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