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エギングのドラグはゆるゆるが正解?上手い人がやっている最適な設定方法とは

エギングでは、ドラグの設定はゆるめが良いと言われています。

確かに、イカの身切れを防ぐうえでは、ある程度の緩さが必要です。

ただ、実際にはゆるめすぎてエギが動かなくなっていることも少なくありません。

一方で、締めすぎるとイカの引きに対応できず、ラインブレイクにつながることもあります。

では、どんな強さに設定すればちょうど良いのか?

この記事では、エギングで意識したいドラグの考え方と、最適な設定方法を解説します。

ドラグは締めすぎず緩めすぎず、“コントロールできる強さ”が理想

ドラグは、ラインを守るためだけの仕組みではありません。

シャクリやフォールの動きを安定させるための“テンション調整”の役割も持っています。

緩すぎればエギが動かず、締めすぎれば身切れのリスクが高まります。

基本は「シャクリでは鳴らず、イカの引きでスッと出る」程度が目安です。

なお、上手い人ほどこの設定を感覚的に使いこなしており、ドラグが鳴っていてもエギをしっかり動かせています。

音が鳴ること自体が悪いわけではなく、“鳴らしてもコントロールできるかどうか”が上達の分かれ目です。

ドラグをゆるめるメリットと限界

ドラグを緩めておくことで、イカとのやり取りがスムーズになります。

とくにアワセ時や不意の引き込みでもテンションを吸収しやすく、トラブルを防ぐ効果があります。

ドラグを緩めることで得られる効果

  • イカの引きをやわらかく受け止め、身切れを防げる
  • アワセ時の衝撃を吸収し、ラインブレイクのリスクを減らせる
  • 大型狙いや慣れていない人にも安心感がある

一方で、緩めすぎると次のような問題も起こります。

緩めすぎた場合に起こるデメリット

  • エギに力が伝わらず、シャクリ動作が弱くなる
  • アピール力が下がり、イカが興味を示しにくくなる
  • フォール姿勢が不安定になり、潮に流されてアタリがわかりにくくなる

このため、ドラグは「動かせる範囲で緩める」ことがポイントです。

エギがしっかり動き、自然に誘えている状態なら、イカに見つけてもらえるチャンスも確実に増えていきます

締めすぎもNG。テンションの逃げ道を失うとバラしやすくなる

ドラグを締めすぎると、テンションの逃げ道がなくなり、イカをバラす原因につながります。

とくに大型や足元で暴れる個体では、わずかな力の差が致命的になります。

ドラグを締めすぎたときに起こるトラブル

  • イカの引きを逃がせず、身切れやラインブレイクを起こしやすい
  • ロッドのしなりを活かせず、衝撃がそのままラインに伝わる
  • アワセが強くなりすぎて、フッキングで身が裂ける
  • シャクリが硬くなり、エギの動きが不自然になる

このような状態では、周囲が釣れているのに自分だけ反応がないという状況も起こりやすくなります。

エギが跳ねすぎて自然な誘いができていない可能性があるため、「掛けてもよくバラす」「イカが寄らない」と感じたら、まずドラグの強さを見直してみることが大切です。

ドラグは“力を伝える装置”であると同時に、“逃がすための余白”でもあります。
締めすぎてしまうと、その両方の役割を失ってしまうため、適度にテンションを逃がせる設定が理想です。

上級者は“音を鳴らしてもエギを動かせる”

釣り場では、シャクリのたびに「ジージー」とドラグを鳴らしている人を見かけることがあります。

一見するとドラグが緩すぎるようにも思えますが、実際には上手い人ほどその状態でもエギをしっかり動かせています。
つまり、ドラグが鳴く=設定ミスではありません。

ドラグを鳴らしながらも上手く操作できる人の特徴

  • ラインテンションを一定に保ち、エギの姿勢を崩さない
  • ロッドワーク、テンション、ドラグの滑りを同調させて動かしている
  • 余分な力を逃がしつつ、エギの動きを止めない

この3つが噛み合うことで、ドラグが出ていても“エギを動かしている感覚”を失わず、自然な誘いを続けられます。
結果として、イカに違和感を与えないスムーズなアプローチが可能になります。

一方で、ドラグが鳴っているのにエギが動かない場合は、ロッドの反発がそのままラインに逃げている状態です。
このままではアピール力が落ち、イカの反応も得にくくなります。

ドラグを鳴らすこと自体は悪くありませんが、重要なのは、鳴らしてもエギを動かせているかどうかです。
それができるようになれば、ドラグは「守るための装置」ではなく、「釣るための操作の一部」として機能します。

エギングの理想的なドラグ設定

実際の釣りでは、「シャクリでは鳴らず、イカの引きでスッと出る」程度がドラグ設定の目安です。

エギングで使用するPE0.6号+リーダー2号なら、おおよそ500〜700gの負荷でドラグが出る強さがちょうど良いとされています。

適切なドラグ設定の感覚

  • 手でラインを引いたとき、わずかに抵抗を感じつつスッと出る程度
  • シャクリの力はしっかり伝わり、イカの引きには自然に伸びて耐えられる
  • ドラグが出てもエギの動きを妨げないバランスが理想

この状態を保つことで、エギのアクションが安定し、急な引きにも余裕を持って対応できます。

また、釣り場の環境によっても調整が必要です。

状況別ドラグ調整のポイント

  • 風が強い日や水深があるポイント:少し締めてテンションを保つ
  • 浅場やイカの活性が低いとき:やや緩めて自然なフォールを意識
  • 秋(小型が多い時期):やや締めてエギの動きを重視
  • 春(大型シーズン):少し緩めて突っ込みの引きをいなせるように設定

ドラグの設定は一度決めて終わりではなく、状況や季節に応じてその都度調整することが大切です。

わずかな違いでもエギの動きやイカが抱くタイミングに差が生まれるため、常に“今の環境に合った強さ”を意識することが釣果につながります。

ドラグ設定は正確にできても、リールの性能によってその精度が変わることがあります。
とくにドラグの滑り出しや調整幅の細かさは、リールの構造や素材によって大きく異なります。

もし、操作しやすくドラグ性能の高いリールを探しているなら、こちらの記事も参考にしてみてください。

ドラグを理解すると釣りが変わる

ドラグは、ラインを守るためだけのものではありません。
エギをしっかり動かし、イカの引きを受け止めるための“力の調整役”です。

強すぎても弱すぎても上手くいかず、その日の状況に合わせて少しずつ変えていくことが大切。
上手い人ほど、この加減を感覚でつかみ、ドラグを鳴らしながらでもエギを自在に操っています。

音が鳴るかどうかではなく、エギがきちんと動いているか。
その感覚をつかめるようになると、釣り全体がぐっと安定してきます。

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