今や船釣りでは電動リールは釣りを楽しむために欠かせないものとなってきました。電動リールを動かすには【電動リール用バッテリー】が必要不可欠。
乗合船などでは電動リール用のバッテリーが備え付けられていますが電圧が安定せず電動リールが壊れてしまったり、そもそもバッテリー自体が故障して使えなくて電動リールが動かせないということも…。
そこで今回はオススメの電動リール用バッテリーを紹介していきたいと思いますので是非、自分専用のバッテリーをもって船釣りに出かけてみてください!!
電動リール用バッテリーとは何か?
電動リール用バッテリーは、船釣りで電動リールを稼働させるために必要な電力を供給するアイテムです。多くは電動リールとは別に購入する必要があり、乗合船でも電力が提供されていることが多いです。しかし、電圧の安定性やバッテリーの故障問題から、自分専用のバッテリーを持参することを推奨します。
バッテリーには多種多様なモデルがあり、形状、容量、防水性などが異なります。購入の際は、これらの特性をしっかりとチェックし、自分のニーズに合ったものを選びましょう。
電動リール用バッテリーの選び方
電動リール用バッテリーには主に鉛タイプとリチウムイオンの2種類が存在しますが、それぞれには特徴的な違いがあります。
鉛タイプのバッテリーはそのコストパフォーマンスに優れていますが、その分重さがあり、リチウムイオンに比べて性能面でいくつかの制約が見られます。
一方で、リチウムイオンのバッテリーは価格がやや高めではありますが、そのサイズと重さは鉛タイプの約3分の1と非常にコンパクトで軽量です。
また、リチウムタイプは瞬時の高回転を支える放電能力にも優れています。
電圧に関しても違いがあり、鉛タイプはおおよそ12Vであるのに対して、リチウムイオンは約14.8Vと、より高い電圧を提供します。
これによりリールの巻き上げ力が増し、パワフルな操作が可能になります。
重さの面では、鉛タイプは一般的に3〜5kg、リチウムイオンは約1kgと、大きな差があります。リチウムイオンにはリールに直結する超小型のバリエーションもあり、多様な釣りスタイルに対応します。
リチウムバッテリー
コンパクトで軽量、かつパワフルなバッテリーを求めるなら、リチウムバッテリーがおすすめです。価格はやや高めですが、14.4Vの高電圧出力で電動リールの性能をフルに発揮します。また、多くの充電サイクルを持っています。
鉛バッテリー
予算を重視するなら、鉛バッテリーが選択肢になります。価格が手頃なのが魅力ですが、リチウムバッテリーに比べて大きく重い点、そして12Vの出力が最大である点を考慮する必要があります。
リン酸鉄リチウムイオンについて
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは近年注目されている素材のバッテリーです。
電圧は12Vで主な特徴は熱の安定性が高いため発火や爆発が起こりにくく自己放電も少なく寿命が非常に長く充電サイクルも何千回と行えます。
また、鉛バッテリーと比較しても重量が約3分の1と非常に軽量でエネルギー量も4倍近くあります。
安全性が高く軽量で長寿命のため電動リールの使用にもとてもおすすめの新素材です。
これからバッテリーを購入する方は価格が少し高いですが電動リール用としてはおすすめの素材です。
容量を基準に選ぶ
バッテリーには「○○Ah」容量が表示されています。この数値が大きいほど、バッテリーの容量が大きいことを意味します。ただし、容量が大きいほど価格も上がり、鉛バッテリーの場合、サイズも大きくなります。
容量の選び方は使用する電動リールの大きさ・釣りをする水深やオモリ負荷などを考慮した上で選択する必要がありますが一般的な五目釣りであれば10Ah前後、朝から昼までの半日の釣りであれば6Ah前後の容量があれば問題ありません。
防水性を考慮して選ぶ
船上は水しぶきが常にある環境です。リチウムバッテリーは基本的に防水性が高いですが、鉛バッテリーは専用のケースが必要になることが多いです。どちらにせよ、感電のリスクを避けるため、防水性を確認しておきましょう。
船釣りでの電動リール利用は、適切なバッテリー選びとその管理が重要です。上記のポイントを参考に、安全かつ快適な釣りを楽しんでくださいね!
電動リール用バッテリーおすすめ12選
ダイワ タフバッテリー
容量 | 12Ah |
重量 | 約4.2kg |
外寸 | 約 幅 151×奥行 98×高さ 95mm |
長時間釣りを楽しむならダイワのタフバッテリー
ダイワより発売されている電動リール用の鉛バッテリー。
重量は4㎏とかなり重めであるが12Ahの超大容量のため1日中釣りを楽しむことが出来るのが魅力。
更に大容量の20Ahモデルも販売されていてともに専用のキャリーバック・充電器が付いてくるのですぐに使用することができるのが良いところです。
ダイワ スーパーリチウム 11000WP-C
容量 | 11Ah |
重量 | 約1190g |
外寸 | 約92×202×46 |
軽さとパワーを兼ねそろえた電動リール用バッテリー
本体重量1190gで大容量の11Ahのダイワスーパーリチウムは小型で携帯もしやすく防水性能にも優れた電動リール用バッテリーです。
鉛バッテリーよりも巻上パワーやスピードが高いのが特徴でダイワの300番以下のリールであれば2台同時接続も可能なパワフルな1台。
メンテナンスも水を直接かけることが出来るためメンテナンス性にも優れた伝送リール用バッテリーです
シマノ BTマスター
容量 | 11Ah |
重量 | 1,700g |
外寸 | W90xL180xH120 |
BTマスター 11AHは、電動リール用の高性能バッテリーとして、長時間の釣り活動を強力にサポート。
従来モデルと比較して、容量と出力が増強され、約2倍の放電性能を実現。これにより、深海や大型魚との格闘時でも、リールの巻き上げ性能が大幅に向上します。
特に、シマノの最新型電動リールに最適化されており、高負荷時でも安定したパフォーマンスを提供。ダブルジョイント機能により、電動リールと探見丸CV-FISHを同時に接続可能で、一日中の釣りを快適に過ごすことができます。
スーパーナット電動リール用バッテリー
容量 | 15Ah |
重量 | 4.40 |
外寸 | 長さ:69×奥行:110×高さ:39 |
大容量の15Ahの電動リール用バッテリー
鉛バッテリーとしては大容量の15Ahのスーパーナット性の電動リール用バッテリー。
重さは4.4㎏と少し重めであるが専用のキャリーバックが付属されているため落ち運びは問題ありません。。
また、キャリーバックは防水性に優れているため海の上でも安心して使用することが可能です。
Fishing CUBE EX
容量 | 5Ah /10Ah |
重量 | 約728g / 約1250g |
外寸 | 179W×91H×39D / 284W×91H×39D |
八洲電業は60年の歴史がある老舗のバッテリーメーカー。
5Ahと10Ahの2種類のバッテリーが販売されており安心のPSEマ―ク付き!LEDで残量も一目でわかるとても便利なモバイルバッテリーです。
12vタイプと14.4Vタイプの2種類が販売されているので購入する際に注意が必要!
ビーエムオージャパン
リチウムイオンバッテリー13.2Ah バッテリー&チャージャーセット
容量 | 13.2 |
重量 | 1.5㎏ |
外寸 | 20.9 x 11.2 x 7.1 cm |
魚探も同時接続が出来るハイパワーバッテリー
PSEを取得し過電流保護やショート保護機能などが搭載された安全性の高い電動リール用バッテリーです。
大容量の13.6Ahはワニ口クリップを最大3つまで接続できるので2台目の電動リールや魚群探知機も接続することができます。
ぶら下げ可能なベルトは滑り止めのラバーも搭載されているので船での使用にピッタリのバッテリーです。
ビーエムオージャパン ディープサイクルバッテリー13Ah
容量 | 13Ah |
重量 | 4.1㎏ |
外寸 | 151×98×93 |
電動リール用バッテリーの超定番!
低価格で購入できるため多くの方に愛されており電動リール用バッテリーの超定番のバッテリー。
繰り返しの充放電に強いデープサイクルバッテリーのため電動リール用に適した鉛バッテリーです。
ビーエムオージャパン リチウムイオンバッテリー6.6Ah
容量 | 6.6Ah |
重量 | 750 |
外寸 | 127×67×38 |
小型ながら容量が多く使い勝手が良い!
わずか750gという軽量のリチウムイオンバッテリー、容量も6.6Ahと半日釣りをするには十分な容量です。オプションの専用バックを購入すればバッテリーを腰に付けたまま釣りをすることもできさらに快適性が増します!
WOODMAN(ウッドマン) シーキング 電動リール用バッテリー12V12Ah
容量 | 12Ah |
重量 | 約3.4kg |
外寸 | 98(H)×151(W)×95(D)mm |
メンテナンスフリーのカルシウムバッテリー!
カルシウムバッテリーは自然放電がしにくく繰り返し使用が可能なバッテリー、密閉タイプでメンテナンスフリーなのが特徴!
専用キャリーバック付きで防水性能も高く持ち運びがしやすいところもいいですね。
容量も12Ahと十分にありこれがあれば1日中電動リールを使用することが出来ます。
ハピソン 電動リール用バッテリーコンパクト YQ-105
容量 | 6.7Ah |
重量 | 1㎏ |
外寸 | 135mmx高さ165mmx奥行70mm |
小型で腰につけれる小・中型用電動リールバッテリー!
ハピソンから発売された小・中型電動リール用のリチウムイオンバッテリーの容量は6.7Ahながら本体早く1kgと超軽量。
腰に付ける専用のベルトが付属して腰に装着することが可能。
スマホ充電も可能でUSB出力機能も搭載しているのも良いところですね。
ハピソン 12Ahバッテリーパック YQ-118
容量 | 12Ah |
重量 | 4.9㎏ |
外寸 | 185×140×215mm |
持ち運びに便利な大型ハンドル付き!
12Ahの大容量で大型ハンドルを備え付けた持ち運びに便利な電動リール用バッテリーです。
約200回繰り返し充電をし使用することができる高耐久性で長く使用することができるのが特徴。
PSEマークを取得しているため安全性も高く充電器にも過充電防止機能が付いているのが良いところですね。
電動リールのバッテリーはどれほどの期間で劣化するのでしょうか?
通常、鉛バッテリーはおおよそ3~5年の利用で性能が低下し始めます。バッテリーは自己放電する性質を持っており、長期間放電したままの保管は、その寿命を短くする可能性があります。定期的に充電を行い、フル充電状態を維持することで、バッテリーの寿命を伸ばすことができます。
一方、リチウムバッテリーの寿命は、内部の蓄電池の状態に大きく影響され、個別のバッテリーによって寿命に差が出るため、寿命が何年で使えなくなるなどと断言することは難しいです。
鉛バッテリーでもリチウムバッテリーでも、もし充電しても持ちが顕著に悪くなった場合、それはバッテリーの寿命が来ているサインかもしれません。その際は新しいバッテリーへの交換を検討しましょう。
電動リールバッテリー 何アンペア必要?
電動リールバッテリー容量を選ぶ際は釣行時間・リールサイズや使用環境(水深や負荷など)を考慮し考える必要があります。
一般的に五目釣り程度の負荷で一日中釣りを楽しむのであれば10Ah、半日の釣行であれば6Ah のバッテリー容量があれば十分楽しむことができるでしょう。
一方、大きなリールを使用して100m超の水深を狙う場合であれば20Ah以上の大容量バッテリーを用意しておくと安心して使用することができるでしょう。
バッテリーは容量が大きくなると値段も高くなり重量も重くなってしまうのでバランスを考えて選択する必要がありますので自分のスタイルに合わせて選ぶようにしましょう。
3Ah前後のバッテリーは小型で持ち運びもしやすいので予備で持っておくのも良いかもしれませんね
車用バッテリーは電動リールに使用できるか?
電動リールを長時間使用する場合には車用バッテリーはおすすめできません。なぜなら、車用バッテリーは大電流を瞬間的に供給するスターターバッテリーであり、ほぼフル充電状態で使用することを前提に設計されています。
電動リールは長時間にわたり小電流を必要とするため、ディープサイクルバッテリーやリチウムイオンバッテリーの使用が電動リールには推奨されます。これは、長時間の使用に適しており、バッテリーの寿命も長いためです。
短時間で動作チェックを行う程度であれば車用バッテリーに接続をして問題はありません。
手元にバッテリーがなく電源が入るか、きちんと動作するかなどのチェック程度であれば車用バッテリーを一時的に使用することができます。
電動リール用バッテリーで釣りを楽しもう!
電動リール用バッテリーの選択は、安全かつ快適に船釣りを楽しむために必要不可欠なアイテムです。リチウムバッテリーや鉛バッテリー、そして新素材のリン酸鉄リチウムイオンバッテリーなど、各タイプの特徴を理解し、自身の釣りスタイルや予算に合ったものを選びましょう。防水性や容量も重要な選択基準となりますので、今回紹介したバッテリーで電動リールを楽しんでください!