電動リールは深場や大物狙いに欠かせない便利な道具ですが、その性能を最大限に活かすには適切なバッテリー選びが重要です。
特に、自作バッテリーはコスト面で魅力がある反面、安全性や耐久性の面で不安が残るため注意が必要です。
一方で、市販バッテリーにも多くの種類があり、どれを選べば良いか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?
この記事では、電動リール用バッテリーの必要性から、おすすめの市販バッテリー、自作バッテリーのリスクについて詳しく解説します。是非、バッテリー選びのヒントにしてください!
電動リール用バッテリーの必要性
電動リールを動作させるためには安定した電力供給が欠かせません。
通常、乗合船には電源が備わっている場合が多いものの、その利用環境が常に万全とは限りません。例えば、電圧が不安定な状況では巻き上げ力が低下したり、複数の利用者がいる場合にはリールの性能を十分に発揮できないケースもあります。
さらに、船の設備不良などで電源自体が提供されない場合、リールが使えなくなるリスクもあります。こうしたトラブルを回避するためには、自分専用のバッテリーを用意することが理想的です。
初期費用は必要ですが、安定した電力を確保できることで、釣りに集中することができます。特に大物を狙う深場の釣りでは、専用バッテリーを用意しておく方が良いでしょう。
電動リール用バッテリーの種類と特徴
電動リールを使用する際に欠かせないバッテリーには、大きく分けて「鉛バッテリー」と「リチウムイオンバッテリー」の2種類があります。どちらも電動リールに使用することができますがそれぞれに特性があります。
鉛バッテリー
鉛バッテリーは、古くから蓄電池として幅広く使われている一般的なバッテリーです。自動車や船舶用のバッテリーとしても採用されており、電動リール用としても定番の選択肢です。
鉛板を電極として使用し、電解液に希硫酸を使用したシンプルな構造が特徴。
主に12Vの電圧を供給し、電動リールの基本的な電源として安定した電力を供給します。容量(Ah)によって持続時間が変わるため、釣行の時間に応じたサイズを選ぶ必要があります
メリット | デメリット |
---|---|
価格が安い:リチウムイオンバッテリーに比べて初期コストが低く、手軽に購入可能。 | 重い:構造上、重量があり持ち運びが不便。 |
安定性が高い:短時間の使用では十分に安定した電力を供給できる。 | 寿命が短い:充放電を繰り返すと劣化が早く、定期的な交換が必要。 |
入手が容易:ホームセンターや釣具店で手軽に購入できる。 | 電動リールの性能を引き出しにくい:高負荷時に電動リールの性能をフルに発揮できない場合がある。 |
鉛バッテリーは、短時間の釣行やコストを抑えたい場合に適した選択肢と言えます。
リチウムバッテリー
リチウムイオンバッテリー リチウムイオンバッテリーは、近年登場した高性能なバッテリーで、軽量かつ大容量を実現しています。
電動リール専用モデルも多く、ハイエンドリールを使用する釣り人に人気です。 構造と特徴 正極にリチウム化合物を使用した構造で、14.8Vの電圧を供給するモデルが一般的です。
エネルギー密度が高いため、同じ容量でも鉛バッテリーより軽量でコンパクトです。さらに、放電後の電圧低下が少ないため、一定のパワーを保ちながら長時間の使用が可能です。
メリット | デメリット |
---|---|
軽量で持ち運びやすい:鉛バッテリーに比べて圧倒的に軽く、携行性が高い。 | 価格が高い:鉛バッテリーに比べて初期コストが大きい。 |
長寿命:劣化しにくく、充放電を繰り返しても安定した性能を維持。 | 過充電に弱い:充電器の選択を誤ると、故障のリスクがある。 |
高出力でパフォーマンス向上:14.8Vの安定した電圧で電動リールの巻き上げ力が向上。 | |
大容量対応:長時間の釣行や深場での釣りに適している。 |
リチウムイオンバッテリーは、軽さと高性能を求める場合や、長時間の釣行を予定している釣り人に最適です。
どちらのバッテリーが電動リールに適しているか?
結論、どちらのバッテリーでも電動リールは動作させることができます。
鉛バッテリーは、短時間の釣行やコストを抑えたい場合に向いており、手軽さが魅力です。
一方、リチウムイオンバッテリーは、長時間の使用や電動リールの性能を最大限に引き出したい場合に適しています。
どちらを選んでよいか迷う場合は、コストが掛かりますが軽量で持ち運びがしやすく、電動リールの性能をフルに発揮させることができるリチウムイオンバッテリーがおすすめです。
リン酸鉄リチウムイオンバッテリー(LiFePO4バッテリー)について
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは、近年注目されている高性能なバッテリー素材です。
電圧は満充電で13.6V前後で、熱安定性が高く、発火や爆発のリスクが低いのが特徴。自己放電が少なく、充電サイクルは数千回にも及び、非常に長寿命です。
さらに、鉛バッテリーに比べて重量が約3分の1と軽量で、エネルギー密度は約4倍。持ち運びやすさと高出力を兼ね備えており、電動リールとの相性も抜群です。
価格はやや高めですが、安全性、軽量さ、長寿命を考慮すれば、電動リール用として非常におすすめの選択肢と言えるでしょう。
電動リール用バッテリーの容量の選び方
電動リールのバッテリーを選ぶ際には、まず容量について理解しておくことが重要です。容量が不足しているバッテリーを選んでしまうと、釣行中にバッテリー切れを起こし、釣りが中断されてしまう可能性があります。一方で、容量が大きすぎるバッテリーを選ぶと、持ち運びが不便になり、コストも高くなりがちです。
バッテリー容量は、主に「Ah(アンペアアワー)」で表されます。 これはバッテリーが一定時間供給できる電流量を示す指標で、値が大きいほど長時間使用できます。例えば、10Ahのバッテリーは、1時間に10Aの電流を供給した場合に1時間持続するという意味になります。
容量の選び方は釣行スタイルや釣りの対象魚によって、必要な容量は異なります。以下に具体例を挙げて説明します。
釣りの種類 | 対象魚・釣り条件 | 推奨バッテリー容量 |
---|---|---|
水深~100m程度の一般的な釣り | タイラバやタチウオ釣りなど、1日中釣る場合 | 10Ah |
水深~100m程度の一般的な釣り | 半日程度の釣行 | 6Ah~8Ah |
水深150~200mの中深場釣り | アカムツやカサゴ狙いなど、電力消費が増える釣り | 15Ah以上 |
水深300mを超える深場釣り | キンメダイや大物狙いの深海釣り、長時間の使用 | 20Ah以上 |
水深~100m程度の一般的な釣り
タイラバやタチウオ釣りなど、水深100m程度の釣りを1日中楽しむ場合、10Ahのバッテリーで十分対応できます。 半日の釣行であれば、6Ah~8Ah程度の容量でも問題ありません。
水深150~200mの中深場釣り
アカムツやカサゴ狙いなど、中深場の釣りでは電動リールの消費電力が増えるため、15Ah以上のバッテリーを選ぶと安心です。 電力消費が激しいシーンでも安定して使えます。
水深300mを超える深場釣り
キンメダイや大物狙いの深海釣りでは、リールの負荷が大きく、さらに長時間の使用が想定されます。この場合は、20Ah以上の大容量バッテリーが必須です。 高負荷の連続使用でも電力切れを起こしにくいモデルを選びましょう。
防水性を考慮して選ぶ
船上は水しぶきが常にある環境です。リチウムバッテリーは基本的に防水性が高いですが、鉛バッテリーは専用のケースが必要になることが多いです。どちらにせよ、感電のリスクを避けるため、防水性を確認しておきましょう。
船釣りでの電動リール利用は、適切なバッテリー選びとその管理が大切です。上記の容量を目安に適したバッテリーを選択してください!迷った場合は10Ah前後のものを購入すると間違いないでしょう!
電動リール用バッテリーおすすめ12選
ダイワ タフバッテリー
容量 | 12Ah/20Ah |
重量 | 約4.2kg/約6.4kg |
外寸 | 約98×151×98mm/約76×181×166mm |
電動リールのパフォーマンスを最大限に引き出す「タフバッテリー」は、長時間の釣行を安心して楽しめる信頼の電源です。
容量12Ahの「12000IV」と20Ahの「20000C」の2モデルがあり、釣りスタイルにぴったりの選択が可能。耐久性に優れた鉛蓄電池が安定した電力を供給し、過酷な海上環境でも頼れる性能を発揮します。
さらに、専用キャリーバッグ付きで持ち運びや収納も簡単。これ一つで、もっと快適に電動リールを使いこなせます。
ダイワ スーパーリチウム 11000WP-C
容量 | 11Ah |
重量 | 1,190g |
外寸 | 92×202×46mm |
ダイワ「スーパーリチウム 11000WP-C」は、電動リール専用に設計された高性能リチウムイオンバッテリーです。
鉛バッテリーに比べて巻き上げスピードとパワーが向上し、長時間の釣行でも安定した電力供給を実現します。軽量かつコンパクトな設計で、持ち運びやすさも抜群。
電池残量が一目でわかる残量チェック機能や、便利なキャリングベルトが付属しており、使いやすさにもこだわっています。
さらに、ダイワ300サイズ以下の小型電動リールなら2台同時使用が可能で、1200サイズ以下の全アイテムに対応。セーフティ機能を搭載し、過負荷時の安全性も確保しています。充電器付きで、釣行準備がスムーズに進むバッテリーです。
シマノ BTマスター
容量 | 11Ah |
重量 | 1,700g |
外寸 | W90xL180xH120 |
シマノ「BTマスター」は、最新の電動リールの性能を最大限に引き出すために設計された高出力・大容量バッテリーです。
深場での大物釣りや長時間の多点掛けにも対応できる圧倒的な放電性能を実現。従来の「電力丸10Ah」と比べて約2倍の放電性能を誇り、電動リールのパフォーマンスをフルに発揮します。
ダブルジョイント機能を搭載し、「探見丸CV-FISH」と同時接続が可能。リアルタイムで海中情報を取得しながら釣りが楽しめます。さらに、船べりや船床に安定して設置できる設計で、快適な釣り環境を提供します。
ハイパワーで信頼性の高い「BTマスター」で、釣りの可能性がさらに広がります。
スーパーナット電動リール用バッテリー
スーパーナットの電動リール用バッテリーは、釣りを快適にするために設計された軽量かつ高性能なバッテリーです。
密閉型シールドバッテリーを採用し、液漏れの心配がなく、安全で信頼性の高い電力供給を実現。繰り返し充放電に強いディープサイクル設計で長寿命を実現しています。
重量約1.96kgの5Ahモデルは、軽量で持ち運びが簡単。防水キャリーケース付きで、釣行中の移動や収納も便利です。
また、中型・大型リールに対応する15Ahや20Ahの大容量モデルもあり、釣りのスタイルに合わせて選べます。専用充電器が付属しており、安全性と使いやすさも抜群です。
容量 | 5Ah/15Ah/20Ah |
重量 | 1.96kg/4.40㎏/7.0kg |
外寸(長さ・奥行き・高さ) | 85×52×32/69×110×39/85×52×32 |
Fishing CUBE EX
容量 | 5Ah /10Ah |
重量 | 約728g / 約1250g |
外寸 | 179W×91H×39D / 284W×91H×39D |
Fishing CUBE EXは、電動リールの性能を最大限に引き出すために設計された高性能リチウムイオンバッテリーです。
軽量・コンパクトなデザインで持ち運びやすく、長時間の釣行でも安定した電力供給を実現。高出力設計により、電動リールが求めるパワーをしっかりサポートし、深場での大物釣りや高負荷な状況でも頼れる一台です。
また、安全機能が充実しており、過充電や短絡を防止して安心して使用できます。充電時間も短縮されており、次の釣行の準備もスムーズ。
従来の鉛バッテリーからの乗り換えにも最適な製品です。
ビーエムオージャパン リチウムイオンバッテリー13.2Ah バッテリー&チャージャーセット
容量 | 13.2Ah |
重量 | 1.5㎏ |
外寸 | 20.9 x 11.2 x 7.1 cm |
ビーエムオージャパンの「リチウムイオンバッテリー13.2Ah バッテリー&チャージャーセット」は、電動リールの性能を最大限に引き出すために設計された高性能バッテリーです。
容量が従来モデルより約1割増加し、12Ah鉛バッテリーと比べて約2倍の使用時間を実現。14.4Vの高電圧設計により、深場の大物釣りでも安定したハイパワーの巻き上げが可能です。
防水性能はIP65を誇り、水しぶきや雨天でも安心して使用でき、使用後は水洗いが可能。逆接防止や過電流保護回路も搭載し、安全性を向上させています。
さらに、ワニ口クリップを3個同時接続可能で、持ち運びに便利なベルト付き。軽量設計で釣行時の負担を軽減します。
ビーエムオージャパン ディープサイクルバッテリー13Ah
容量 | 13Ah |
重量 | 4.1㎏ |
外寸 | 151×98×93cm |
ビーエムオージャパン「ディープサイクルバッテリー13Ah」は、電動リール専用に設計された信頼性抜群の鉛バッテリーです。
繰り返しの充放電に強いディープサイクル設計を採用しており、長時間の電力供給が求められる釣行でも安定したパフォーマンスを発揮します。
専用収納バッグが付属しており、持ち運びや保管が簡単。特殊端子で接続がスムーズに行える設計や、安心の専用充電器付きで、初めての電動リールバッテリーにも最適です。
リチウムバッテリーより手頃な価格ながら、十分な性能を提供し、コストパフォーマンスに優れた選択肢です。
ビーエムオージャパン リチウムイオンバッテリー6.6Ah
容量 | 6.6Ah |
重量 | 750 |
外寸 | 127×67×38 |
ビーエムオージャパン「リチウムイオンバッテリー6.6Ah」は、電動リールの性能を最大限に引き出すために設計された超軽量・コンパクトな高性能バッテリーです。
14.4Vの高出力により、最新電動リールに最適な電圧を供給。わずか750gという驚きの軽さで、一般的な鉛バッテリー(約3.8kg)と比べて1/5以下の重量を実現しています。
防水性能IP55を備え、水しぶきがかかる釣り場でも安心。逆接防止や過電流保護回路などの安全機能も充実し、使いやすさと信頼性を両立しています。
水深50mでの巻き上げテストでも約300回の実績があり、長時間の釣行でも安心して使用できるバッテリーです。
専用バッグもご一緒に!
「BMO JAPAN BM-L4400用バッグは、バッテリーを安全に持ち運ぶための専用設計。クッション性と防水性を備えた素材で、衝撃や水濡れからしっかり保護します。コンパクトで使いやすいデザインで、充電器やケーブルも一緒に収納可能。これ1つで準備も片付けもスムーズに。バッテリーを長く使うための必需品として、釣行をさらに快適にしてくれます。BM-L4400を最大限活用するなら、この専用バッグが最適です!」
WOODMAN(ウッドマン) シーキング 電動リール用バッテリー12V12Ah
容量 | 12Ah |
重量 | 約3.4kg |
外寸 | 98(H)×151(W)×95(D)mm |
ウッドマン「シーキング 電動リール用バッテリー(12V12Ah)」は、電動リールの性能をフルに引き出すために設計された高品質バッテリーです。
12Ahの大容量で長時間の釣行にも対応し、密閉型メンテナンスフリー設計により手間を最小限に抑えています。カルシウム電極を採用し、自然放電を抑えた設計で充電後の性能低下を防止。
専用のオート充電器と持ち運びに便利なショルダーバッグが付属し、充電や移動がスムーズに行えます。
さらに、逆接続保護機能を備えた充電器で安全性も抜群。中深場釣りや長時間の大物釣りにも安心して使える、頼れるバッテリーです。
ハピソン 電動リール用バッテリーコンパクト YQ-105
容量 | 6.7Ah |
重量 | 1㎏ |
外寸 | 135mmx高さ165mmx奥行70mm |
ハピソン「電動リール用バッテリーコンパクト YQ-105」は、電動リール専用に設計された軽量・高性能のリチウムイオンバッテリーです。
14.4Vの電圧と6.7Ahの容量を備え、一日中フルスペックで電動リールを使用可能。付属の腰巻きベルトで船内移動もラクラク。USBポートでスマートフォンの充電もでき、釣行中の快適さを高めます。
さらに、電池残量インジケーターと緊急用LEDライトを搭載し、夜間やトラブル時も安心です。
航空機内への持ち込みにも対応しており、遠征先での使用にも便利。高い機能性と携帯性が、多くの釣り人から支持されています。
ハピソン 12Ahバッテリーパック YQ-118
容量 | 12Ah |
重量 | 4.9㎏ |
外寸 | 185×140×215mm |
ハピソン「YQ-118」は、中・小型電動リールに最適化された大容量12Ahの充電式バッテリーパックです。
約200回の充放電サイクルを誇る小型蓄電池を採用し、長期間安定した電力供給を実現します。LED表示の電池残量チェッカー付きで、釣行中のバッテリー切れを防ぎ、快適な釣りをサポートします。
防滴仕様により、水拭き可能でメンテナンスが簡単。さらに、専用充電器は過充電防止機能を搭載しており、安全に充電が行えます。持ち運びに便利な取っ手とショルダーベルトが付属しており、釣り場への移動もスムーズ。
重量感のある設計ながら、コストパフォーマンスに優れた信頼のバッテリーです。
電動リールバッテリーについてのQ&A
電動リールのバッテリーはどれくらいで劣化しますか?
鉛バッテリーは通常、3~5年程度で性能が低下し始めます。長期間放電したまま保管すると寿命が短くなるため、定期的に充電を行いフル充電状態を保つことが重要です。
リチウムバッテリーの寿命は個体差が大きく、一概に何年と断定するのは難しいですが、使用状況や保管方法で寿命が大きく左右されます。充電しても持ちが悪くなった場合は寿命のサインかもしれません。その際は交換を検討してください。
電動リールのバッテリーは何アンペア必要ですか?
バッテリー容量は釣行時間やリールのサイズ、釣りの条件(水深や負荷など)によって異なります。以下を参考にしてください。
- 五目釣りや浅場の釣り(水深~100m、1日中の釣行):10Ahで十分対応可能です。半日であれば6Ah程度でも問題ありません。
- 中深場の釣り(水深100~200m、大きなリール使用):15~20Ahのバッテリーをおすすめします。高負荷時でも安定して使えます。
- 深場や長時間の釣り(水深300m以上、キンメダイなどの大物狙い):20Ah以上の大容量バッテリーが必須です。
また、3Ah前後の小型バッテリーを予備として持ち歩くと安心です。ただし、容量が大きいほど重量が増しコストも高くなるため、自分の釣りスタイルに合ったバランスを考慮して選びましょう。
車用バッテリーは電動リールに使用できますか?
電動リールを長時間使用する場合には、車用バッテリーの使用はおすすめできません。車用バッテリーは大電流を瞬間的に供給するスターターバッテリーとして設計されており、ほぼフル充電状態での使用を前提としています。
一方、電動リールは長時間にわたり小電流を必要とするため、ディープサイクルバッテリーやリチウムイオンバッテリーが適しています。これらは長時間の使用に耐えられ、寿命も長いのが特徴です。
ただし、短時間で動作確認を行う程度であれば車用バッテリーを使用しても問題ありません。手元に専用バッテリーがない場合や、電源が入るかを確認する際に一時的に利用するのは可能です。
自作バッテリーの使用は問題ないですか?
動工具のバッテリーやジャンプスターターを利用して電動リールを動かすことは可能ですが、釣行での使用には向いていません。
- 電動工具のバッテリー:容量が小さく、長時間の釣りには複数のバッテリーが必要です。また、種類によっては品質が悪く、過放電や過熱、最悪の場合には発火のリスクがあります。
- ジャンプスターター:短時間で大きな電流を流すことが可能ですが、長時間の使用には不向きで、すぐにバッテリー切れを起こしてしまいます。
これらの自作バッテリーは一時的な動作確認には便利ですが、安定性や安全性に欠けるため、釣行用にはおすすめできません。トラブルを避けるためにも、専用の電動リール用バッテリーを使用するのが最適です。
電動リール用バッテリーで釣りを楽しもう!
電動リール用バッテリーの選択は、安全かつ快適に船釣りを楽しむために必要不可欠なアイテムです。
リチウムバッテリーや鉛バッテリー、そして新素材のリン酸鉄リチウムイオンバッテリーなど、各タイプの特徴を理解し、自身の釣りスタイルや予算に合ったものを選びましょう。
防水性や容量も重要な選択基準となりますので、今回紹介したバッテリーで電動リールを楽しんでください!