秋はアオリイカが数釣りできる人気のシーズンです。
防波堤や磯から狙いやすく、初心者でも手軽に楽しめることから多くの人が竿を出します。
そんな中で「秋イカって平均するとどれくらいの大きさなの?」と疑問に思う方も少なくありません。
春の親イカのようにキロオーバーになる前の若い個体が中心なので、時期によって大きさに差があります。
この記事では、秋イカの平均サイズを時期ごとに紹介し、リリースを考える際の目安についても解説します。
秋イカの平均サイズはどれくらい?
秋イカは成長が非常に早く、わずか1か月で姿が見違えるほど大きくなります。
9月には手のひらに収まる小型だったイカが、10月にはペットボトルサイズに育ち、11月にはずっしりと重みを感じるトンカツサイズへ。
ここでは9月から11月にかけて、季節ごとに変化する平均的なサイズ感を紹介します。
9月(初秋)
シーズンの始まりとなる9月は、100〜200gほどの小型が中心。
胴長10〜12cm程度で、手のひらにすっぽり収まるかわいいサイズ感です。
群れで行動するため数釣りがしやすく、初心者でも比較的簡単に釣果を得られるのが魅力。
ただし中には極端に小さい個体も混じるため、無理にキープせずリリースを意識したい時期です。
小さなアオリイカが次の1か月でどれだけ大きくなるのかを考えると、成長の速さを実感できます。
10月(中秋)
10月になると一回り大きくなり、200〜400g前後がメイン。
胴長は15〜20cmほどで、ペットボトルと同じくらいのサイズ感になります。
釣ったときの引きもしっかりしていて、竿を通じてグイッと手応えを感じられるようになるのが特徴。
食べるにも十分な大きさで、天ぷらや刺身など料理の幅も広がります。
数釣りを楽しみながら食べ応えも得られる、この時期は秋エギングのハイシーズンといえるでしょう。
11月(晩秋)
晩秋になるとサイズは一気に大きくなり、500〜800gが中心。
中には1kg近い個体も混じり、持ち上げると「ずっしり」と重みを感じるほどです。
胴長25cm前後のイカは「トンカツサイズ」と呼ばれ、食べ応えも十分。
この時期になると小型主体の数釣りから、サイズ狙いへと釣りの楽しみ方が変わっていきます。
春の大型を思わせる迫力があり、シーズン終盤ならではの醍醐味を味わえるのが11月の魅力です。
このように秋イカは季節が進むにつれて急速にサイズアップしていきます。
釣行のタイミングによって「数釣り重視」「食べ応え重視」と楽しみ方が変わるのも、秋エギングならではの魅力です!
秋イカは成長が早いからこそリリースが大切
アオリイカの寿命はおよそ1年と短く、成長は非常に早いのが特徴です。
わずか1か月で大きさが変わり、9月にはコロッケサイズ(100〜200g前後)だったものが、10月にはペットボトルサイズ(200〜400g)、11月にはトンカツサイズ(500〜800g)まで育ちます。
1か月で100g以上増えることも珍しくなく、釣り人が見ても成長の速さを実感できるほど。
このスピードを知れば、小さな個体をリリースする大切さが自然と理解できるでしょう。
今は100gしかない小イカでも、1か月経てば倍以上に育ち、釣り応えも食べ応えもぐっと増します。
淡路島など一部地域では、小型イカの乱獲を防ぐために胴長10cm以下のリリースを推奨する取り組みも始まっています。
数釣りが楽しめるのは秋イカの魅力ですが、必要以上に小さい個体を逃がすことが未来の釣果につながります。
「また大きくなった姿で出会おう」という気持ちでリリースすることが、アオリイカを長く楽しむための一番の方法といえるでしょう。
なお、秋イカはイカのサイズに合わせてエギのサイズ選びも変えていくのが効果的です。
エギサイズの詳しい選び方については、こちらの記事で解説しているのであわせて参考にしてください。
秋イカは平均サイズを知ってリリース判断をしよう
秋イカは9月のコロッケサイズ(100〜200g)から始まり、10月にはペットボトルサイズ(200〜400g)、11月にはトンカツサイズ(500〜800g)へと急速に成長します。
寿命が短いからこそ1か月ごとに大きく変化し、釣り応えも食べ応えも増していくのが特徴です。
だからこそ、釣れたすべてを持ち帰るのではなく、小型はできるだけリリースしてあげたいところです。
リリースすれば次の月には大きく成長し、より楽しい釣りにつながります。
地域によっては淡路島のように小型イカのリリースが推奨されている場所もあるため、資源を守る意識は今後ますます重要になるでしょう。
秋イカの平均サイズを知っておけば、釣りの楽しみ方が変わります。
リリースとキープの判断をしっかりしながら、成長を感じられる秋イカエギングを存分に楽しんでください。
さらに、視認性や操作性を高めて釣れる数を伸ばしたいなら「ホワイトPEライン」を取り入れるのがおすすめです。
通年で活躍できる理由や人気モデルについては、こちらの記事で詳しく解説しています。