ワカサギ電動リールはどう選ぶ?電源・停止機能・操作性を解説
2026年10月03日

レンタルから自分の道具へ替える時、ワカサギ電動リールは、釣り座に置ける電源と、仕掛けを止める機能から選ぶのが基本です。
ケーブルを広げずに釣るなら乾電池式、手持ちの本体から電池の重さを離すなら外部電源式という違いがあります。
巻き上げ時の船べり停止に加え、同じ深さへ投入する棚停止があると、回収してエサを付け直した後も狙う層へ戻せます。
この記事では、電源・停止機能・操作性が異なる6機種と、穂先や道糸を揃える時の条件を紹介します。
初めて一式を買う人も、手持ちの操作を増やしたい人も、自分の釣り座で繰り返す動作に合う1台を見つけられるでしょう。
この記事で分かること
- 乾電池と外部電源、2つの停止機能の違い
- 釣り座と操作に合わせた電動リール6機種
- 穂先・道糸・電源を一式にする条件
PRこの記事はアフィリエイトプログラムを利用しています。
ワカサギ電動リールは、繰り返す巻き上げの負担を減らすために使う

ワカサギ釣りでは、魚が掛かった時だけでなく、エサを付け直す時にも仕掛けを回収します。深い場所を狙うほど、1回の回収で巻き取る道糸が長くなり、その動作を釣っている間に何度も繰り返します。
電動リールを使う一番の理由は、この巻き上げをモーターに任せられることです。 スイッチ操作で仕掛けを回収できるため、毎回ハンドルを回し続ける負担を減らせます。深い層を狙う釣りや、魚を外してエサを付け直す回数が多い時に、この違いが生きます。
カウンター付きの機種なら、仕掛けを下ろした深さを数字で把握できます。さらに棚停止を備えた機種では、エサ交換後も設定した深さへ仕掛けを戻せるので、アタリが出た層を繰り返し狙いやすくなります。
巻き上げを電動にしても、穂先でアタリを読み、小さく誘って掛ける面白さは変わりません。繰り返す回収の手間を減らし、誘いとエサの状態に気を配りながら釣るための道具です。
ワカサギ電動リールは、電源・巻き上げ停止・狙う深さへの戻しやすさで選ぶ

ドーム船の釣り穴やボートの釣り座では、短い穂先で誘い、魚が掛かったらリールで回収します。
電動リールはこの巻き上げをモーターで受け持つ道具ですが、仕掛けを下ろす操作や止め方は機種によって異なります。
初めて買うなら、電源を釣り座へ収められることと、巻き上げを止める機能を先に押さえ、同じ深さへ戻す棚停止や速度調整を加えて選びます。
乾電池式はケーブルを広げず、外部電源式は電池を手元から離せる
本体に乾電池を入れるタイプは、リールから電源コードを伸ばさずに釣れます。
釣り座を移るボートや、足元へ置く荷物を少なくしたいドーム船では、本体と予備電池で電源を用意できる点が利点です。
外部電源式は、コードでつないだ給電元を本体とは別の場所に置きます。
穂先を持って誘う時間が長い時は、電池を手元から離せる構造に意味があります。
ただし、電源BOXやバッテリーを置く場所と、竿を持ち上げても引っ張られないコードの長さが必要です。
本体が乾電池式でも、別売ユニットで外部電源へ切り替えられる機種があります。
購入時は乾電池で始め、釣り座に台を置くようになってから外部電源を追加する組み方もできます。
船べり停止は巻き上げを止め、棚停止は同じ深さへ戻す

船べり停止は、仕掛けを回収した時に巻き上げを止める機能です。
短い穂先の先まで接続金具を巻き込まないように、使う穂先と先糸に合わせて停止位置を設定します。
一方、棚停止は、仕掛けを下ろす時に記憶した深さで止める機能です。
魚が底ではなく途中の層にいる時も、エサ交換後に同じ深さへ戻せるので、毎回カウンターの数字を追って手で止める操作を減らせます。
棚に届く手前で速度を落とす機種なら、狙う層へ近づいてからゆっくり仕掛けを入れる使い方も可能です。
カウンターの有無だけでは、こうした停止機能まで同じとは限りません。
巻き上げを止める機能と、下ろす深さを揃える機能を別々に捉えると、追加費用をかけたい部分がはっきりします。
自重は、電池と付属品を含む条件を揃えて考える
商品欄の自重には、電池を除いた値と、電池を含む値が混在しています。
例えば、CRSの約88gは電池・付属品を除いた値で、YH-202の約115gは電池を含む本体重量です。
数字だけで27gの差があると判断せず、手に持つ時には何を付けるのかまで含めて考えます。
外部電源式でも、スタンドを付ける仕様と本体だけの仕様では重さが変わります。
手持ちで誘う時間が長いなら本体と穂先の重さ、置き竿を交えるなら支持する脚や台の形状が判断材料になります。
釣り座と繰り返す操作に合わせたワカサギ電動リール6機種
エサを交換するたびに回収し、再び魚のいる深さへ下ろすワカサギ釣りでは、巻き上げ速度だけでなく、投入と停止の操作も選ぶ理由になります。
釣り座の荷物を抑える乾電池式、手持ちの重量を抑える外部電源式、誘い方や停止の設定を細かく変えるタイプから、必要な操作を受け持つ6機種を紹介します。
| 商品 | 画像 | 詳細 | 価格帯 | タイプ・電源 | 自重 | 注目点 | こんな人に |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| PROX 攻棚ワカサギモータードライブEC PX018ENB | 詳細を見る | 入門 | 本体内蔵乾電池 | 93g(電池・レンチ除く) | 角度調整ジョインター・棚停止 | 穂先の角度と収納も一緒に整えたい人 | |
| ハピソン 水深カウンター付ワカサギ電動リール YH-202 | 詳細を見る | 入門 | 単4アルカリ2本(別売) | 約115g(電池含む) | 水深表示・5段階速度・自動ストップ | コードを使わず、深さを数字で捉えたい人 | |
| ダイワ クリスティア ワカサギ CRS | 詳細を見る | 中堅 | アルカリ乾電池/外部電源化は別売 | 約88g(電池・付属品除く) | 棚停止・3種の減速停止 | 乾電池から始め、後で外部電源を追加する人 | |
| ダイワ クリスティア ワカサギ AIR | 詳細を見る | 上位 | 外部電源専用 | 約82g(外部電源コード除く・通常色) | 棚手前の減速・追い食い巻き | 手持ちで誘う時間が長い人 | |
| ダイワ クリスティア ワカサギ CRS-C+ | 詳細を見る | 上位 | 乾電池/外部電源化は別売 | 約95g(電池・付属品除く) | アプリ設定・釣行ログ | 誘いと停止の設定を細かく変える人 | |
| ダイワ クリスティア ワカサギ CRS-Cα | 詳細を見る | 上位 | 乾電池/外部用ユニット付属 | 約95g(電池・付属品除く) | アプリ設定・外部用ユニット・アルミスプール | 外部電源構成とアプリ設定を同時に揃える人 |
PROX 攻棚ワカサギモータードライブEC PX018ENB
- 角度調整ジョインター
- 棚停止
穂先の角度を変えるジョインターまで一緒に揃えたい時には、攻棚ワカサギモータードライブECです。
ジョインターを標準装備し、台の高さに合わせて穂先を下へ向けたり、ガイドの向きを変えたりできます。
縦型スプールは指を添えて糸の放出を加減できる構造。
落とす深さはカウンターで捉え、棚メモを設定すれば投入時に同じ位置で停止します。
回収には船べり自動停止と5段階の速度調整を備え、投入から取り込みまでを乾電池式の本体で受け持ちます。
穂先を付けたままジョインターを反転して収納できるのも特徴。
釣り座のセッティングと移動時の収まりを、一式で考えたい人に薦めるモデルです。
ハピソン 水深カウンター付ワカサギ電動リール YH-202
- 水深表示
- 5段階速度
- 自動ストップ
狙う深さを数字で捉え、コードを使わずに巻き上げたい人には、単4アルカリ乾電池2本で動くYH-202。
竿と糸の位置を一直線にするオフセットロッドマウントを採用し、スプールから穂先へ糸を送る経路を整えています。
魚のいる層まで仕掛けを下ろし、アタリを待って回収する基本の動作に、水深カウンターと5段階の速度調整を使う構成です。
カウンター付きモデルにはゼロセット位置での自動ストップも備わるため、回収前に使う穂先に合わせた設定が必要になります。
電池込みで約115gという数値は、乾電池を入れて握る状態の目安。
尻手ロープも付属するので、釣り穴へ落とさないための留め先を用意して使えます。
ダイワ クリスティア ワカサギ CRS
- 棚停止
- 3種の減速停止
乾電池で一式を始め、後から外部電源へ切り替えたい時にはCRS。
通常の棚停止に加え、魚探と表示を合わせる水深カウンター補正があり、底から離れた魚群にも投入の深さを合わせられます。
回収時の船べり停止は、減速の仕方をスロー・ノーマル・パワーから変更する構造。
魚を付けてゆっくり取り込みたい時と、巻き上げの力を重視する時で、停止前の動作を調整できます。
別売の外部電源αユニットAIRにも対応しているため、購入時はコードを使わず、後から手元の電池を外す組み方へ移れます。
置き竿用のふんばるレッグプレートは別売。
自分の台と穂先に合わせて、必要な支持具から足せるリールです。
ダイワ クリスティア ワカサギ AIR
- 棚手前の減速
- 追い食い巻き
穂先を持ち続けて誘う釣りには、本体を約82gに抑えた外部電源専用のAIR。
電池を本体に入れない構造で、給電元を釣り座へ置き、手にはリールと穂先を持つ組み方です。
投入では「だんだん棚停止」を備え、記憶した深さの手前から仕掛けを減速させます。
小さな上下動を続ける名人誘いや、魚のいた層をゆっくり通す追い食い巻きも搭載。
手で誘う釣りの合間に、置き竿で動かす使い方まで広げられます。
掲載仕様のレッド・ガンメタと、スタンド・アルミスプールが付く限定色では付属品が異なります。
本体の軽さを重視するなら、色名だけでなく支持具を付けた状態まで含めて仕様を揃えるのが購入時の要点です。
ダイワ クリスティア ワカサギ CRS-C+
- アプリ設定
- 釣行ログ
誘う長さや待つ時間を変えながら釣りたい人には、スマートフォンと接続できるCRS-C+。
DAIWAアプリで誘いパターンを設定し、動作のイメージを画面で捉えながら本体へ送れます。
棚の手前で減速する長さと速度、船べりでの減速停止も設定でき、投入と回収を釣り場の条件へ合わせる構成です。
乾電池で動き、別売ユニットによる外部電源化にも対応。
付属のふんばるレッグプレートは、台へ置いて自動の誘いを使う時に本体を支えます。
釣行ログを振り返れる点も、魚がいた深さと操作を記録したい人に役立ちます。
外部電源を既に持つ人は対応を照合し、持っていない人は乾電池から始める組み方ができます。
ダイワ クリスティア ワカサギ CRS-Cα
- アプリ設定
- 外部用ユニット
- アルミスプール
外部電源を使う一式とスマートフォン連携を同時に揃えるなら、CRS-Cα。
CRS-C+と同様にアプリで誘いパターンや停止動作を設定でき、こちらは外部電源αユニットAIRとアルミスプールAIRを標準装備しています。
別々に追加する前提ではなく、初めから外部電源で手持ちの重量を抑える構成を組めることが違いです。
使用する給電元はユニットに合う物を別途用意し、コードを釣り座へ収めて使います。
乾電池での使用にも対応するため、釣り座や荷物の条件に応じた切り替えが可能。
ふんばるレッグプレートも付属し、手持ちで誘う時間と台へ置く時間を両方設けながら、設定を細かく詰めたい人の一式になります。
詳しいスペックを見る
- 電源
- 乾電池/外部用ユニット付属
- 自重
- 約95g(電池・付属品除く)
- 穂先取付径
- 5mm
- 糸巻量
- PE0.3号60m/0.4号30m
- 注目機能・装備
- アプリ設定・外部用ユニット・アルミスプール
出典: 製品仕様
電動リールには、穂先・道糸・オモリと電源を揃える
電動リールを買っただけでは、仕掛けを下ろせる一式になりません。
穂先の取付径とオモリ負荷、行く湖に届く道糸、機種に合う電源を揃えると、釣り座で誘って回収する道具になります。
穂先は取付径と、使うオモリの重さを合わせる
掲載した6機種の穂先取付部は直径5mmです。
ただし、差し込めることと、オモリを付けた時の曲がり方は別の条件になります。
釣り場で使うオモリの重さが穂先の対応範囲に入り、座った位置から穂先の変化を追える長さを組み合わせます。
使うオモリに合う硬さや、小さなアタリが出た時の曲がり方を知りたい人は、ワカサギ穂先の記事を参考にしてください。
角度調整ジョインターや台を追加する場合は、それらを付けた高さから釣り穴までの位置も含めて考えると、穂先を水面へ寄せる姿勢を作れます。
仕掛けは、巻き上げを止めてから持ち上げる穂先の高さに、全長を合わせます。
短い穂先で取り込める全長と本数は、ワカサギ仕掛けの記事を参考にしてください。
道糸は湖の水深に届く量を巻き、カウンターを設定する
必要な糸の長さは、行く湖の釣る場所と水深で変わります。
掲載したダイワ4機種の標準糸巻量はPE0.3号60m・0.4号30mですが、同じリールでも号数が変われば巻ける長さが変わります。
釣る深さちょうどの長さでは、糸を切って結び直した分だけ不足するので、水深に加えて結び直す分も見込んで用意します。
カウンターは糸の種類や号数、巻いた長さに合う設定が必要です。
糸を巻き替えた時は、以前の設定をそのまま使わず、各機種の手順で糸の登録とゼロ設定を行います。
魚探と表示の差を補正できる機種でも、補正は巻いた糸の設定を済ませてから使う機能です。
PEの太さや巻く長さ、仕掛けの巻き込みを防ぐ先糸については、ワカサギラインの記事を参考にしてください。
外部電源は対応するユニットを使い、コードを取り込み位置から離す
外部電源には、本体との接続方式や電圧、対応する給電元の指定があります。
スマートフォン用のモバイルバッテリーが、そのまま全機種へつながるわけではありません。
対応する電源ユニットと給電元を一組で揃え、電源BOXは釣り穴から離れた乾いた場所へ置きます。
コードは手元からBOXまでの途中で仕掛けを横切らない位置へ通し、竿を持ち上げる分の長さを確保します。
本体内蔵の乾電池は、機種が指定する種類を使用します。
電源が弱くなった時に交換できる予備も、同じ種類で用意しておくと、その場で電源を継ぎ足せます。
リールを置く台も用意するなら、床に置けるか、船べりへ固定するかで選ぶとよいでしょう。高さや固定方法ごとの違いは、たたき台・リール台の記事を参考にしてください。
魚を付けた回収とエサ交換で、巻き上げ速度を使い分ける

電動リールの速度調整は、最高速で巻くためだけの機能ではありません。
魚を付けて取り込む回収と、エサ交換のために空の仕掛けを上げる回収で、速度を使い分けるための機能です。
魚が掛かった時は、回収中に外れない速度へ合わせる
魚を付けた仕掛けを勢いよく上げると、巻き上げ途中や停止した時の力で針が外れることがあります。
巻いている途中に魚が外れるなら速度を一段落とし、取り込める速度から調整します。
一方、エサ交換で空の仕掛けを回収する時は、魚を保持する条件が変わります。
回収を速めても、接続金具を穂先へ巻き込まない停止位置はそのまま必要です。
速度が5段階か10段階かだけでは、巻き上げの速さや力の大小は決まりません。
魚を付けた状態で調整する幅と、停止する手前の減速動作を合わせて考えると、使う機能の意味が分かります。
停止位置は穂先と先糸を替えた時にも合わせ直す
船べり停止は、機種によってカウンターや停止ガイドなど仕組みが違います。
止まる位置は各機種の手順で設定し、接続金具が穂先へ入る前に停止する状態にします。
穂先の長さや先糸を替えた時も、以前の停止位置で金具がどこまで来るかは変わります。
魚を掛ける前に巻き上げと停止を行い、取り込みに必要な長さが手元へ来る状態へ合わせ直します。
釣り終わった本体は、機種ごとの清掃方法で汚れと水分を取り、乾かして収納します。
電子部品が入るため、一律に流水へ浸したり、シャワーで洗ったりする道具としては扱いません。
ワカサギ電動リールは、釣り座の電源と繰り返す操作に合わせる
ワカサギ電動リールを選ぶ軸は、釣り座に収まる電源と、投入から回収まで繰り返す操作の2つです。
ケーブルを使わずに釣るなら本体内蔵の乾電池式、手持ちの電池重量を減らすなら外部電源式を組み、置き台と給電元まで含めて一式を考えます。
巻き上げを止める船べり停止を基本に、同じ深さへ戻す棚停止、減速や誘いの設定を、自分が繰り返す動作に合わせて加えます。
穂先と仕掛けが釣り座へ収まり、魚を取り込んでエサを付け直したら、同じ層へ下ろす。
その一連の操作を受け持つリールが、自分のワカサギ釣りに必要な1台です。











