サワラは、力強い引きとスピード感あふれるファイトで、多くの釣り人を魅了する魚です。
特にオフショアジギングでは、サワラを狙うための戦略が釣果を大きく左右します。
しかし、初めてサワラジギングに挑戦する方にとっては、どのメタルジグを選ぶべきか迷ってしまうことも少なくありません。
本記事では、サワラを狙うための最適なメタルジグの選び方や、オススメのジグを厳選してご紹介します。
これからサワラジギングを始めようとしている方や、さらなる釣果を目指したい方はぜひ参考にしてください!
サワラとは?
サワラは沿岸から沖合にかけて広く分布しており、特に春から秋にかけてが釣りの最盛期です。サワラは非常にアグレッシブで、鋭い歯を持ち、素早い動きで餌を捕らえます。
サワラの捕食行動を理解することで、より効果的な釣りが可能となります。
サワラは群れで行動することが多く、水面近くを泳ぐ傾向がありますが、時には中層や底層にもいることがあるためため、ジグを使った多様なアプローチが求められます。
サワラは潮目やベイトフィッシュの群れが集まる場所に集まりやすいです。沖合の根回りや漁礁、海底の起伏がある場所は好ポイントとされており、特に潮流が速いエリアでは活性が高く、サワラの群れに出会える確率が高まります。
また、日によっては潮流の変化に合わせてサワラの泳層が変わるため、こまめな棚取りが釣果に繋がります。 適切なジグを選び、状況に応じたアプローチを行うことで、オフショアジギングでのサワラ釣りを効果的に楽しむことができます。
サワラ用ジグの重さと選び方
サワラをターゲットにしたオフショアジギングでは、釣り場の水深と潮の流れに応じて、適切なジグの重さを選ぶことが釣果に直結します。基本的な目安として、浅場では40g~80g、深場では100g~150gのジグを基準にすると良いでしょう。
浅場でのジグ選び(20m以下)
浅場では、40g~80gの軽めのジグが効果的です。軽いジグは水中で繊細なアクションを生み出しやすく、サワラのバイト率が高まります。
潮の流れが穏やかな場合、この重さで十分ですが、もしジグが潮に流されてしまう場合は、重さを増やして底取りができるよう調整しましょう。
深場でのジグ選び(50m以上)
深場や潮流の速いエリアでは、100g~150gのジグが基本となります。重めのジグを使用することで、狙ったレンジに迅速に到達させることができ、サワラを効果的に誘い出すことが可能です。
また、速い潮流では軽いジグが流されやすくなるため、底を確実に取るために重さを調整することが必要です。
潮流に応じた調整
釣りを始める際には、まず軽めのジグを使ってみて、潮に流されずに底を取れるか確認します。
流されないようであればそのままで問題ありませんが、もし流されてしまう場合は、ジグの重さを増やし、潮に負けない設定にします。最終的には、潮流に適した重さのジグを見つけることが、サワラを効率的に狙うためのポイントとなります。
まとめ
サワラのオフショアジギングでは、フィールドの状況に応じてジグの重さを選ぶことがポイントとなります。
浅場では40g~80gの軽いジグ、深場や速い潮流では100g~150gの重いジグを使用し、状況に応じて重さを調整することで、サワラを効率的に狙うことが可能です。
ジグの重さを適切に選ぶことで、狙ったレンジに確実に到達させ、サワラの捕食を引き出すアクションを生み出しましょう。
ジグの形状について
サワラオフショアジギングはジグの形状によってアクションや沈下速度が変わり、サワラの反応も異なります。ここでは、代表的なジグの形状とそれぞれの特徴について解説します。
1. スリム型ジグ
スリム型ジグは、細長い形状が特徴で、水中を速く沈下しやすいのが利点です。
主に速いピッチでのジャークやリトリーブに適しており、素早いアクションでサワラにアピールします。
この形状は、潮流が速いエリアや深場での使用に向いています。スリム型ジグは水の抵抗が少ないため、操作が軽く、疲れにくいというメリットもあります。
2. センターバランス型ジグ
センターバランス型ジグは、ジグの中央に重心があるため、フォール時に水平姿勢を保ちやすく、ナチュラルな動きでサワラにアピールします。
この形状は、フォールでのアピール力を重視したい場面に適しています。
また、スローなジャークやストップ&ゴーのアクションでサワラを誘う際に効果的です。センターバランス型は、比較的浅いエリアや中層を攻める際に使用されることが多いです。
3. リアバランス型ジグ
リアバランス型ジグは、重心が後方に配置されているため、キャスト時の飛距離が出やすく、水平姿勢で沈む特性があります。
サワラは遠投が必要な状況で効果的で、特に広範囲を探る際に活躍します。
リアバランス型は、速いリトリーブやワンピッチジャークでのアクションが得意で、サワラが高速で追尾してくるシーンで力を発揮します。
4. フラット型ジグ
フラット型ジグは、広い面を持ち、水中でのアピール力が強い形状です。
スローなアクションやヒラヒラとしたフォールでサワラを誘うことができ、特に低活性時やゆっくりとした動きが効果的な場面で使用されます。
水の抵抗を受けやすい分、操作感が重く感じられることもありますが、その分、水中での存在感が大きく、サワラの注意を引きやすいというメリットがあります。
まとめ
サワラオフショアジギングでは、状況に応じてジグの形状を使い分けることが重要です。
速いピッチのジャークにはスリム型、フォールでのアピールにはセンターバランス型、遠投にはリアバランス型、そしてスローな誘いにはフラット型が適しています。
ターゲットのレンジや状況に応じた最適な形状のジグを選ぶことで、サワラ釣りをより効果的に楽しむことができるでしょう!!
サワラジギングジグのおすすめ7選!
メガバス マキッパサワラチューン
メガバス マキッパサワラチューンは、サワラやシーバスをターゲットに特別に設計されたメタルジグです。
重量バリエーションが豊富で、遠投性能が優れており、広範囲を効率的に探ることができます。
リアルなベイトフィッシュの動きを再現するアクションが特徴で、特にサワラの捕食行動を引き出すための食わせのタイミングを生み出します。
サワラの鋭い歯にも耐えられるよう、ボディの耐久性が強化されており、アシストフックとトレブルフックが標準装備されています。また、さまざまなフィールドで使用可能な汎用性も魅力です。
ダイワ サムライジグ サゴシチューン
ダイワ サムライジグ サゴシチューンは、サゴシやサワラをターゲットに特化したメタルジグで、アングラーが求める「確実な一撃」を手に入れることができます。
このルアーは、サゴシの捕食習性を徹底的に研究し、その攻撃性を引き出すためのデザインが施されています。
飛距離と操作性を両立させた設計により、広範囲を効果的に探りながら、鋭い歯を持つサゴシに対しても抜群の耐久性を発揮。
また、リトリーブ時には、まるで本物のベイトフィッシュのように躍動するアクションを生み出し、魚の本能を刺激します。これ一つで、サゴシ釣りの可能性が広がります。
シマノ コルトスナイパー サゴシジグ
シマノ コルトスナイパー サゴシジグ JW-L35Tは、サゴシをターゲットに開発された専用メタルジグで、特に難しい状況でも結果を出せるよう設計されています。
水中でのフラッシング効果と独自のアクションが、サゴシの捕食本能を強く刺激します。また、サゴシの鋭い歯にも耐えられる頑丈なボディは、長時間の釣行にも安心して使用できる耐久性を持っています。
遠投性能にも優れており、広範囲を効率的に探ることができ、サゴシ以外にもシーバスや青物を狙う際にも効果的です。
このジグは、多彩なフィールドで活躍できる万能ルアーとして、アングラーに信頼されています。
ハヤブサ ジャックアイ サワラスピン
ハヤブサ ジャックアイ サワラスピンは、サゴシや青物をターゲットにしたメタルジグで、その名の通りスピンテールの独自アクションが特徴です。
回転するテール部分が強いフラッシング効果を発揮し、水中でのアピール力を大幅に向上させます。
さらに、コンパクトで遠投性能が高いため、広範囲を効率的に探れることが可能です。
鋭い歯を持つターゲットに耐える強固なボディ設計も施されており耐久性も抜群。あらゆるフィールドで使用できる汎用性があり、特にサゴシや青物を狙うアングラーにとって必須のルアーです。
ジャッカル バンブルズ バイトビーンズ TG
ジャッカルのバンブルズ バイトビーンズ TGは、タングステン素材を使用したスピンテールタイプのメタルジグで、サゴシや青物、さらにスーパーライトジギングに最適化された設計が特徴です。
高密度でコンパクトなボディが素早く沈下し、マイクロベイトパターンに効果を発揮します。低重心設計により、どんな巻き速度でも安定した泳ぎを実現し、根掛かりを防ぐ工夫がされています。
多彩なカラーバリエーションとオリジナルブレードが、強力な視覚的アピールでターゲットを誘います。
広範囲を効率よく探りたいアングラーにとって、バンブルズ バイトビーンズ TGは必携のルアーです。
シャウト!ブレードショーテル
シャウト!ブレードショーテルは、サゴシや青物を狙うために設計されたスピンテールジグで、優れた飛距離性能と強力なフラッシングアピールが魅力のルアーです。
コンパクトなボディに高重量を持たせることで、風が強い日でも安定したキャストが可能です。リアに装備されたブレードが、水中で回転し、光を強く反射することでターゲットに強烈な視覚刺激を与えます。
これにより、低活性時でも魚にアピールし、バイトを誘発する力を持っています。
強固なボディ構造により、サゴシの鋭い歯にも耐え、長時間の使用でも高いパフォーマンスを維持できるため、あらゆるフィールドで活躍します。
テイルウォーク YUMMY JIG TG
テイルウォーク YUMMY JIG(ヤミージグ)TGは、スーパーライトジギング(SLJ)やライトショアジギングに特化して設計された、タングステン素材を使用した高密度メタルジグです。
コンパクトなボディとリアに装着された小型ブレードが特徴で、狙ったターゲットに対して強力なアピールを行います。
特に、小型ベイトフィッシュをターゲットにするシーンや、深場での釣りにおいて、その素早い沈下速度と安定したアクションが効果を発揮します。
多彩なカラーバリエーションにより、フィールドや状況に応じた選択が可能で、広範囲を効率的に探りたいアングラーにとって、信頼のおけるルアーです。
サワラジギングのアクションについて
ジギングでサワラを狙う際、状況やフィールドに応じて適切なアクションを選ぶことで、サワラのバイト率を大きく向上させることができます。ここでは、代表的なジグアクションとその活用方法について詳しく解説します。
1. ワンピッチジャーク
ワンピッチジャークは、ボトムや中層付近にいるサワラを狙う際の基本的なアクションです。
ジグが着底した後、リールを一回転させるごとにロッドを上下させ、ジグに素早い動きを与えます。
この時、ジャークとジャークの間にしっかりと間を作ることで、ジグが少しフォールしたり水中で留まる瞬間にサワラがバイトすることがよくあります。特に、サワラが活発に捕食している状況で、このアクションが効果的です。
2. ただ巻きアクション
ショアからサワラを狙う場合や、船から表層を狙う場合には、メタルジグをキャストしてただ巻きする方法が基本となります。
サワラは速い横方向の動きに対応するのが得意で、この特徴を利用して、高速でリトリーブすることでサワラにジグを追わせることができます。
特に、スピニングリールを使って可能な限り速く巻き上げることがポイントです。遅いリトリーブではサワラに見切られる可能性があるため、できる限り速く巻くことを意識しましょう。
3. スローフォール
スローフォールは、ジグをゆっくりとフォールさせるアクションで、サワラに対するアピール力が高いです。
サワラは、他の魚と比較してフォール中にバイトすることが多く、特にアクションの合間や最初の着底時のフォール中にバイトが集中します。
スローフォールを意識することで、サワラに自然な動きを見せ、バイトチャンスを増やすことができます。特に、サワラが低活性である場合や、スローな動きに反応が良い場合に有効です。
4. フォール中の集中
フォール中は、サワラのバイトが集中する重要な時間です。ジグが水中でフォールする際、特に初めの着底を取る時やアクションの間のフォール中に神経を集中させ、ラインの動きを注意深く観察することが大切です。
ベイトタックルを使用している場合、フォール中のバイトを感じ取りやすいですが、スピニングタックルの場合は、ラインの出方を確認しながらバイトを逃さないように集中しましょう。
アクション | 説明 |
---|---|
ワンピッチジャーク | ボトムや中層のサワラを狙う基本的なアクション。 リール一回転ごとにロッドを上下させ、素早い動きを与える。 ジャークの間に少しフォールを挟むとバイト率が向上。 |
ただ巻きアクション | ショアからのキャストや船からの表層狙いに有効。 高速リトリーブでサワラを追わせる。 可能な限り速く巻き上げることが重要。 |
スローフォール | ジグをゆっくりとフォールさせるアクション。 フォール中にバイトが集中しやすい。 サワラが低活性時に特に効果的。 |
フォール中の集中 | フォール中にサワラのバイトが多発するため、集中が必要。 ラインの動きを注意深く観察することが重要。 ベイトタックルではバイトを感じ取りやすい。 |
まとめ
サワラを狙うオフショアジギングでは、ワンピッチジャークやただ巻きアクション、スローフォール、そしてフォール中の集中など、状況に応じてアクションを使い分けることが釣果を上げる鍵となります。
サワラは横方向の速い動きに反応しやすい一方で、縦方向の動きに対応しづらいという特性を活かし、その日のパターンに合ったアクションを見つけることで、釣果をさらに伸ばすことができるでしょう。
サワラカッターに注意!
サワラ釣りでは、「サワラカッター」と呼ばれるラインブレイクが頻発します。
これは、サワラの鋭い歯がラインに触れるだけで簡単に切れてしまう現象です。この対策として最適なのがフロロカーボンリーダーです。フロロカーボンは耐久性が高く、透明で魚に気づかれにくいという特徴があります。
リーダーの太さは、サワラが多いエリアやサイズが大きい場合には、25lbから40lb程度が推奨されます。
ワイヤーリーダーも効果的ですが、一部の船では禁止されているため、使用前に確認が必要です。
リアフックは必ず装着しよう!
サワラ釣りでは、リアフックの装着が非常に重要です。
サワラは、ベイトフィッシュの腹部付近に噛みついてくることが多く、フロントフックだけではフッキングに持ち込めない場合がよくあります。特に、水面直下を早巻きで狙う際には、リアフックを装着することでフッキング率が大幅に向上します。
リアフックにはトレブルフックやシングルフックを使用し、サワラのバイトに対応できるようにしておきましょう。
これにより、釣果に大きな差が生まれます!!
サワラジギングジグのおすすめと選び方やジグアクションのまとめ
サワラはその鋭い歯や強力な引きで知られており、これに対応できるジグを選ぶことが成功の鍵です。まず、ジグの重さに関しては、浅場では40g〜80gの軽めのジグ、深場や潮流が速いエリアでは100g〜150gの重めのジグが効果的です。潮の流れに応じてジグの重さを調整し、狙ったレンジに素早く到達させることが大切です。
ジグの形状は、スリム型、センターバランス型、リアバランス型、フラット型などがあります。それぞれの形状は異なるアクションを生み出し、状況に応じて最適なものを選ぶことが求められます。スリム型は速い沈下とアクティブなアクションが得意で、センターバランス型はフォール時の自然な動きが魅力です。リアバランス型は遠投性能が高く、フラット型は低活性時に効果的です。
これらの要素を総合的に考慮し、状況に応じたジグを選ぶことで、サワラジギングを最大限に楽しむことができますので是非今回紹介したジグでサワラを狙ってみてください!