シイラキャスティングリールの選び方!番手・ギア比と用途別モデルを紹介
2026年09月08日

船からルアーを投げてシイラを狙うなら、リールは魚とのやり取りだけでなく、投げ直す時の回収にも関わる道具です。
巻き取りが遅いと、魚がルアーを通り過ぎてから次の一投までに時間がかかります。とはいえ、大きく重いリールを選ぶと、何度も投げる腕への負担が気になるところ。
初めての船シイラ用には、5000〜6000番のHG・XGが目安です。欲しいのは、投げ直す時の速い回収と、PE2〜3号を巻ける容量。
PE2号中心なら5000番、PE3号300mが必要なら、その糸巻量に対応した6000番。
この記事では、シイラキャスティングリールの番手とギア比、価格・軽さで選ぶモデルを紹介します。船で使うPEと予算を照らし合わせれば、買い足す1台を選べるでしょう。
この記事で分かること
- 5000番と6000番を糸巻量で選ぶ方法
- HG・XGの巻き取り速度と自重の違い
- 価格・PE号数・軽さに合わせた掲載モデル
- 手持ち4000番を使う時の確認点
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船シイラ用は5000〜6000番のHG・XGが目安

PE2号で始めるなら5000番も使えます。PE3号300mを指定された船では、その量を巻ける6000番が必要です。
HGはハイギア、XGはさらにギア比の高いモデルを表すシマノの呼び方です。ダイワではH・XHなどの表記があり、巻き取りの速い機種を探す時の目印になります。
ただし、同じ6000番でも糸巻量や重さは機種ごとに違います。「PE3号300m」という表示は、PE3号を300m巻けるという意味。番手が同じでも、この容量が違えば持ち込めるラインの長さも変わります。
ストラディックSWはPE3号300mなら6000番
24ストラディックSW5000XGにはPE2号が350m巻けます。一方、3号は240mまで。PE3号300mを使う船では60m分不足するため、同シリーズなら6000番になります。
同シリーズの6000XGはPE3号300mに対応。6000番へPE2号を巻いて使うこともできるので、「2号だから必ず5000番」と考える必要はありません。
なお、糸巻量は容量の上限であって、釣りに必要な長さそのものではありません。船で必要なPEが容量より少ない時は、先に別の糸を巻く「下巻き」で、スプールに巻かれる糸全体の量を調整できます。
船シイラ用のPE号数と巻く長さを決める時は、次の記事を参考にしてください。
5000番にしても大幅に軽くなるとは限らない
24ストラディックSWは、5000XGが440g、6000XGが450g。5000番へ下げても軽くなるのは10gだけです。
対して24セルテートSW6000-XHは375g。ストラディックSW6000XGより75g軽く、PE3号300mも巻けます。糸の量を減らさずに道具を軽くしたいなら、こちらを薦めます。
シイラキャスティングに使うリール4機種
竿やラインも一式購入するなら、リール代を抑えられるスフェロスSW6000HGを薦めます。PE3号300mが巻けて、ハンドル1回転の回収量も約1mあります。
そこから回収速度を上げたいならストラディックSW6000XG、持つ道具を軽くしたいならセルテートSW6000-XH。価格を上げる理由は、回収速度か軽さにあります。PE2号中心の釣りには、ストラディックSW5000XGも使えます。
巻き取り長はハンドル1回転あたりのメーカー公表値です。実際にはスプールに巻かれた糸の量で変わります。
費用を抑えて始めるならスフェロスSW6000HG
- PE3号300mの糸巻量
- 自重450g
- ハンドル1回転で103cm
スフェロスSW6000HGは、リール代を抑えながらPE3号300mと約1mの巻き取り長を確保したい時の候補です。
注意したいのは450gの自重。
竿やラインも購入するなら、軽量な上位機にかける費用をほかの道具へ回せます。
詳しいスペックを見る
- ギア比
- 5.7
- 自重
- 450g
- 最大ドラグ力
- 10kg
- 最大巻上長
- 103cm/ハンドル1回転
- 糸巻量PE
- 3号300m
PE2号中心ならストラディックSW5000XG
- PE2号350m、3号240mの糸巻量
- 自重440g
- ハンドル1回転で105cm
ストラディックSW5000XGは、PE2号中心の船シイラに使えるモデルです。
1回転で105cm巻けるため、魚が通り過ぎた後のルアー回収にも対応。
ただしPE3号は240mまでなので、3号300mが必要な釣行には6000番が適しています。
詳しいスペックを見る
- ギア比
- 6.2
- 自重
- 440g
- 最大ドラグ力
- 13kg
- 最大巻上長
- 105cm/ハンドル1回転
- 糸巻量PE
- 2号350m、3号240m
速く回収するならストラディックSW6000XG
- PE3号300mの糸巻量
- 自重450g
- ハンドル1回転で112cm
ストラディックSW6000XGは、ルアーを回収して魚の進む先へ投げ直したい時の候補です。
注目したいのは、掲載モデルで最も長い112cmの巻き取り長。
同じ回数ハンドルを回した時、5000XGより多くの糸を回収できます。
自重は450gなので、腕への負担を減らすための買い替えなら、375gのセルテートSWが候補になります。
詳しいスペックを見る
- ギア比
- 6.2
- 自重
- 450g
- 最大ドラグ力
- 13kg
- 最大巻上長
- 112cm/ハンドル1回転
- 糸巻量PE
- 3号300m
軽さを優先するならセルテートSW6000-XH
- PE3号300mの糸巻量
- 自重375g
- ハンドル1回転で110cm
セルテートSW6000-XHは、PE3号300mの糸巻量を保ちながら軽さを求める人向けです。
自重375gは、掲載した450gの2機種より75g軽い数値。
購入価格は上がりますが、何度も投げる道具の重量を減らせます。
軽さに不満がなければ、価格を抑えたほかの6000番でもPE3号300mは巻けます。
詳しいスペックを見る
- ギア比
- 6.2
- 自重
- 375g
- 最大ドラグ力
- 15kg
- 最大巻上長
- 110cm/ハンドル1回転
- 糸巻量PE
- 3号300m
シイラ用リールはHGでも使えるが、素早く回収するならXG

シイラ狙いは、1回転で約1m巻けるHGでも対応できます。投げ直す時の回収をさらに速くしたいならXGです。XGでなければシイラを狙えないわけではありません。
魚がルアーを追い越した時は、一度回収して進行方向へ投げ直す場面があります。また、船や魚が自分の方へ近づいた時に生じるのが、道糸のたるみ。このたるみを「糸ふけ」と呼びます。
巻き取りの速いリールなら、同じ回数ハンドルを回しても多くの糸を回収できます。ルアーを動かす前やアタリに対応する時に、たるんだ糸を取りたい場面で役立つ違いです。
同じ6000番でもHGとXGでハンドルの長さが違う
同じ24ストラディックSW6000番でも、HGは巻き取り長103cm・ハンドル長60mm、XGは112cm・65mmです。
ギア比に加えてハンドルの長さも違うので、「XGは必ず巻くのがつらい」と一括りにはできません。店頭で触れるなら、握るノブの大きさやハンドルを回す感覚も確かめてください。
最大ドラグ力の数字を、そのまま釣りで締め込む強さにはしないでください。糸が切れる前にスプールから出ていくよう、使うラインや竿に合わせて調整します。初めてなら、釣り始める前に船長へ確認しておきましょう。
4000番でも狙えるが、良型混じりは5000〜6000番の方が寄せやすい
手持ちの4000番にPE2号を必要な長さだけ巻けるなら、シイラを狙うこと自体は可能です。小型から中型が中心なら、まず手持ちを流用する選択もあります。
ただし、4000番は良型が船べりで走った時に、巻きが重くなって魚を寄せにくい機種があります。汎用4000番はSW機の5000〜6000番よりボディやハンドルが小さいものもあり、強い負荷をかけたまま巻き続ける場面では力の差が出ます。
良型が混じる船で何度も投げるなら、PE2〜3号を必要量巻ける5000〜6000番を薦めます。掲載したSW機は大型魚の負荷を想定した作りで、4000番より長いラインも収まります。PE3号300mが必要な釣行では、容量不足の4000番を外し、対応する6000番へ。
サワラ用にPE2号を巻いているリールでも、シイラ船でPE3号を指定されると、巻ける長さが短くなります。サワラで使う番手や高速回収の選び方は、次の記事を参考にしてください。
カツオ狙いにも持ち込む場合は、シイラ船と同じラインの号数・長さで使えるとは限りません。カツオ用として番手と糸巻量を選ぶ時は、次の記事を参考にしてください。
リールに合わせて竿とリーダーもそろえる
リールだけ軽くしても、長い竿を組み合わせれば、持った時の重さの感じ方は変わります。竿も購入するなら、使うルアーの重さとPE号数が適合範囲に入るものが必要です。
船で投げる竿の長さや硬さを選ぶ時は、次の記事を参考にしてください。
PEの先には、魚や船べりなどとの擦れに備えてリーダーを結びます。長すぎると投げる前のルアーの位置にも影響するので、太さと合わせて長さも決めておきたい部分です。
結び目とルアーの位置を考えてリーダーの長さを決める時は、次の記事を参考にしてください。
船シイラ用は5000〜6000番が目安で、必要なPE量が番手を決める
船シイラ用は5000〜6000番のHG・XGが目安です。PE2号中心なら5000番も使えますが、PE3号300mが必要なら、その容量に対応する6000番になります。
費用を抑えるならスフェロスSW6000HG、PE2号中心ならストラディックSW5000XG。PE3号300mと速い回収を求めるなら6000XG、同じ糸巻量で軽くしたいならセルテートSW6000-XHが候補です。
手持ちのリールで船の指定を満たせるなら、買い替えは不要です。買い足す場合は、必要な糸巻量を確保したうえで、ルアーの回収に時間がかかるならXG、投げ続けると腕が重くなるなら軽量な機種が合います。








