PRノットの結び方を図解!ボビンの巻き始めから端糸の処理まで
2026年11月07日

PRノット(ボビンノット)は、PEラインを巻き取ったボビンをリーダーの周りで回し、糸同士の摩擦で結ぶ方法です。行きは間隔を空けて粗く巻き、帰りはボビンの先をリーダーに当てたまま、その上にPEを隙間なく巻いていきます。
シマノのボビンワインダー ライトタイプ(TH-201M)で結ぶ場合、ボビンを使うのは巻き終わりまで。そこからは指で糸の交点を押さえ、余ったPEで結び留めます。
この記事で分かること
- 粗巻きから折り返す位置とボビンを運ぶ向き
- ボビンを外すときに指で押さえる糸の交点
- ハーフヒッチを掛ける糸と端糸を切る順番
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目次
ボビンにPEを巻き取り、糸が出るときの張りを調整する

PEライン、リーダー、使うPEの号数に合うボビンワインダーを用意します。仕上げに使うラインカッターとライターも、片手で取れるところに置いておきます。
リールから引き出したPEの端をワインダーの先端から通し、引き出した端を糸止めリングの間に巻き付けます。リング部分を回してボビンに15〜20回ほど巻き取ったら、ドラグ調整ツマミで糸が出るときの張りを整えます。巻き取る量が少ないと、途中で糸が尽きて器具が飛ぶおそれがあります。
リーダーにPEを粗く巻き、巻き始めまで折り返す
リーダーを張り、PEを間隔を空けて巻く
まず、PEとリーダーを約30cm重ねます。右手の中指に2本を3〜4回巻き、親指で押さえます。左手に持つのはリーダーの本線です。両手を離してリーダーを張ると、右手のそばからPEが下がり、その先にワインダーがぶら下がります。

ワインダーをリーダーの周りに一周させると、先端につながるPEがひと巻き掛かります。 次の一周は少し左へ。こうして巻き目に間隔を空けながら、右手から左手のほうへ7〜10cmほど巻きます。
ワインダーの先端をリーダーに当て、最初の巻き目の上を戻る
左手の中指にリーダーを3〜4回巻いて、糸を張ったまま固定します。その場でワインダーを回し、細い先端をリーダーに寄せます。先端が触れたところが折り返しです。

帰りは、行きで粗く巻いたPEの上から、同じ区間に隙間なく巻き重ねます。 粗巻きはほどかず、ワインダーの先端をリーダーに当てたまま、ボビンを回して右へ戻ります。新しいひと巻きを直前の巻き目のすぐ隣に並べ、粗巻きがすべて隠れたら、右端の最後の巻き目を指でつまみます。
巻き終わりを押さえ、PE本線とリーダーをハーフヒッチで束ねる

右手側まで戻ったら、最後のひと巻きからボビン側のPEが出ているところを、親指と人差し指でつまみます。指をその位置に置いたまま、もう片方の手でボビンに残ったPEを抜き取ります。多く残っている場合は、約30cm引き出してボビン側を切ります。手元に残ったPEの端でハーフヒッチを結びます。
リールへ続くPE本線と、リーダーの短い端をそろえて張ります。ボビンから外したPEの端糸をこの2本にひと回りさせ、できた輪に端糸を通します。 図⑤では、水色の端糸を2本の裏から手前へ回し、輪の内側をくぐらせて上へ引きます。巻き終わりのすぐ横で締まれば、最初のハーフヒッチです。次は2本の反対側から掛け、交互に計4回以上、ひと結びずつ締めます。

リーダーの端を先に切り、PEの端糸を結び留める
最初に切るのはリーダーの短い端です。結び目から2〜3mm残し、PE本線に熱が伝わらないよう、切り口だけをライターで軽くあぶって小さなこぶを作ります。残しておいたPEの端糸で、こぶの位置までハーフヒッチを続けます。
こぶまで編んだら、ここから先の芯はPE本線1本です。 本線だけにハーフヒッチを続けます。最後は端糸を本線に回して輪を作り、同じ輪に端糸を2回通します。本線を張ったまま端糸を引き、直前の結び目に寄せて締めます。

結び目から出た短いPEを本線から離し、2〜3mm残して切ります。切り口だけを軽くあぶり、本線に熱が伝わらないようにします。
PRノットに使うボビンワインダーとPE用ハサミ
PE1号前後はライトタイプ、4〜8号はヘビータイプが合います。1.5〜3号はどちらでも結べるので、兼用するリールの糸まで含めて決めましょう。仕上げには、PEの端糸を切る小ぶりなハサミを使います。
シマノ ボビンワインダー ライトタイプ TH-201M
- PE0.3〜3号対応
- アルミ製ボビン
- 先端にジルコニアリング
PE0.8号や1号で結ぶときは、この記事の手順で使うライトタイプが合います。先端のジルコニアリングに細いPEを通し、糸が出るときの抵抗はツマミで調整できます。
タイラバで0.8号、ライトジギングで2号を使うなら、どちらもこの一本で結べます。
詳しいスペックを見る
- 適合PE
- 0.3〜3号
- 自重
- 33g
- 全長
- 75mm
シマノ ボビンワインダー ヘビータイプ TH-202N
- PE1.5〜8号対応
- 真鍮製ボビン
- ドラグ調整ツマミ付き
近海ではPE2号、青物狙いでは4号や6号を使うならヘビータイプです。真鍮製のボビンを備え、太いPEも同じワインダーでリーダーに巻き付けられます。
対応するのは1.5号から。細糸のタックルと兼用するなら、リールに巻いたPEがこの下限を下回らないかを見ておきましょう。
詳しいスペックを見る
- 適合PE
- 1.5〜8号
- 自重
- 51g
- 全長
- 75mm
ダイワ PEちょっきん
- PEを捉えるギザ刃
- 先端がやや丸い小型ハサミ
- 厚みのある樹脂ハンドル
エンドノットを締めたあと、余ったPEがハサミの刃から滑るときに使う一本です。刃のギザギザが端糸を捉えます。
結び目から出た端糸を本線から離し、2〜3mm残る位置に刃を当てます。すでにPEを切れるハサミが手元にあれば、それを使えます。
詳しいスペックを見る
- 刃の素材
- ステンレス鋼
- 刃先
- セミ先鋭刃
巻き目が緩むときは、ボビンの先と持ち替えた指の位置を見る
折り返す途中で巻き目が浮いたら、いったん手を止めます。浮いたところまでほどき、リーダーを張り直して、ボビンの先端を当てたまま巻き直します。器具を外した瞬間にほどけるときは、巻き終わりの交点を先につまみ、反対の手で残りの糸を抜きます。
ボビンが手元にないときは、カラビナを使ってPEとリーダーを結ぶSCノットもあります。
端糸を切る前に、両方の本線をゆっくり張ります。巻いた部分がリーダーの上をずれるようなら、上から結び足しても緩みは残るので、端糸を長く残したまま巻き直しましょう。



