グレ釣りのレバーブレーキリールはどう選ぶ?番手・ギア・機能の違いを解説
2026年10月15日

グレのフカセで、魚に引かれて寝た竿を立て直したいときに役立つのがレバーブレーキリールです。レバーで糸を少し送り、竿を起こして再び引きを受けます。
この記事では、初めての購入から買い替えまで、グレ用LBリールを釣りの条件に合わせて紹介します。道糸の容量と回収量、糸を出すときの手の動きを押さえれば、通う磯で使う一台を見つけられるでしょう。
この記事で分かること
- 道糸の容量から選ぶ2500・C3000・3000の違い
- 最初のLB機と買い替え候補の選び分け
- SUTの左右、替えスプール、釣行後の手入れ
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目次
グレ用LBリールは道糸の容量と糸を出す操作で選ぶ
グレのフカセ用リールは、魚に引かれたときに竿を立て直し、再び引きを受け止められることが大切です。レバーで糸を出す操作を使いたい人には、ドラグも備えたLB機をすすめます。
先に使う道糸の太さと必要な長さを決め、その糸が巻ける番手を合わせます。回収する速さや手元の重さはその次。足元の根や仕掛けを流す距離に合う容量を確保するのが、最初の一台にも買い替えにも共通する選び方です。
リールへ巻く道糸の素材・太さ・長さは、グレ釣りの糸の記事を参考にしてください。
レバーは竿を立て直す糸出し、ドラグは負荷に応じた糸出し

レバーはローターを逆転させて糸を送り、ドラグは設定した負荷でスプールから糸を出します。竿が寝たときはレバーで必要な分だけ送り、竿を起こして再び魚の引きを受けます。
根際では糸を出し続けず、魚を止める操作も必要です。最大ブレーキ力と最大ドラグ力は機構の上限値で、魚の重さや適正な設定値ではありません。ドラグの締め具合は、使う竿・道糸・ハリスに合わせます。
ナイロン3号150mならシマノC3000かダイワ2500
ナイロン3号を150m巻くなら、シマノの標準BB-XはC3000、ダイワの標準LBは2500をすすめます。同じ2500でもBB-Xは3号120mのため、番手の数字だけでは容量をそろえられません。
| 道糸と巻き量の例 | シマノの該当標準型 | ダイワの該当標準型 |
|---|---|---|
| ナイロン2〜2.5号を150m前後 | BB-Xの2500:2号170m、2.5号150m | 2500を使い、細糸は下巻きなどで巻き面を調整 |
| ナイロン3号150m | BB-XのC3000:3号150m | 2500:3号150m |
| ナイロン4号150m | 上記C3000は4号100m。別容量の機種を選ぶ | 3000:4号150m |
表は掲載6シリーズの標準型の比較です。150mは比較例で、必要量は流す距離と糸の切り詰めで変わります。PEには専用の糸巻量を使い、小型機や競技用の浅溝にはこの表を当てはめません。
沖の仕掛けを回収するなら巻き取り量、負荷を掛けて巻くなら低ギア
沖まで流した仕掛けや風で出た糸フケを早く回収したい人には、巻き取り量の多いXG・XH型をすすめます。近い距離を中心に釣るならHG・H型で始められます。
魚を掛けた後の巻き上げを重視する人には、低ギアと長めのハンドルが合います。速いギアほど回収量は増えますが、負荷が掛かると巻きが重くなるためです。表示された巻き取り長さは最大値で、糸が出ると1回転の回収量も減ります。
初めてのLBリールは必要な糸を巻ける通常型から選ぶ
ウキを流す間は糸を送り、掛けた後はレバーで制動して巻き上げます。最初の一台は、道糸2〜2.5号ならラリッサ2500DHG、3号150mならシグナス2500H-LBDをすすめます。
ラリッサは餌付け中の逆転を抑える機能、シグナスは3号の容量と基本装備が選ぶ理由。どちらも通常LBの操作を始める一台です。写真はシリーズ共通を含み、数値は掲載型番の仕様。価格帯は希望本体価格の区分です。
シマノ BB-X ラリッサ2500DHGは餌付け中の逆転を抑えられる
- 餌付け中の糸のたるみを抑える
- 近〜中距離の仕掛けをHGで回収
- 通常LBのレバー操作を始める
餌付け中の不用意な逆転を抑えるゼロフケテンションレバーが、ラリッサをすすめる理由です。ハンドルの自重で糸がたるむのを減らし、餌付け・仕掛け交換中も道糸を必要以上に出さずに済みます。
アルミのHAGANEボディとMGLローターを備え、2500DHGはナイロン2.5号150mに対応。1回転89cmのHGは、近〜中距離で仕掛けを回収する釣りを担います。細めの道糸で口太のフカセを始める人にすすめます。
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- 品番
- 2500DHG
- ギア比
- 6.0
- 自重
- 255g
- 最大巻き取り長さ
- 89cm/ハンドル1回転
- 糸巻量ナイロン
- 2号170m・2.5号150m・3号120m
- 最大ブレーキ力
- 8kg
- 最大ドラグ力
- 8kg
- ハンドル長
- 50mm
- 逆転方式
- 通常LB・HG
- 用途
- グレのウキフカセ
ダイワ シグナス2500H-LBDは3号150mで通常LBを始められる
- 3号の道糸でフカセを始める
- BITURBOで糸出しを制動する
- 海水・埃の侵入を抑える
BITURBOブレーキとナイロン3号150mの容量を備え、ダイワの通常LBでフカセを始める人にすすめます。レバーで糸を送り、必要なところで制動する基本操作を、この一台で始められます。
MQボディはギアを支え、マグシールドは海水や埃の侵入を抑える装備。H型の巻き取りは93cmで、道糸3号を使う口太の釣りを受け持ちます。公表自重285gなので、軽さより必要容量と基本装備を優先する人向けです。
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- 品番
- 2500H-LBD
- ギア比
- 6.2
- 自重
- 285g
- 最大巻き取り長さ
- 93cm/ハンドル1回転
- 糸巻量ナイロン
- 3号150m
- 最大ブレーキ力
- 14kg
- 最大ドラグ力
- 8kg
- ハンドル長
- 50mm
- 逆転方式
- 通常LB・H
- 用途
- グレのウキフカセ
手元の重さや巻きの機構を変えたいなら中位モデルを選ぶ
磯竿を持ってウキを流す時間が長い人には、手元の重さや駆動部に目的を絞った買い替えをすすめます。巻きの機構と金属レバーを重視するならデスピナ、手元の重量を抑えるならラグザスです。
両機種ともナイロン3号150mを巻けて255gですが、価格差で変わる部品は異なります。デスピナはサイレントドライブ、ラグザスは軽量素材の本体と操作部。今のリールで変えたい動作に、必要な装備を足せる二台です。
シマノ BB-X デスピナC3000DXGはアルミレバーと巻きの機構を備える
- アルミレバーで制動を操作
- 駆動部のガタや隙間を抑える
- 沖の糸フケをXGで回収
アルミのブレーキレバーとサイレントドライブを備え、制動操作と巻きの機構を重視する人へすすめる一台です。レバーを引いて糸出しを抑え、巻き上げへ戻る動作を金属レバーと駆動部で支えます。
サイレントドライブは駆動部の微小なガタや隙間を抑える構造。C3000DXGはナイロン3号150mを巻けて、1回転98cmの回収量があります。沖へ流した仕掛けを巻き取り、糸フケを取って次の投入へ戻れます。
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- 品番
- C3000DXG
- ギア比
- 6.6
- 自重
- 255g
- 最大巻き取り長さ
- 98cm/ハンドル1回転
- 糸巻量ナイロン
- 2.5号180m・3号150m・4号100m
- 最大ブレーキ力
- 8kg
- 最大ドラグ力
- 8kg
- ハンドル長
- 50mm
- 逆転方式
- 通常LB・XG
- 用途
- グレのウキフカセ
ダイワ ラグザス2500XH-LBDは3号の容量を保って255gに抑える
- 長時間の手持ちで重量を抑える
- 沖へ流した仕掛けをXHで回収
- エコノマイザーで細糸へ対応
255gの軽量ボディで、長時間竿を持ってウキを流す人へすすめます。ZAION Vのボディとローターに、軽量素材のハンドルアームとレバーを組み合わせ、手元の重量を抑えています。
2500XHはナイロン3号150mを巻けて、1回転99cmの回収量。沖の仕掛けを巻き取り、流し直す釣りを担います。細糸で口太を狙うときは、付属エコノマイザーで1.85号150mの容量へ調整できます。
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- 品番
- 2500XH-LBD
- ギア比
- 6.6
- 自重
- 255g
- 最大巻き取り長さ
- 99cm/ハンドル1回転
- 糸巻量ナイロン
- 3号150m
- 最大ブレーキ力
- 14kg
- 最大ドラグ力
- 8kg
- ハンドル長
- 50mm
- 逆転方式
- 通常LB・XH
- 用途
- グレのウキフカセ
制動操作や逆転中のハンドルを重視するなら上位モデルを選ぶ
魚に引かれて竿を起こすときは、レバーを操作しながら巻き上げへ戻ります。制動機構を重視する人にはインパルト、逆転中のハンドルを止めたい人にはSUT搭載のハイパーフォースをすすめます。
インパルトはBITURBOⅡと速い回収、ハイパーフォースはSUTⅡの糸送りが選ぶ理由です。最大ブレーキ力の数字で魚のサイズを決めず、糸を出して止める場面で必要な機能へ予算を使う買い替えをすすめます。
ダイワ インパルト2500XH-LBDはBITURBOⅡと103cmの回収量を選ぶ
- BITURBOⅡで制動を操作
- 103cmの巻き取りで回収量を確保
- 245gの本体で手元を軽量化
BITURBOⅡの制動機構を備え、レバー操作を重視して買い替える人へすすめます。魚に合わせて糸を送り、竿を起こして制動へ戻る動作を、レバーの操作でつなぎます。
ZAIONのMQボディを採用し、2500XHは245g。ナイロン3号150mを巻けて、巻き取りは1回転103cmです。沖へ長く仕掛けを流す釣りで、回収量と手元の軽さを重視する人にすすめます。
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- 品番
- 2500XH-LBD
- ギア比
- 6.8
- 自重
- 245g
- 最大巻き取り長さ
- 103cm/ハンドル1回転
- 糸巻量ナイロン
- 3号150m
- 最大ブレーキ力
- 14kg
- 最大ドラグ力
- 8kg
- ハンドル長
- 50mm
- 逆転方式
- 通常LB・XH
- 用途
- グレのウキフカセ
シマノ BB-X ハイパーフォースC3000DXG S Lは逆転中のハンドルを止める
- 糸送り中もハンドル位置を保つ
- 竿を起こして巻き上げへ戻る
- XGで沖の仕掛けを回収
SUTⅡによって、糸を送る間もハンドルが止まる一台です。逆転するハンドルに手を合わせる操作を減らしたい人へすすめます。竿を立て直した後は、ハンドルの位置を保ったまま巻き上げへ戻れます。
紹介するS Lは左ハンドルで、ナイロン3号150mを巻けるC3000。XGの1回転98cmで、沖へ流した仕掛けも回収できます。魚に合わせた糸送りと回収を、左手の巻き操作につなげたい人に合う仕様です。
詳しいスペックを見る
- 品番
- C3000DXG S L
- ギア比
- 6.6
- 自重
- 250g
- 最大巻き取り長さ
- 98cm/ハンドル1回転
- 糸巻量ナイロン
- 2.5号180m・3号150m・4号100m
- 最大ブレーキ力
- 8kg
- 最大ドラグ力
- 8kg
- ハンドル長
- 50mm
- 逆転方式
- SUTⅡ・左ハンドル
- 用途
- グレのウキフカセ
買い替え前は左右・ベール返し・替えスプールを合わせる
買い替えで先に合わせたいのは、普段巻く手とベールの戻し方、使い続ける替えスプールです。今のリールと操作が違うと、投げた後や魚を掛けた後に手を動かす順序も変わります。
ハンドルの左右は購入型番、ベール返しは仕様欄、スプールはメーカーの互換表で合わせます。重量はリール単体の数字より、使う磯竿へ取り付けた状態を優先。魚を掛ける前の糸出しと回収まで、普段の持ち方に合う一台をすすめます。
SUTはSの有無とR・Lまで型番を合わせる

SUT機は左巻きならS L、右巻きならS Rを購入します。ハンドルを左右へ付け替える構造ではないため、巻く側までそろえた型番が必要です。
ハイパーフォースC3000DXGのSなしは235g、SUTⅡ搭載型は250gで、軽いSなしにはハンドル静止機能がありません。メーカーの左右交換サービスはありますが、最初から使う側で購入すれば交換を省けます。ノブ交換も静止性能へ影響するため、純正状態で使い始めます。
手動ベール返しと竿に付けた重さを確かめる
シグナス・ラグザス・インパルトの標準型は、投げた後に手でベールを戻す手動式です。ハンドルを回して戻す操作には対応しないため、今までの習慣と違う場合は購入前に手の動きを合わせます。
インパルトは競技型だけが自動式で、同じシリーズでも操作が異なります。重さを確かめるときは磯竿へ取り付け、穂先を支える手に掛かる負担まで含めます。竿先が重い組み合わせでは、リールの軽さだけを優先しません。
組み合わせる磯竿の号数・長さ・調子は、グレ用磯竿の記事を参考にしてください。
替えスプールはメーカー・世代・型番の適合を合わせる
道糸を替えながら釣る人には、購入する本体へ適合する純正の予備スプールをすすめます。糸が傷んだときや号数を変えるときに、釣り場で巻き直す手間を減らせます。
適合はメーカー・世代・型番を一組にして互換表へ合わせます。同じ2500という数字だけでは装着を判断できません。ダイワの標準系と3500・4000・尾長モンスターは別の範囲です。浅溝へ替えれば糸巻量もその容量になり、太糸用の容量は増えません。
太糸と巻き上げを優先するなら深溝・低ギアへ替える
魚を掛けた後の巻き上げを優先し、ナイロン3号150mで足りる人には、デスピナC3000D TYPE-Gをすすめます。ギア比4.6、巻き取り69cmと55mmハンドルを組み合わせた低ギア型です。
4号150mが必要なら、インパルト3000LBDをすすめます。巻き取り80cm、ハンドル55mmで、太糸の容量と負荷を掛けた巻き上げを合わせられます。さらに太い糸を長く巻く大型尾長の釣りは、大型LBの担当です。
釣行後は機種の説明書に沿って洗浄・乾燥する

釣行後は真水で塩分を落とし、日陰で乾かします。23ラリッサは竿から外してドラグを締め、弱い流水で洗って水を切り、乾いた後はドラグを緩めて保管します。
水没、温水、強い水圧、ドライヤーは避けます。ローター内部へのグリス噴射はブレーキやストッパーの不調につながるため、注油は説明書の指定箇所だけです。この洗浄・注油の手順をマグシールド搭載機へ一律に当てはめず、機種の説明書に従います。
リールを竿へ付けて仕掛けを流すところから、掛けたグレを玉網へ入れるまでの流れは、磯釣りの入門記事を参考にしてください。
グレ用リールは必要な糸巻量を満たし、回収と糸出しに合う一台を選ぶ
グレ用LBリールは、使う道糸を必要な長さで巻けることを優先します。その容量を満たしたうえで、沖の仕掛けを回収する速さと、魚を掛けた後の巻き上げを合わせます。
自分で逆転するハンドルを操作する通常LBか、ハンドルが止まるSUTかは、糸を出すときの手の動きで決まります。レバーで竿を立て直し、再び魚の引きを受け止める――通う磯でその操作を続けられる一台が、グレのフカセに合うリールです。









