磯の玉の柄はどう選ぶ?5m・6mの長さと玉網の揃え方を解説

2026年10月26日

磯の玉の柄はどう選ぶ?5m・6mの長さと玉網の揃え方を解説

磯用の玉の柄は、干潮時でも無理な姿勢にならず、魚を寄せる位置へ網が届く長さで選びます。足元に張り出した岩があれば、水面までの高さに加えて、岩の先へ網を出す長さも必要です。

柄だけの商品には、玉枠と網が付いていません。この記事では、磯用の玉の柄の選び方と、釣り場に合うモデルを紹介します。長さや仕舞寸法、付属品の違いを押さえて、通う磯と手持ちの道具に合う一本を選びましょう。

この記事で分かること

  • 5mと6mの使い分け、仕舞寸法の選び方
  • 玉の柄・玉枠・網を揃えるときの違い
  • 6シリーズの伸縮機構と付属品

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目次

磯の玉の柄は干潮時の取り込み位置へ届く長さを選ぶ

満潮時と干潮時の水面差と、磯の張り出しを越えて網を入れる距離を示す模式図

玉網は、魚を寄せ終えてから慌てて用意する道具ではありません。釣り座を決めたら、足場の安定した位置から網を入れる場所も決め、干潮で水面が下がっても届く長さを持ち込みます。

足元がえぐれた磯や岩が張り出す磯では、真下へ下ろす長さだけでは不足します。磯際を越えて網を差し出す分も含め、身を乗り出さずに扱える全長を優先しましょう。届かない場所では、長い柄を頼りに危険な位置へ移らず、取り込み場所を替えます。

5mで届く磯では余分に長くしない

水面が近く、魚を寄せる位置まで5mで届く磯なら、長さを余分に増やさずに揃えます。長く伸ばした柄は先端の網を支える負担も増えるため、低い釣り座で長さを持て余すより、必要な範囲を扱える一本が向きます。

ただし、品番の「500」「530」は同じ全長ではありません。今回のGT530は5.3m。釣行時の潮位と網を入れる位置に合わせ、シリーズの呼び名よりも、規格表の全長で長さを合わせましょう。

高い磯や干潮で届かない場所には6m級を用意する

手持ちの5mで干潮時に届かない磯へ通うなら、6m級へ長くします。満潮時に届いても、潮が引けば水面との距離は広がるため、最も水面が下がる時間を含めて取り込み場所を決めておきます。

「600」も全て6.00mではなく、AX攻技FE600は5.9m、ダイワの60-60セットは6.04mです。5.9mでは届かない取り込み場所には、それより長い規格が必要です。品番の数字にかかわらず、網を入れる位置まで届く全長で選びましょう。

仕舞寸法はロッドケースの内寸に収める

玉の柄の仕舞寸法は、ランディングポールII60-60が81cm、剛剣リミテッドSE600が111cm、ベイシス600が128.4cmとなる比較イメージ

ケースへ竿と一緒に入れるなら、玉の柄の仕舞寸法も収納長以内に収めます。全長6mの剛剣リミテッドSEは仕舞111cm、ベイシス600は128.4cm。同じ全長でも、ケースの中で必要な長さは変わります。

短く収納して歩きたい場合は、小継の柄を使うセットも選べます。枠を折りたたんだ状態や保護カバーを含めた長さを収納長以内に収め、ファスナーを引っ張らずに閉められる組み合わせにしましょう。

竿と玉の柄を一緒に運ぶケースの収納長や本数は、磯釣り用ロッドケースの記事を参考にしてください。

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玉の柄だけ買うと枠と網は別に必要になる

玉の柄単体、網付き玉枠、柄・枠・網のセットの販売内容を示したイメージ

玉網は、伸縮する柄、魚の入口になる玉枠、魚を受ける網を組み合わせて使います。すでに枠と網があるなら柄の買い替えで済みますが、初めて揃える場合は3点が必要です。

「網付き玉枠」は枠と網まで、「玉の柄」は柄だけという販売もあります。商品写真の完成状態だけで付属品を決めず、購入する規格の内容で揃えましょう。枠と網まで付くセットなら、一度に道具を用意できます。

販売内容
付いているもの
別に揃えるもの
玉の柄単体
柄。ベルトの有無は製品による
玉枠・網
網付き玉枠
玉枠・網
玉の柄
玉網セット
柄・玉枠・網
持ち運び用カバーなど

磯以外の堤防用セットや網の素材については、タモ網の選び方の記事を参考にしてください。

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グレ用の枠は魚の大きさと網の深さを合わせる

口太グレを狙う枠は、魚を頭から誘導できる入口と、収まった魚を受ける網の深さを揃えます。45〜50cm級は持ち運ぶ際の張り出しを抑え、60cm級は入口を広く取れますが、風や流れを受ける網も大きくなります。

枠径と深さは別の寸法です。例えばダイワの磯玉枠網付き(A)は、50cm枠で網の深さが約42cm。大きな魚に備える場合も、枠の直径だけでなく、網の中へ魚が収まる組み合わせにします。

他社の玉枠はネジ規格と嵌合を合わせる

柄と玉枠を別々に揃える場合は、接続ネジまで合わせます。シマノの掲載2製品はウイット並目1/2-12、がまかつGTも1/2W-12を示していますが、他社枠は実際のねじ込み具合も大切です。

プロックスは4分・W1/2を基にしたサイズですが、製造差やピッチによって付かない場合があります。途中で強く引っ掛かる組み合わせを力で締め込まず、柄と枠を持ち込んで合わせてから購入しましょう。

磯用の玉の柄は予算と伸縮機構で使い分ける

6mが必要で費用を抑えるなら剛剣リミテッドSE600、5.9mで届き、各節の補強と張りを重視するならAX攻技FE600をすすめます。固着対策の機構まで求める場合は、ベイシス600へ進みます。

5.3mで足りる釣り座にはGT530を合わせ、長さを増やすためだけに6mへ替える必要はありません。以下の5製品は柄単体なので、枠と網を別に用意したうえで、収納長と伸縮機構を使い分けます。

商品画像詳細販売サイト全長仕舞寸法継数メーカー表示自重特徴別途必要なもの
プロックス 磯玉ノ柄剛剣リミテッドSE ITGKLS60(600)プロックス 磯玉ノ柄剛剣リミテッドSE ITGKLS60(600)の商品画像詳細を見る6.0m111cm6本435gエンボス加工・肩ベルト付属玉枠・網
プロックス AX攻技競技玉ノ柄FE ASKTEF600プロックス AX攻技競技玉ノ柄FE ASKTEF600の商品画像詳細を見る5.9m121cm6本481g各節口金リング・エアホール尻栓玉枠・網
シマノ イソXTタマノエ 600シマノ イソXTタマノエ 600の商品画像詳細を見る6.00m120.2cm6本500g全節固着防止・玉口の補強玉枠・網
がまかつ がま磯たもの柄GT 530(5.3m)がまかつ がま磯たもの柄GT 530(5.3m)の商品画像詳細を見る5.3m121cm5本405g先端側の固着防止玉枠・網
シマノ ベイシスタマノエ 600(22モデル)シマノ ベイシスタマノエ 600(22モデル)の商品画像詳細を見る6.00m128.4cm6本485gアンチロック・エアーアシスト尻栓玉枠・網

剛剣リミテッドSE600は6mの柄を低予算で揃える

プロックス 磯玉ノ柄剛剣リミテッドSE ITGKLS60(600)
仕舞寸法:111cm全長:6.0m

こんな人におすすめ

低予算で6mの柄を揃える人

  • エンボス加工:節同士の干渉を抑える
  • 肩ベルト付属:移動時に肩へ掛ける
  • 枠と網は別売り:手持ちの部品と組み合わせる

6mの長さを確保し、枠と網を含めた出費を抑えるなら剛剣リミテッドSE600です。柄の自重は435g、仕舞寸法は111cm。表面にはエンボス加工を施し、肩に掛けて運ぶベルトも付属します。

長い柄をケースへ収めたい釣行に向き、費用と携行する重さを抑えて揃えられます。枠と網は別売りなので、手持ちの枠を取り付けて使う場合も、接続部まで合わせて準備しましょう。

詳しいスペックを見る
仕舞寸法
111cm
全長
6.0m
継数
6本
メーカー表示自重
435g

AX攻技競技玉ノ柄FE600は張りと各節の補強を重視する

プロックス AX攻技競技玉ノ柄FE ASKTEF600
仕舞寸法:121cm全長:5.9m

こんな人におすすめ

5.9mで届く磯で、張りと各節の補強を重視する人

  • 高弾性カーボン:張りを重視
  • 各節の口金リング:玉口の欠けを防ぐ
  • エアホール尻栓:振出し時の空気を逃がす

AX攻技FE600は、高弾性カーボンを使った張りのある柄に、各節の口金リングを組み合わせています。網を差し出す際のたわみが気になる人には、軽さだけでなく補強も備えるこちらをすすめます。

尻栓には空気を逃がすエアホールがあり、振り出す際の空気抵抗を逃がす構造です。仕舞寸法は121cmで、全長は5.9m。剛剣リミテッドSE600より長くなる製品ではないので、5.9mで届く釣り座に合わせます。

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仕舞寸法
121cm
全長
5.9m
継数
6本
メーカー表示自重
481g

イソXT600は全節の固着防止と玉口の補強を備える

シマノ イソXTタマノエ 600
仕舞寸法:120.2cm全長:6.00m

こんな人におすすめ

全節の固着対策と玉口の補強を揃えたい人

  • 全節固着防止:継ぎ目へ対策
  • Gクロスプロテクター:玉口を補強
  • 大口径荷掛けリング:尻側に装備

イソXT600は、全節の固着防止と、玉口を補強するGクロスプロテクターを備えた柄です。6mが必要で、全節の固着対策と玉口の補強を揃えるならこちらです。

仕舞寸法は120.2cm、自重は500g。尻側には大口径の荷掛けリングも備えます。継ぎ目の出過ぎを抑える機構まで求めるなら、ベイシス600を選びます。イソXT600は全節の固着防止を備えますが、アンチロックジョイントとは異なる構造です。

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仕舞寸法
120.2cm
全長
6.00m
継数
6本
メーカー表示自重
500g

たもの柄GT530は5.3mで届く釣り座に合わせる

がまかつ がま磯たもの柄GT 530(5.3m)
仕舞寸法:121cm全長:5.3m

こんな人におすすめ

5.3mで届く釣り座で、余分な長さを増やしたくない人

  • 必要な長さで用意:低い釣り座向け
  • 先端側の固着防止:伸縮へ配慮
  • 枠と網は別売り:接続ネジを合わせる

GT530は、5.3mで魚を寄せる位置へ届く磯にすすめます。自重405gの5本継で、仕舞寸法は121cm。余分な長さを増やさず、竿を持ちながらもう片方の手で網を差し出す釣りに合わせる規格です。

先端側に固着防止を備え、伸ばしてから縮める操作にも配慮しています。高い釣り座で6mが必要なら530では短いため、長さを優先して6m級へ。大物向けのH600とは先端部の仕様も異なるので、軽さだけで代用はしません。

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仕舞寸法
121cm
全長
5.3m
継数
5本
メーカー表示自重
405g

ベイシス600は継ぎ目の出過ぎを抑える機構を備える

シマノ ベイシスタマノエ 600(22モデル)
仕舞寸法:128.4cm全長:6.00m

こんな人におすすめ

継ぎ目の出過ぎを抑える機構を重視する人

  • アンチロックジョイント:継ぎ目の出過ぎを抑える
  • エアーアシスト尻栓:振出しを助ける
  • スパイラルX:ブランクスを補強

ベイシス600のアンチロックジョイントは、継ぎ目が出過ぎる前にストッパー部で止める構造です。柄を伸ばした後の固着が気になり、継ぎ目そのものの機構に予算を掛けたい人へすすめます。

エアーアシスト尻栓で空気を逃がし、スパイラルXでブランクスを補強。イソXT600との違いは自重だけでなく、この伸縮機構です。仕舞寸法は128.4cmあるため、今のロッドケースへ収まる長さを揃えて持ち込みましょう。

詳しいスペックを見る
仕舞寸法
128.4cm
全長
6.00m
継数
6本
メーカー表示自重
485g

短く収納して枠と網まで揃えるなら小継セットを使う

徒歩で移動し、長い仕舞寸法の柄を運びにくい釣行では、小継の網付きセットが向きます。柄に加えて玉枠と網も揃うため、初めて用意する場合も、部品を一つずつ買い足す手間がありません。

ここで紹介するダイワのセットは、柄を81cmに収納し、60cmの枠も4つに折りたためます。短く収納できても枠は大きいので、細いロッドケースへ全て押し込まず、折りたたんだ枠と網を収める場所も用意しましょう。

商品画像詳細販売サイト全長仕舞寸法継数特徴別途必要なもの
ダイワ ランディングポールII磯玉網 60-60ダイワ ランディングポールII磯玉網 60-60の商品画像詳細を見る6.04m81cm9本四つ折り枠・網・肩ベルト付き枠の保護カバーなど

ランディングポールII磯玉網60-60は81cmに収納する

ダイワ ランディングポールII磯玉網 60-60
仕舞寸法:81cm全長:6.04m

こんな人におすすめ

長い柄を短く運び、60cm枠と網まで一式で揃える人

  • 小継の柄:短く収納して運ぶ
  • 四つ折り玉枠:枠も折りたたんで携行
  • 網と肩ベルト付属:一式を揃える

6.04mの柄を81cmに収納できる、60cm枠と網付きのセットです。移動時は柄を縮めて枠を折りたたみ、釣り座で長さと網の入口を広げて使えます。ベルクロ式の肩ベルトも付属します。

柄は9本継で、先端から元竿の手前まで固着防止リングを採用。枠の大きさと携行する重さより、収納長を優先する釣行へすすめます。品名の60-60は「枠60cm・柄6m級」で、全長5.06mの60-50とは別規格です。

詳しいスペックを見る
仕舞寸法
81cm
全長
6.04m
継数
9本

玉網に入れた魚は柄を縮めて取り込む

玉網の口を先に水へ入れ、グレを頭から誘導し、魚が入ったら柄を縮めて手元へ寄せる取り込みの図

魚が水面まで浮いたら先に網を水へ入れ、竿で魚の頭を網の口へ誘導します。網で追い回すと魚が再び走るため、浮かせた魚を寄せ、枠の中へ入ってからすくいましょう。

魚が入った後は柄を縮めながら手元へ寄せ、長く伸ばしたまま横向きに持ち上げて吊りません。届かないときに身を乗り出さず、同行者へ網を任せれば竿の操作を続けられます。取り込みに使う場所は、魚が掛かる前に決めておくことが大切です。

磯の装備や、掛けたグレを浮かせて寄せるまでの流れは、磯釣りの始め方の記事を参考にしてください。

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釣行後は塩と砂を落として乾かす

固着防止を備えた柄も、継ぎ目に塩や砂が残れば伸縮の妨げになります。釣行後は取扱説明書に沿って真水で汚れを落とし、水分を拭いて十分に乾かしてからケースへ戻します。

尻栓や先端部は製品によって構造が違うので、外せない部品を無理に回さないようにしましょう。玉口や継ぎ目に割れ・欠けがある場合は、そのまま次の釣行へ持ち込まず、修理や部品交換を済ませておきます。

磯の玉網は届く長さと必要な部品を揃えて持ち込む

磯用の玉の柄は、干潮時の取り込み位置へ安全に届く長さが先です。5mで足りる磯では余分に長くせず、高い釣り座には必要な全長の6m級を持ち込みます。

枠と網を持っているなら柄単体、初めて一式を用意するなら網付きセットを選び、ケースに収まる仕舞寸法と接続ネジまで合わせます。価格や軽さだけで決めず、釣り座に届く長さと、取り込みに使う部品が揃った玉網を持ち込みましょう。