イカメタルリールの選び方!カウンター・ギア比と選ぶポイントを解説
2026年09月08日

イカメタルは、イカがいる水深へスッテを合わせ、誘って止めてアタリを待つ船のルアー釣りです。
船長から「底から10m」と声がかかる夜便で頼りになるのが、糸の放出量を数字で追えるカウンター。
初めて買うなら、夜間に表示を読めるバルケッタBBが候補。 落とす速度まで変えて誘いたい人にすすめるのは、フォールレバー付きのFカスタム。
この記事では、イカメタル向けの手巻きリール4機種と、番手・糸巻量・ギア比の選び方を紹介します。 必要な機能の違いが分かれば、初めての1台も、買い替える1台も自分の釣り方に合わせて選べるでしょう。
この記事で分かること
- 夜便の最初の1台と、フォール操作を加えたい人向けの候補
- 同じ150番でも異なる糸巻量と、カウンターの設定
- 手持ちのタイラバリールを代用できる条件
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初めてのイカメタルには夜も表示を読めるカウンター付きリールを選ぶ

暗い船上でタナを合わせるなら、カウンターの有無に加え、バックライトの有無まで選ぶ基準にします。
バルケッタBB 150DH-HGは、照明付きの表示と手巻きの基本機能が欲しい人向け。 まずタナを合わせて誘う釣りなら、フォールレバーがなくても始められます。
一方、スッテをゆっくり落として抱かせる操作を増やすなら、25バルケッタFカスタム150DHXG。 落下にブレーキをかけるレバーを備え、親指だけで速度を調整する操作を補えます。
リールの大きさは100〜150番クラスを候補にし、船指定のPEを必要な長さだけ巻けるかで絞ります。 同じ150番という名前でも、糸巻量や細いPEの設定方法は機種ごとに違います。
初心者向けの2機種は夜間表示と予算で選ぶ
夜便で表示を読みながら釣るなら、LEDバックライト付きのバルケッタBBをおすすめします。 ライトSW X ICは価格を抑えたい人向けですが、標準型にはバックライトがなく、暗い場所では手元を照らす必要があります。
バルケッタBBは夜便でカウンターを使い始める人に向く
シマノ(SHIMANO) 両軸リール 21 バルケッタ BB 150DH-HG メタルスッテ タイラバ ライトジギング 船汎用 ブラック
こんな人におすすめ
初めての夜便で照明付きのカウンターを使いたい人
- LEDバックライト付きで暗所の表示を読める
- HGで回収と糸ふけの巻き取りを行える
- フォールレバーはなく親指で落下を調整する
夜のイカメタルを始める人には、照明付きカウンターを備えたバルケッタBBをおすすめします。
150DH-HGは220gで、ハンドル1回転の最大巻上長は70cm。
スッテを上げて止める操作と、釣れた水深への入れ直しを覚える1台です。
PE0.6〜0.8号を使う場合は、下巻きで巻き面を整えて糸巻き学習を済ませるのが前提。
落下速度をレバーで繰り返し調整したい人には、Fカスタムの機能が役立ちます。
詳しいスペックを見る
- 自重
- 220g
- ギア比
- 7.0
- 最大ドラグ力
- 5kg
- 最大巻上長
- 70cm
- PE糸巻量
- 1.5号200m、2号150m、3号100m
- ハンドル長さ
- 55mm(片側)
ライトSW X ICはPE0.8号で予算を抑えたい人の候補
- 標準型はPE0.8号300mの容量
- バックライトなしで夜は手元の照明が必要
- PE0.6号を使う人はSS型との違いに注意
PE0.8号指定の船へ通い、購入費を抑えたい人にはライトSW X ICの標準型も候補です。
PE0.8号300mの容量とカウンターを備えたモデル。
ただし、夜の表示を自分で照らす必要がある点は、LED付きのバルケッタBBとの違いです。
標準型と浅溝のSS型は糸巻量や設定できるPE号数が異なり、PE0.6号中心の人には別の選択肢。
PE0.8号と手元の照明を使う条件で、予算を抑えたい人へすすめます。
詳しいスペックを見る
- 自重
- 240g
- ギア比
- 6.3
- 最大ドラグ力
- 5kg
- 最大巻上長
- 69cm
- PE糸巻量
- 0.8号300m、1号200m
- ハンドル
- 100mmダブル
中級者はフォールレバーで落とす速度を調整できるモデルへ
誘い上げた後、スッテを落としている途中にアタリが出るなら、落下速度も合わせたいところ。 25バルケッタFカスタムは、レバーでブレーキを調整しながら落とせるモデルです。
シマノ(SHIMANO) ベイトリール 25バルケッタ Fカスタム 150DHXG (右)
こんな人におすすめ
夜便でタナ合わせに加え、落下速度も変えて誘いたい人
- 落下にブレーキをかけても巻き取りへ干渉しないNEWフォールレバー
- 巻上距離アラームで誘い上げた距離を音でも把握
- XGは回収速度を重視する人向け
落としている最中のアタリを狙いたい人には、25バルケッタFカスタム。
NEWフォールレバーは落下側にブレーキをかけ、巻き取り側は重くしない構造で、フォールから巻き上げへ移る操作を補います。
底から何m上げたかを音で知らせる巻上距離アラームも搭載。
150DHXGは最大81cm巻ける回収重視の仕様なので、ゆっくり巻く操作を優先する人は、同シリーズのギア比6.9のDH型が合います。
詳しいスペックを見る
- 自重
- 225g
- ギア比
- 8.1
- 最大ドラグ力
- 5kg
- 最大巻上長
- 81cm
- PE糸巻量
- 0.8号400m、1号330m、1.5号200m
- ハンドル長さ
- 60mm(片側)
ハイエンドはフォール機能に加えてギアの構造まで選ぶ
Fカスタムと24バルケッタプレミアムは、どちらもNEWフォールレバーと巻上距離アラームを備えています。 その機能だけが目的ならFカスタムで対応でき、プレミアムへ予算を上げる理由はマイクロモジュールギアなどの内部構造にあります。
シマノ(SHIMANO) 両軸リール 24 バルケッタ プレミアム 150DHXG(右)
こんな人におすすめ
夜便へ繰り返し通い、フォール機能とギア構造を重視する人
- 細かな歯でかみ合うマイクロモジュールギア
- NEWフォールレバーと巻上距離アラームを搭載
- 同型Fカスタムと巻上長・容量は同じ
夜便へ繰り返し通い、巻き上げ時のギア構造までこだわるなら24バルケッタプレミアムをすすめます。
細かな歯でかみ合うマイクロモジュールギアを備えた上位モデルです。
150DHXGの巻上長とPE容量は25Fカスタム150DHXGと同じで、自重差も5g。
フォールレバーの有無だけで迷っているならFカスタムで対応でき、プレミアムはその先の構造へ予算をかけたい人向けです。
詳しいスペックを見る
- 自重
- 220g
- ギア比
- 8.1
- 最大ドラグ力
- 5kg
- 最大巻上長
- 81cm
- PE糸巻量
- 0.8号400m、1号330m、1.5号200m
- ハンドル長さ
- 60mm(片側)
※表の糸巻量は各型番の公式記載値です。 右巻き・左巻き、DH・XG、標準型・SS型を取り違えないよう、購入先でも型番を合わせます。
PEは船指定の号数を必要な長さだけ巻き、カウンターを学習させる

リールへPEを巻けても、カウンターに正しい長さを覚えさせていなければ表示がずれます。 細いPEを使うときは、糸巻量と糸巻き学習の対応をセットで選びます。
200mか300mかは水深と船の指定に合わせる
PE0.6〜0.8号を200m巻く組み合わせは候補になりますが、どの船でも200mで足りるわけではありません。 深い場所へ落とす船などでは、300m以上の糸巻量が必要になるため、予約時の指定を優先します。
水深と同じ長さだけ巻くと、高切れや結び直しで釣りを続けられなくなります。 高切れ後も釣りを続けられる容量を選び、容量の大きいリールへ細いPEを巻く場合は、下巻きで巻き面の高さを整えます。
潮が速いからという理由だけでPEを太くすると、糸が潮を受ける量も増えます。 号数は船の指定に合わせ、スッテの重さや糸の角度を調整するのが基本です。
糸を巻き替えたら、その機種の方法で長さを再設定する
糸巻き学習は、スプールの回転と糸の長さをカウンターへ記憶させる設定です。 PEの号数や下巻き量を変えたときは、以前の設定をそのまま使わず学習をやり直します。
「PEを巻ける」と「その号数の簡易設定がある」は別です。 ライトSW X ICの標準型とSS型のように、名前が近くても対応が異なる機種があります。
指定糸を選ぶだけの設定でも、糸の銘柄や巻き付ける強さ、巻き面の高さで誤差が出るもの。 使用する型番の説明書に従い、必要に応じて実際に巻いた長さで学習させます。
カウンターの数字とスッテの水深は、糸が斜めに出ると一致しない
画面が「40m」でも、潮で糸が斜めに流れていれば、スッテが水面の真下40mにあるとは限りません。 カウンターが捉えるのは糸の放出量で、魚探のようにスッテの深さを測っているわけではありません。
船長の指示と数字を合わせてもアタリが遠いときは、糸の角度も判断材料にします。 糸が流れ続けるなら船指定の範囲でスッテを重くする、投入し直すなど、仕掛けの姿勢を整えます。
水面でのゼロ設定も、釣り始めに済ませる操作の一つ。 「水面から何m」なのか「底から何m上」なのかを聞き分けることも、カウンターを使う前提です。
ギア比は回収速度とハンドルを回す力で選び分ける
深く落としたスッテを回収する回数が多いなら、HGやXGの巻上長が役立ちます。 一方、重い仕掛けを巻くときは、速く巻けることと、軽い力で巻けることを分けて考えます。
回収を急ぐならHG・XG、ゆっくり巻くなら低めのギア比
ハンドル1回転で多く巻けるHGやXGは、回収や糸ふけの巻き取りを速められます。 ただし同じ負荷なら、低いギア比よりハンドルを回す力が必要になりやすい組み合わせです。
ゆっくり巻き上げて誘う時間が長い人や、巻く重さが気になる人には低めのギア比も候補。 XGが常に上位という意味ではなく、速さを優先した仕様です。
表の最大巻上長は糸を十分に巻いた状態の値なので、深く糸が出てスプールの巻き面が小さくなると、1回転で巻く長さも短くなります。
ダブルハンドルは細かな操作、長いハンドルは巻く力を補う
細かく巻いて止める操作には、左右にノブがあるダブルハンドルが候補になります。 重いスッテを回収するときは、ノブまでの距離が長いハンドルほど力をかけられます。
ただし、ハンドル長の数字はメーカー間でそのまま比較できません。 例えばシマノの60mmは中心からノブまでの片側、ダイワの100mmはダブルハンドル全長。 同じ条件に直すか、実際に握ってノブまでの距離を確かめて選びます。
手持ちのリールは糸巻量とタナの把握ができれば代用する
タイラバ用のベイトリールを持っているなら、すぐに買い直す必要はありません。 船指定のPEを必要量巻けて、使うスッテを回収できるかが代用の条件です。
カウンターがない機種では色分けPEで放出量を数えますが、夜は色が読める照明も必要。 タナを何度も合わせ直す操作に手間がかかるなら、照明付きカウンターへ買い替える理由になります。
仕掛けを投げて広く探るオモリグが中心なら、スピニングの選び方は次の記事も参考にしてください。
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ロッドは使うスッテの重さとリールの種類を合わせます。 ベイト用の長さや硬さは、次の記事も参考にしてください。
リーダーの太さや仕掛けの長さは、次の記事も参考にしてください。
投入からアタリを取るまでの釣り方や道具一式は、イカメタルの始め方も参考にしてください。
イカメタルリールは夜間表示と必要な操作に合わせて選ぶ
初めての夜便では、船指定のPEを必要量巻けるカウンター付きベイトリールがおすすめです。 バックライトの有無と糸巻き学習まで合わせて選ぶと、船上でタナを合わせる準備が整います。
回収速度を重視するならHGやXG、落下速度を変えて誘うならフォールレバー付きが候補。 手持ちのリールで必要な操作ができている場合は、足りない機能がはっきりしてから買い替える判断でも十分です。
高価格や大きい番手だけを求めず、タナの把握、回収、誘いのうち、自分が必要とする操作に合わせて1台を選びます。






