船ヒラメロッドの選び方!長さ・調子・ライトヒラメとの違いを解説
2026年09月08日

船のヒラメ釣りは、生きたイワシなどを泳がせ、海底近くで食いつくのを待つ釣りです。
ロッドを買う時に気をつけたいのが、同じヒラメ用でも使えるオモリの重さが違うこと。
たとえば、船から「40号だけでなく80号も持ってきて」と言われた時。
60号までのライトヒラメならライトヒラメX M-240・R、80号を使う船なら40〜120号対応のヒラメX MH-270・Kが候補です。
次に選びたいのが、竿のどこから曲がるかを表す「調子」。
エサの動きを曲がりで受ける竿と、底から仕掛けを持ち上げる操作を重視した竿の違いにも注目してください。
この記事では、船ヒラメロッドの長さ・調子・オモリ負荷の選び方と、ダイワ・シマノの専用竿6本を紹介します。
乗る船と使うオモリに照らし合わせれば、最初の1本も買い替える竿も選べるでしょう。
この記事で分かること
- 船指定のオモリに合う竿とライトヒラメ用の違い
- 長さ・6:4調子・7:3調子の選び分け
- 専用竿6本の特徴と、手持ちの船竿を代用する条件
PRこの記事はアフィリエイトプログラムを利用しています。
船ヒラメロッドは船で使うオモリの号数に合わせる

竿を買う前に、船宿へ普段使うオモリと、潮が速い日に必要な号数を聞きます。
40号と80号を用意する船なら、両方が竿の「錘負荷」に入ることが条件です。
錘負荷とは、その竿で使用できるオモリの号数の範囲。
20〜60号と書かれた竿に80号を掛けて使う選び方は避けます。
同じMHでも、ライトヒラメ用と通常のヒラメ用では対応号数が違います。
M・MHといった硬さの名前だけでなく、型番ごとの数値で選びましょう。
ライトヒラメは軽いオモリに合う竿と細い道糸を使う

ライトヒラメは、細い道糸と軽いオモリを組み合わせる釣り方です。
ただし、「ライトだから必ず40号」とは限らず、必要な道糸の太さもオモリも船ごとに異なります。
今回の候補では、ライトヒラメX M-240・Rは20〜60号、ベイゲーム ライトヒラメ64 M230は20〜80号対応。
同じライト用でも、80号を用意する船で選べるのは後者です。
軽い仕掛けを使う船に、重いオモリ向けの硬い竿を持ち込めばよいわけでもありません。
指定の号数を掛けた時に穂先が働く範囲で選びます。
横流しは竿の長さだけでなく使うオモリに合わせる
横流しは、風などで船を横向きに流して広く探る方法です。
釣り座によって道糸が船から離れる側と船下へ入る側があり、同じ船でも使うオモリが変わることがあります。
長い竿には、竿先を上下させて仕掛けを動かせる幅がありますが、短いライトヒラメ竿でも横流し対応のモデルはあります。
「横流しなら必ず2.7m」ではなく、指定号数と底を取り直す操作に合う調子で選びましょう。
120号を超えるオモリが必要なら、以下の6本に無理に絞らず、その号数に対応する番手を船宿と相談します。
長さは取り回し、調子は仕掛けの動かし方で選ぶ

長さと調子は別々に考えると選び分けが明確です。
長いから柔らかい、短いから硬いという関係ではありません。
2.3〜2.4mは手元の操作、2.7mは竿先を動かす幅を重視する
取り回しを重視するなら2.3〜2.4m前後が候補です。
仕掛けを回収してエサを付け直す時も、長い竿より竿先を近くで扱えます。
初めての船で取り回しを重視するなら、この長さから候補を探せます。
2.7mは、船の上下動に合わせて竿先を動かしたり、仕掛けを上下させたりする幅が欲しい時の選択肢。
一方で、長くなると船べりや隣の竿との距離にも注意が必要です。
長さだけで食い込みが決まるわけではなく、穂先の曲がりや糸の張り方も関わります。
6:4は胴まで曲がり、7:3は底を取り直す操作を加える
調子は、負荷が掛かった時に竿のどのあたりから曲がるかを表したものです。
6:4は胴寄りまで曲がるタイプ、7:3はそれより穂先寄りで曲がるタイプと考えるとイメージできます。
6:4は、船が上下した時やエサが引かれた時に、竿の曲がりで動きを受ける釣りで選びます。
7:3は、オモリを底から離す、再び底まで下ろす、といった操作をこまめに行う釣りで候補になります。
根が多い場所で底を取り直すなら7:3、曲がりを使って仕掛けを安定させたいなら6:4、という違いです。
同じ比率でも製品ごとに曲がりは異なり、6:4なら必ず食い込む、7:3ならアタリを弾くとは言い切れません。
初めての船ヒラメ釣りに選びたいロッド2本
購入費を抑えて専用竿をそろえるなら、この2本から使う号数に合う方を選びます。
60号までの船と、80号以上も使う船では候補が分かれます。
- 7:3調子
- グラスソリッド穂先
- 80号は適合範囲外
軽いオモリで釣る船に持ち込む、120gのライトヒラメ専用竿です。
2.4mの長さと7:3調子で、底を確かめながら仕掛けを動かす釣りの候補。
80号を用意するよう船から指定された場合は、この番手では対応できません。
写真は同シリーズの代表画像です。
詳しいスペックを見る
- 全長
- 2.40m
- 継数
- 2本
- 仕舞寸法
- 125cm
- 自重
- 120g
- 先径/元径
- 1.0/11.4mm
- 錘負荷
- 20〜60号
- カーボン含有率
- 56%
- グラスソリッド穂先
- 元部のねじれを抑える補強
- 2.7mの長さ
80号などを使う船で、購入費を抑えて専用竿をそろえる候補です。
穂先はグラスソリッド、元部にはねじれを抑える補強という構成。
2.7mの長さを使って仕掛けを上下させられますが、20号など軽いオモリを使うライト船のために選ぶ番手ではありません。
詳しいスペックを見る
- 全長
- 2.70m
- 継数
- 2本
- 仕舞寸法
- 140cm
- 自重
- 157g
- 先径/元径
- 1.1/12.0mm
- 錘負荷
- 40〜120号
- カーボン含有率
- 96%
ベイゲームは6:4の曲がりと7:3の操作で選び分ける
竿の調子まで好みに合わせるなら、ベイゲームの2本を比べます。
ここでは20〜80号のライト用6:4と、40〜120号の通常用7:3を取り上げています。
同じシリーズ名でも長さと用途が違うため、価格だけで選ばないことが大切です。
- 6:4調子
- 2.3mの取り回し
- 右巻き用・左巻き用の区別あり
竿全体の曲がりを使い、仕掛けの急な動きを抑えたい時に選ぶライトヒラメ竿です。
特徴は、エサが引かれた時も胴まで曲がって受ける6:4調子。
80号も適合範囲ですが、100号の使用には対応しません。
RIGHTは右巻きリール用で、左巻きならLEFTを選びます。
詳しいスペックを見る
- 全長
- 2.30m
- 継数
- 2本
- 仕舞寸法
- 117.8cm
- 自重
- 138g
- 先径
- 1.1mm
- 錘負荷
- 20〜80号
- カーボン含有率
- 98.5%
- 7:3調子
- 40〜120号の通常ヒラメ用
- 右巻き用・左巻き用の区別あり
根を避けてオモリを持ち上げるなど、竿で仕掛けを動かす釣りに選ぶ7:3調子です。
ライト用64 M230より長く、対応するオモリも重くなります。
握りを支えるガングリップを備えますが、購入時は使うリールの巻き方向とRIGHT・LEFTの表記を合わせてください。
詳しいスペックを見る
- 全長
- 2.70m
- 継数
- 2本
- 仕舞寸法
- 138.2cm
- 自重
- 198g
- 先径
- 1.4mm
- 錘負荷
- 40〜120号
- カーボン含有率
- 98.9%
買い替えはメタリアの軽さとバイオインパクトの操作性を比べる
今の竿から買い替えるなら、軽い竿を持ち続けたいのか、重いオモリを細かく動かしたいのかで分けます。
上位機種だから釣果が増えるとは限りません。
使う号数が合ったうえで、軽さ・穂先・握りの違いに費用を掛ける選び方です。
- 自重105g
- 金属製のメタルトップ
- 穂先部にAGSを採用
手持ちで釣る時間が長く、竿の軽さを優先したい人の買い替え候補です。
金属製の穂先と軽量ガイドを備えた、20〜80号対応の1本。
軽さだけで100号以上の船まで兼用できるわけではありません。
穂先は糸絡みや巻き込みで局所的に曲げないよう、回収時にも目を配ります。
詳しいスペックを見る
- 全長
- 2.45m
- 継数
- 2本
- 仕舞寸法
- 127cm
- 自重
- 105g
- 先径/元径
- 0.7/9.8mm
- 錘負荷
- 20〜80号
- カーボン含有率
- 93%
- 7:3調子
- ソフチューブトップ
- 左右で使えるテクニカルガングリップ
横流しや根周りで、底からオモリを離す操作を重ねる釣りに選ぶ竿です。
しなやかなチューブラー穂先と、ねじれを抑える補強の組み合わせが特徴。
左右で使えるグリップも特徴ですが、自重は206gあり、この6本の中で最も軽い竿ではありません。
軽量化ではなく、穂先と握りを含めた操作のために選ぶ1本です。
詳しいスペックを見る
- 全長
- 2.70m
- 継数
- 2本
- 仕舞寸法
- 138.3cm
- 自重
- 206g
- 先径
- 1.8mm
- 錘負荷
- 40〜120号
- カーボン含有率
- 99.7%
手持ちの船竿はオモリ負荷と曲がりが合えば代用できる

ライトゲームロッドなどの船竿は、指定のオモリに対応し、エサの動きを穂先で受けられるものなら代用候補になります。
上限60号の竿で60号を使うことと、適合範囲を超えて80号を使うことは別です。
船から追加で指定された号数まで扱えないなら、その日の代用は見送ります。
タチウオ竿などは、対応号数が同じでも張りの強さや長さが違います。
魚種名だけで使えると決めず、船宿へ型番を伝えて相談すると具体的な話ができます。
また、サーフ用ロッドのルアー重量と、船竿の錘負荷は用途が違います。
船の泳がせ用として確認せず、そのまま置き換えるのは避けましょう。
ヒラメ以外の青物も狙う泳がせ竿を探している場合は、対象魚とオモリに合わせた次の記事も参考にしてください。
竿と組み合わせるリールの糸巻量や選び方は、船ヒラメ用リールの記事も参考にしてください。
船の号数が決まればヒラメロッドを絞れる
まずは乗る船で使うオモリを決め、そこから長さと調子を選びます。
60号までならライトヒラメX M-240・R、80号なども使う船ならヒラメX MH-270・Kが最初の候補。
6:4の曲がりが欲しい、手持ちの軽さを重視したいといった希望があれば、ベイゲームや上位機種を比べましょう。




