グレのフカセ釣り仕掛けはどう作る?ウキ・ガン玉・ハリスの組み方を解説
2026年10月15日

グレのフカセ仕掛けを初めて作るときは、ウキ止めやシモリ玉をどの順に付けるのか迷うでしょう。まずは、ウキ止めで釣る深さを決める半遊動仕掛けを一つ組みます。
部品を通してからサルカン・ハリス・針を結び、ウキが浮く重さにガン玉を合わせるのが基本です。深さを変える操作と、仕掛けを沈める調整を分けて覚えれば、エサの残りに応じて釣る層を変えられます。
この記事で分かること
- ウキ止めから針までの部品の順番と結び方
- ウキの浮力に合わせるガン玉の重さと位置
- ハリス長を含めたウキ下と、タナの調整方法
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目次
グレの仕掛けはウキ止め付きの半遊動から組む
半遊動は、着水後に道糸がウキの穴を通って送り込まれ、ウキ止めでその上限を決める組み方です。最初は口太グレを狙う中通し円錐ウキの仕掛けに絞り、部品は次の順につなぎます。
ここで示すのは竿側から針側への完成形。ガン玉は穴に糸を通す部品ではなく、道糸やハリスに挟むオモリなので、下の並びとは別に取り付けます。水中ウキを加える応用は、基本形を流してからで十分です。
道糸 → ウキ止め糸 → シモリ玉 → 中通し円錐ウキ → からまん棒 → サルカン → ハリス → グレ針

この例は口太を中層で狙うための組み合わせです。尾長や大きな魚を根際で止める釣りには、竿の適合ハリスと釣り場に合う太さが必要です。
ウキ止めは上限、からまん棒はウキの下側を止める
ウキ止め糸は道糸に結び、その下にシモリ玉を入れます。糸がウキ穴を通ってもシモリ玉が穴をふさぐため、ウキ止めで設定した長さまで仕掛けを送れます。
一方、からまん棒はウキより下の道糸に固定する部品です。ウキがサルカンまで滑り落ちてぶつかるのを防ぎます。上のウキ止めは釣る深さ、下のからまん棒はウキの移動範囲を受け持ち、どちらか一方で両方の役割を済ませることはできません。
グレの半遊動仕掛けに使う小物5品
仕掛けを投げて絡まずに流すには、ウキの下を止める小物と、浮力に合う荷重を揃えます。口太を狙う基本例では、Bウキ・2号ハリス・5号針を起点にし、ガン玉は位置を変えられるものを使います。
からまん棒はウキゴム付きのセット、ウキは中通し、ハリスはフロロカーボンが今回の条件。道具を一から揃えるときは、次の組み合わせで仕掛けを作れます。
からまん棒:フカセからまん棒ダブルロングセット
長い軸とウキゴムが密着し、投入時にからまん棒の位置がずれにくいセットです。
棒と適合するゴムが組み合わされた状態で3組入っているので、初めて仕掛けを作るときも固定部品をまとめて揃えられます。
オレンジの長い棒は水中でも位置を追いやすく、ウキだけでは分かりにくい仕掛けのなじみや、魚がエサに触れた小さな動きを見る目印になります。
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- セット内容
- 棒3本・適合ウキゴム6個
- カラー
- オレンジ
- 入数
- 3セット
- 最大外径×全長
- 5×24mm
ウキ:フロートマスターどんぐり M・B
肩の張った形で海面に安定しやすく、波のある磯で半遊動仕掛けを流すための中通しウキです。
厚い樹脂の外殻は、岩や岸壁に当たる衝撃に備えた構造。
今回の仕掛けにはMサイズのBを使います。
Bには追加ガン玉を打てる余浮力があり、針やサルカンを含めた荷重に合わせて調整できるため、ガン玉でエサの沈み方を変えながら口太を狙えます。
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- サイズ
- M
- 浮力
- B
- カラー
- スカーレット
- 自重
- 8.8g
- 糸穴径
- 2mmストレート
ハリス:トルネードVハード 2号
フロロカーボンの表面に硬いポリマー層を設け、根ズレによる擦り傷に備えたハリスです。
口太が磯際へ走ったときの擦れに備え、今回の仕掛けには2号を組み込みます。
50m巻きなので、約3mのハリスを組む釣りでも、傷んだ糸を結び替える分を確保できます。
糸を低い張力で巻くNSS仕上げを採用し、巻き付け時に糸へ掛かる負担も抑えています。
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- 素材
- フロロカーボン
- 号数
- 2号
- 巻量
- 50m
- カラー
- ナチュラルクリア
- 標準直径
- 0.235mm
グレ針:がまかつ 口太グレ 5号
細軸・短軸で軽く、オキアミと一緒に口太へ吸い込ませることを狙った針です。
口太の食い込みを重視する今回の仕掛けには5号を合わせます。
5号は自重33.5mgで、針の重さによるオキアミの沈み方への影響を抑えたいときに使えます。
半スレの針が24本入り、磯や根掛かりで針先が鈍ったときも、新しい針へ交換しながら釣りを続けられます。
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- 品名コード
- 66-334
- 号数
- 5号
- 入数
- 24本
- 形状
- 細軸・短軸・半スレ
ガン玉:ラバーガン玉PRO G2
割り口に爪ミゾがあり、ペンチを使わずに付け外しできるラバーコートのガン玉です。
爪で開いて指で挟み直せるので、潮の流れに合わせて打つ位置を変えるときに手早く調整できます。
道糸側に打って仕掛け全体を沈める、ハリス側に打って針の近くへ重さを掛ける、という使い分けに便利。
G2は7個入りで、同じ重さの予備も揃えられます。
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- サイズ
- G2
- タイプ
- ノーマル・ブラック
- 入数
- 7個
- 素材
- スズ・ラバーコート
商品写真はシリーズ共通を含みます。ウキはM・B、ハリスは2号、針は5号、ガン玉はG2の規格を掲載しています。
道糸とハリスの素材・号数・長さを詳しく選ぶ場合は、グレ釣りの糸の記事を参考にしてください。
道糸へ部品を通し、サルカンから針まで結ぶ
仕掛け作りでは、穴に糸を通す部品を付けてから、端にサルカンを結びます。先にサルカンを結ぶとシモリ玉やウキを通せず、結び直しになるためです。竿のガイドに道糸を通し終えてから、小物を取り付けます。
ハリスは結び代を含めて少し長く取り、針まで結んだ状態で約3mにします。結び終わった長さを測ってからウキ下を設定すると、途中で切った分を忘れて狙う深さをずらすことがありません。
シモリ玉・ウキ・からまん棒をサルカンより先に通す
道糸にウキ止め糸を付け、シモリ玉、円錐ウキ、からまん棒用のゴム管を順に通します。円錐ウキは上面から下面へ糸を抜き、からまん棒は付属部品の取り付け方に従って固定します。その先へサルカンを結べば、道糸側が完成です。
シモリ玉は、ウキの穴を抜けず、中央の穴にウキ止めの結び目が引っ掛かるものを使います。大きさが合わないとウキ止めを通り越してしまうので、仕掛けを持ち上げて止まることを確かめます。
サルカンはクリンチノット、針は外掛け結びで結ぶ
サルカンの片側へ道糸、もう片側へハリスをクリンチノットで結び、ハリスの先にグレ針を外掛け結びで付けます。結び目は濡らし、ゆっくり締め込んで摩擦による傷みを抑えます。
針を結んだ後は、サルカンへ続くハリスが針軸の内側から出ているかを確かめます。端糸を切る前に、それぞれの結び目を引いて、巻きが崩れたり糸が滑ったりしないことまで点検すれば、投げる前の準備が整います。

クリンチノットの手順
- 糸の端をサルカンの輪に通し、折り返した端を本線へ4〜5回巻きます。
- 端をサルカンのすぐ上にある小さな輪へ通し、続けて新しくできた大きな輪へ戻します。
- 結び目を濡らし、本線と端を少しずつ引いて締めます。糸が滑らないことを確かめ、端を少し残して切ります。
外掛け結びの手順
- ハリスを針のまっすぐな軸に添わせて輪を作り、針と糸を一緒につまみます。
- 端糸を針軸と添わせた糸へ、重ならないように5回巻き、端を最初の輪へ通します。
- 巻きを押さえて軽く締め、結び目を濡らします。本線を針軸の内側へ寄せ、両方の糸をゆっくり引いて仕上げます。
動画:東レ公式「外掛け結び」
Bのウキはガン玉の個数ではなく総荷重で合わせる
ウキに書かれたBや3Bは、支えられるオモリの重さを合わせるための表示です。ウキ本体の重さや、釣れる深さを表す数字ではありません。BウキにBのガン玉を一つ付ければ、必ず適正な浮き方になるとも限りません。
サルカン・針・エサもウキへ荷重を掛けます。例の仕掛けはG2をサルカンのすぐ上の道糸に挟み、足元でウキの頭が海面に見えるかを確かめます。初めからぎりぎりまで沈めず、浮き方に応じて小さいガン玉を足し引きします。
Bを2個挟んでも2Bの重さにはならない
ガン玉の表示は単純な個数計算ではありません。Bは約0.55g、2Bは約0.75gなので、Bを2個付けると約1.10gになり、2Bより重くなります。Gの数字は大きいほど軽く、Bの並びと増え方が違います。
仕掛けを2点に分けて沈めたいときも、分ける前後で合計の重さを比べることが必要です。下の値は重量の目安で、メーカーや製品に差があります。実際の浮き方まで確かめてから釣りを始めます。
風は上側、ハリスの浮き上がりは途中のガン玉で抑える
風で道糸が引かれるときは、サルカンのすぐ上の道糸に荷重を掛けます。道糸の大きな糸ふけを直してもハリスが潮に押されるなら、上のガン玉を軽くし、その分をハリスの途中へ分けて付けます。
針に近い位置へ荷重を寄せると、エサ側を沈める働きが強まります。反対に、軽い荷重を上側に掛ければ、針までの部分がゆっくり沈む時間を取れます。毎回すべての位置へ追加せず、重さを保って位置を変えると、沈み方の違いを比べられます。

ウキの浮力と自重、流し方に合う形は、グレ釣りのウキの記事を参考にしてください。
ウキ下はハリスを含めた針までの長さで決める
半遊動のウキ下は、ウキが上のウキ止めで止まったときの、ウキから針までの長さです。ハリスだけを測った値ではなく、サルカンより上の道糸も含みます。魚がエサを食べる層をタナと呼び、その層へ届く長さに合わせます。
ウキ下を変えるときは、深くするならウキ止めを竿側へ、浅くするなら針側へ移動させます。からまん棒の位置を動かしても、上限のウキ止めが同じなら、設定したウキ下そのものは変わりません。
ハリス3mでウキ下4mなら道糸部分は約1m
十分な水深がある場所で、約3mのハリスを付けてウキ下を4mにするなら、サルカンからウキ止めまでを約1mにします。ハリス3mに道糸4mを足すわけではありません。測る位置を混同すると、予定より深く釣ることになります。
ただし、潮に押されて糸が斜めになれば、針の垂直な深さは設定した4mより浅くなります。この数値は組み立ての例です。海底が近い場所では深く設定せず、根に触れない範囲で魚の反応を探ります。

浅いタナを釣るならハリスも短くする
マキエに寄ったグレが浅い層でエサを拾っていても、ハリスを3m取ったままではウキ下を2mにできません。ウキ止めを下げてもサルカンより下の長さは縮まらないため、狙うウキ下より短くなるようにハリスを取り直します。
ハリス長は根ズレへの備えだけでなく、釣れる深さと仕掛けの沈み方にも関わります。浅い層へ合わせるときは、ウキ止めだけでなく針までの全長を測り直すと、狙う層より下へエサを送り込むずれを防げます。
仕掛けが伸びてからエサの残りでタナを変える

マキエが流れる筋に仕掛けを入れ、ウキから下の糸がほどけて沈む時間を取ります。すぐに道糸を強く張ると仕掛けを引き上げるので、ウキを引っ張らない程度に余分な糸ふけを取ります。
回収時は、エサの有無とハリスの絡みを一緒に点検します。絡んだ仕掛けでエサが付いたまま戻っても、タナが浅い証拠にはなりません。ウキ止めを動かす前に、針までの糸が伸びて流れたかを確かめると、調整する場所を絞れます。
エサが付いたままなら少し深く、気付かず取られるなら浅くする
絡まずに流してもエサが付いたまま戻るなら、まずウキ下を50cmほど深くします。アタリに気付かないままエサを取られるときは、反対に少し浅くし、エサを食べる層とウキの反応を合わせます。
一投だけで決めず、同じ筋へ流して数投の変化を比べます。エサ取りが先に食べている場合もあるので、エサが消えたことだけをグレの反応とは考えません。一度に変えるのはウキ下か荷重のどちらか一つにすると、効いた調整が分かります。
沈まないときは糸ふけを直し、それから荷重を増やす
ウキ止めまで糸が送られないときは、道糸が風に引かれていないか、ウキ穴の滑りやハリスの絡みに問題がないかを点検します。ここを直しても仕掛けが浮き上がるなら、ガン玉の位置を変えて沈むか試します。
必要な重さが増えてBウキでは沈んでしまう場合は、3Bなど浮力のあるウキへ替え、ガン玉も組み直します。深い場所だから一律に重くするのではなく、マキエの流れる筋へエサを送れる重さまで調整します。
絡みやウキの沈没は部品と荷重を点検する
仕掛けを変える前に、どの部分で動きが止まっているかを確かめます。ウキ止めが滑るトラブルと、オモリが重くてウキが沈むトラブルでは、直す部品が違うからです。次の表は、最初に点検する場所を絞るためのものです。
ガン玉を外した位置や結び目に白い傷、つぶれ、縮れがあれば、傷んだ部分を切って結び直します。絡みをほどいただけで再投入せず、針先とハリスまで点検してから、同じ条件で流し直します。
組んだ仕掛けをマキエと流し、アタリから取り込みへつなげる手順は、磯釣りの入門記事を参考にしてください。
半遊動を一つ作り、深さと沈み方を別々に調整する
グレのフカセ仕掛けは、ウキ止めのある半遊動を一つ組み、針まで絡まずに流せる状態から始めます。部品を通した後に糸を結び、海面にウキの頭が見える重さへ合わせれば、深さを調整する準備が整います。
ウキ下は魚が食う層、ガン玉はエサをその層へ送る沈み方を受け持ちます。仕掛けが伸びたことを確かめてからエサの残りを手掛かりにし、一つずつ条件を変えると、次に直す場所を自分で判断できます。









